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1話


俺の名前は波風紅葉。18歳の高校三年生だ。身長は175くらいで顔は普通か見る人によってはカッコいいくらいだ。家族構成は両親に俺一人だ。ごく一般的な家庭だと自称している。まあ親友や幼馴染からはかなり変わっていると言われているが…

そんなことはないと言える!ただ父が武術マニアで幼い頃から修行と言われ熊がいる山に放り込まれたり、毎日ぼこられているだけだ!

あいついつか叩きのめす…

母は割と普通だ。ただ少し天然で食事を作れば人食い生物になったり掃除をしたらそれ以上に物が壊れるだけだ!

お陰で家事全般ができるようになった…


まあそんなことは置いといて俺は運がいい。

なぜそんなことを言うかというと宝くじを買うこと5回、一等三回計九億円、二等一回一億円、三等一回五千万円、計十億五千万円だ。それだけでなく、欲しいものは大体友人や親戚がいらないからとくれたりたまたま寄った店で半額になっていたりとかなら運がいい。


そんな俺は現在飛行機の中にいる。修学旅行で沖縄に向かう途中だ。沖縄に行くのは初めてだから割と楽しみである。


まあそんな現実逃避はやめてそろそろ現実を見るとするか…

「おいおいまじかよ今までに運使いすぎたか?」


ほんの数分前のことである。


クラスメイト達は修学旅行だからとテンションが上がっておりかなり騒がしい。担任はそれを宥めるのに精一杯のようだ。

その時大きな音がして飛行機がかなり揺れた。

どうやら乗務員の説明では飛行機に何かがぶつかりエンジンが止まってしまったようだ。


「ふざけんな!!俺はまだ死にたくねえ!」

「いやだ…こんなの嘘よ…」

クラスメイトたちは乗務員に怒鳴りつけたり現実逃避している。担任は絶望した顔をして俯いてしまっている。これでは事態の収拾はつかないだろう。まあ元々つけようがないのだが…


そんな俺の隣には親友の高坂優が座りながら寝ている。相変わらず呑気なやつだが仲間思いのいいやつである。そして身長180の高身長イケメンだ。

優とは小学校からの付き合いで優のことは大体わかる。


「紅葉、なんでこんな騒がしいんだ?

煩くて眠れないよ。」


「優…寝ている場合じゃないぞ。この飛行機墜落するかもしれないってさ」


「え!まじで!じゃあ寝てた方が良かったじゃん!」


「いや、そういう問題じゃないだろ…」

俺は呆れながらそう言った。やはり優は少しズレている。そう再認識した。


飛行機が段々と下降していったその時目が焼けるほどの光に包まれて俺たちは意識を失った。




目を覚ますとそこはどこかの地下室のようだった。

あたりを見渡すとクラスメイト達は仲の良い同士固まっており壁際には紫色のローブをきた人達がいる。


「これはどんな状況だよ…?」


「お、紅葉やっと起きたか!」

そう言って優は俺の元に近づいてきた。

「優ここはどこだ?」


「いや、おれにもわからん!」

ああ、優に聞いた俺が馬鹿だった…


「紅葉!やっと起きたのね!無事でよかった!」


そう言いながら近づいてきたのは幼馴染の宮沢結奈だ。身長は160と平均に近いが顔はかなり可愛いくモテる。お陰でナンパやストーカーの被害に遭うことが多く解決するのが大変だった…


「結奈か、どこか怪我とかしてないか?」


「うん!大丈夫!ありがと!」

そう言いながら笑顔で近づいてきた。


その時ガチャという音と共に扉が開いた。


「皆様この度は召喚に応じていただきありがとうございます。私はローラ・ディスガルド。このディスガルド王国の第1王女です。」


そう言った女性は明らかにお嬢様のような格好をしていた。その隣には西洋の騎士みたいな人が立っていたので大体その通りだろう。


「はあ!?召喚!?ディスガルド!?何意味わかんねえこと言ってんだ!」

そう言って怒鳴りつけたのは不良の佐藤一馬だ。

「貴様!無礼だぞ!王女様に対しそのような態度万死に値する!」


騎士は腰に掲げてあった剣を抜き佐藤に向けながら言った。


「辞めなさい。事情も説明してませんし仕方のないことです。」


「はっ!出すぎた真似を。申し訳ございません。」


そう言って騎士は王女の少し後ろに戻った。


「皆様に何故召喚させて頂いたのかと現在のディスガルド王国が置かれている危機的状況について説明させて頂きます。」

そう言い王女は説明を始めた。



要約するとここは異世界でディスガルド王国と周辺国は魔物の被害に脅かされていて、その頂点に立つ魔王と呼ばれるものを討伐してほしいとのことだった。


「あの王女様、そんな簡単に言われましても私たち戦ったことなどないし戦える力もないんですが…」

恐る恐るクラスメイトは言った。


「ええ知っています。ですが召喚の際に神から皆様に向けて強力なスキル、そしてステータスの強化がされていることでしょう。」


「スキル?ステータス?」

疑問そうな顔をした人もいれば俺の時代来たーと叫んでるやつもいる。


「ステータスやスキルは自身のことを把握したいと思いながらステータスオープンと唱えれば見ることが可能です。」


「す、ステータスオープン!」

皆が一同に自分のステータスを確認し始めた。


「さあ、俺もやって見るか。ステータスオープン」






種族 人族

名前 波風 紅葉

職業遊び人

LV1

HP2000

MP500

攻撃400

防御600

素早さ350

運測定不能


スキル

武術LV7 幸運LV10 鉄壁LV5 鑑定LV6 家事LV10 冷静LV7


称号

運の女神に愛されし者

家事の鬼




「色々ツッコミたいが、遊び人てなんだよ!測定不能って!」

ふぅ少しテンションがおかしくなってしまった…

いややはり俺の運の良さはおかしいようだ。



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