26、四月二十六日 ★
こんばんは、日付またぎましたね・・・。
駿台生活二週目終了。前期はテキストもかなり基本的な問題や授業が多くて復習は非常に楽です。
いや、決して手を抜くわけではないんですが本気で頭を使って長時間使って一問を解こうみたいな勉強ではないので変にエネルギーを使わずに済みます。
ネタ切れも少々ありますので、感想でいただいた『ドラ〇ン桜』について意見文を書いていきましょうか。
(よくわからないのですがなろうで書くときは確か伏字が必要だったはず・・・著作権がどうのとか大変な時代ですからね・・・よくわかりませんが。)
現役時に僕も読みましたね。それこそ藁にも縋る思いで。だって東大入試についての情報は乏しいのが現状ですし、何をやればいいのか?、この時期はどのくらいやればいいか?、本番や模試については?などいろいろ知ることができるかなぁと思ったためです。
僕は1の方しか読んでいないのですが、結論から言うとあれでは不十分かな、と思います。
東大受験において一番大切で合格に不可欠な、『本質を理解しきる勉強』についての言及がないためです。
ちょっとした勉強の工夫とか姿勢とかの話は確かに役には立つのですが、その程度は小手先。結局東大現役合格は非常に難しく『絶対的学力』がないと確実に合格はできないのですから。
『絶対的学力』といっても、これはたとえば東大模試ではA判定上位レベルの超上位層のことを指します。
彼らはもともとのスペックに恵まれているか、超名門私立で鍛えられているか、あるいは東大特化型の塾で力をつけているかのいずれかに、少なくとも四分の三は含まれていると思います。
彼らに近づく、あるいは追い越すほどの力がなければ合格確実圏なんかに入れません。
これは負け惜しみではないのですが、東大合格者のうち、おそらくは今年の理一の入試で最低点+10点程度で合格できた人と最低点との差が20点以内で落ちた人、これらはもう一度入試を行ったらがらりと合格者の層が変わります。そこまで大きな学力差はない。このあたりは本番の運とコンディションでいくらでも変わります。これは東大に限らず受験界すべてに当てはまる事実です。
よってこの『運任せゾーン』から脱却するためには小手先の問題慣れや過去問演習、あるいはちょっとした小技なんかで足りる訳がない。脱却には本質から学びきった確かな学力が必要なのです。
その本質とは、教科書を読みこんでも足りない部分(必要十分性を保った同値変形など)も大いに存在しますし、そもそも時間も限られた受験生がじっくり教科書から定義を確認しようという心理状態でいられることの方が難しい。放っておけば受験生は問題演習のみに走りますから、本質とはどういうものかを見せつけ、至らなさを自覚させ、そして『受験における基礎』を把握させることが東大受験本には必須なのかな、と思います。
したがってあの漫画では最も大事な部分が抜け落ちているのかな、と個人的には思います。
ただの負け惜しみじゃないのは、来年僕が『運任せゾーン』に入ってしまうことも考えられるので必死で勉強しなければならない、本質を捕まえないといけない、ということですね・・・。
うーむ、ざっとこんな感じでしょうか。
明日はお休み。しっかり勉強しよう。おやすみなさいませ・・・。