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18話



目が醒めると深刻な腹の減りに気づいた。

何か無いかと辺りを探すとあの木の実が生る木を発見した。


とにかく何か食べたいと猛スピードで木を登り何個か木の実を食べ終わったとき自分の傷に気がついた。


今は湖のお陰で完全に治っているがもしあれが反対側で行われてたとしたら少しゾッとした。

これからはもっと気を引きしめなければと思いながらストレッチをし、どこか痛む所が無いか確認した。


何処も問題は無さそうだったので腰に時雨を帯刀し直し湖まで山を降りた。



湖まで戻って来て喉が渇き水を飲んだ。

そして先程の蟷螂の死体の様子を確認しようかなと思った矢先、ワォオオンと狼の遠吠えが聞こえこちらの方へ駆けてくる気配がしたので急いで山に戻った。



山へ戻り蟷螂との戦いを思い出しながら素振りをしていたが、倒した時のレベルアップ音でいくつレベルが上がったのか気になりステータスを見てみる事にした。




種族 人族

名前 波風 紅葉

職業遊び人

LV24

HP 2020

MP 520

攻撃 430

防御 610

素早さ 380

運測定不能


スキル

武術LV7 幸運LV10 鉄壁LV5 鑑定LV6 家事LV10 冷静LV7 気配察知LV3 隠密LV3 痛覚耐性LV5 精神耐性LV5 加速LV2


称号

運の女神に愛されし者

家事の鬼




「何でステータスが上がってるんだ…?」


特に今までと変わった事はしていない。変わった事と言えば食事が木の実と湖の水になったくらいだ。考えても分からないので取り敢えず置いておこう。


次にレベルだが俺がこの階層に転移させられた時はLV6だった。あの蟷螂だけで18レベルも上がった事を考えるとかなり強い魔物だった事が分かる。


たった18レベル上がっただけで?と思うかも知れないが一体でそこまで上がることは基本的に無い。魔物の強さによって経験値は変わるが大体1レベル上げるのに適正階層の魔物を50〜100体くらい倒す必要があるらしい。


なら何故最初はあんなに簡単に上がったかというとあの猪はフロアボスと呼ばれるその階層で一番強い魔物だったからだ。後は単純に最初のレベルアップだからというのもあった。



そういえばこの山の頂上までは登った事がないと思い付き今日は休んで明日登ろうと思った。







結奈視点


時は少し遡りミノタウルスに追いかけられている時まで戻る。



私達は今クラスメイトがトレインしてきたミノタウルスという魔物から逃げている。

普段から私達をチラチラ見て来て紅葉に嫌がらせをしてた人達だ。紅葉に嫌がらせする時点で大っ嫌いなのにこんな迷惑なことして来るなんてもっと嫌いになったわ!



そう思いながらチラッと後ろを走る紅葉を見ると真剣な顔をしながら逃げている。ああ、今日もカッコいいなぁ。んんっ!そうじゃなくて、紅葉は多分トレインした人達の事が誰か分からないのだろう。紅葉は基本的に私達以外の名前と顔覚えないからね…

中島みたいな害のある人は覚えているらしいけどね。



向こうでは沢山紅葉に助けられたからこっちでは私が助けてあげないと!っと紅葉の職業を聞いて内心思っていたのだがそれは二週間くらいで終わりを告げる事になった。



護衛の騎士による危ないとの声を聞き後ろに振り向くとミノタウルスが斧を振り上げてた状態でいて騎士がミノタウルスの斧の射線上から外れるように体を押した風に見えた。

紅葉が体制を崩し転び掛けるとパッと光り思わず目を瞑った。

次の瞬間目を開けた時にはミノタウルスと紅葉の姿は無くなっていた。


「紅葉は!?紅葉は何処に消えたの!?」


紅葉を突き飛ばした護衛の騎士に詰め寄った。


「申し訳ありません…私も定かでは無いのですが彼を助ける為に突き飛ばした先にトラップがあったみたいで迷宮内をランダムに転移させられてしまったと見るのが妥当かと…」


騎士は確信が持てないのか少し詰まりながら説明した。


「じゃあ紅葉はどこの階層にいるか分からないってこと!?」


「落ち着け結奈!助けようとした人に当たってんじゃねえ!紅葉の事だどうせしぶとく生きてるだろ。」


一馬にそう抑えられて頭に登っていた血が少しは冷めた。優や夏美も騎士に詰め寄り掛けていたが一馬に止められて大人しくしていた。


「ごめんなさい。頭に血が上ってたみたいで貴方に当たってしまいました。」


「いえいえ、それは宜しいのですが早く王宮に戻り捜索隊の招集をしなくてはいけません。何処の階層かは分からないのでしらみつぶしになりますが出来る限り早く捜索隊を派遣します。」


そう言った騎士と一緒に急いで王宮に戻った。

絶対に見つけ出すから少しだけ待っててね紅葉!

結奈はそう心の中で誓った。

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