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12話

だんだん少しずつ展開早めていきます。




少し休憩した後誰かが階段を発見してるかも知れないからと一旦団長の元へ戻ることにした。

道中またウサギや大きなツノが生えた素早い動きの鹿などが出たが全員で戦ったため楽に倒せた。

この階層は初心者階層なので強い魔物は出てこなかったがもう少し先に潜ると魔物によって魔法を使ったり特殊な能力を使うものが出てくるらしい。そんな話をしていたら団長の元へたどり着いた。



「皆様どうなされましたか?」


「いえ特にはないんですが時間もそれなりに経ったので誰かが階段を見つけているかも知れないと思い一旦戻ってきました。」


そう会話をしているとクラスメイトが階段を発見したようでこちらに走って報告に来た。


「団長!階段を発見しました!」


「そうですか。では行きましょう。」


そう言って団長は騎士に生徒達を集めさせ次の階層へと進んだ。

一々探索せずとも初心者階層や中級階層まではフロア毎に地図があるらしいが戦闘訓練や探索の練習とした意図があるらしく生徒達にはその情報は一切入って来ないようにされていた。




次の階層は先程より少しばかり木が生えていて林のようになっているところもある。段々と難しい地形に変わっていくようだった。



「またこちらの階層も先程と同じように動いてください。今日はこの階層の階段を見つけた時点で城に戻ります。」



生徒達はまた散らばっていった。早く終われば早く休めると言われて先程より血眼になりながら探す人が増えている。



「俺たちも行くか。」


「そうだね。けど慎重に行こうね。私が言えたことじゃないんだけどね…」


「結奈、もう気にするな。忘れないで次から気をつければいいだけの話だ。」


俺たちは少しばかり会話をしながら辺りを警戒し探索を始めた。



「でもこの迷宮って凄いよな!洞窟の中にあるのに本当に外の自然見たいだよなー。」


「まあ確かにそうだが。どういう仕組みなのかは気になるな。そこら辺も教えられてないだけで解明されてる可能性もあるんだよな。」


「あいつらなんか少し胡散臭せえよな。一応理に叶ってはいるけどそれ以外にも情報絞ったり歴史の本とか一切見せないようにして自分達の都合のいいように口頭で説明しているだけって可能性もあるしな。」


一馬は少しばかりこの国に対し疑いを持っているようだった。

あの夜の話をいつしよう、まだ明確な証拠もつかめていないんだよななど考えてたら近くの木がガサガサと揺れ動いた。



「気をつけろ。何かいるぞ。」


小声で注意をしそれの姿が見えるまで近づく事にした。

近くに寄って見るとそいつの姿がはっきり見えた。黒い毛で全身覆われていて形はチンパンジーみたいだ。しかし一部異質でその両腕だけは異様に発達しており丸太の様な太さになっている。

木の実を食べながら下に降りてきた。

優が先制攻撃を仕掛けに飛び出すとその猿もどきは驚いたようにこちらを見て優に手に持っていた木の実を投げつけた。

その発達した腕の所為なのかただ腕を振り下ろすように投げただけでビュンと鋭く木の実が飛んできた。大体140〜150キロくらい出てたのではないだろうか。

優はその速さに驚きながらもしっかりと躱し自分の間合いまで近づいて斬りかかろうとしたが猿もどきは両手を地面に叩きつけ威嚇をした。

バコンッと大きな音がなって地面が揺れ土煙が上がった。優はそんな事気にせず横薙ぎに一閃した。優が持っている武器の切れ味が良いのか単にまだ出てくる魔物が弱いのかは知らんがそのまま真っ二つになった。多分どちらも正解なのだろう。



「見てみろよこれ!こんなんで殴られたら死ねるぞ!」

そう優に言われて地面を見てみると猿もどきの拳の大きさに合わせて3、40センチ地面が沈んでいた。

「どんな筋力してんだろな。」

単純にそこに皆疑問に思ったのか色々話しながら探索に戻った。

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