表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の私による私の為の家作り  作者: おーざっくん
8/23

第七話 シーナ転職します


「っよし!」

「今日は宿題も終わらせたし、やらないといけない事はない!」

 早速CWOにログインしよう。

 今日は転職してやるのだー。



――――――――――――――――――――




 はえー

 ここが冒険者ギルド本部(ハローワーク)かー。

 目の前には石造りの大きな建物がそびえ立っている。

 大きさ的には学校の体育館程度かな?

「シイナちゃんあほづらぁwww」

「え?!そんな顔してた?」

 フィールちゃんが容赦なく突っ込んでくる。


 授業中に色々と考えたあげく戦士にしようと思った私はめぐっちに転職方法を聞いたのである。

「チュートリアルをぉ聞いてなかったのぉ?」

 と突っ込まれたが。

「聞いてなかったんじゃないの!聞き流してたの!」

 と言ったら苦笑いされた。

 うん、女の子の笑顔はいいものだ、かわいい。


 いずれかのジョブに就くにはこの冒険者ギルド本部でクエストを達成する必要があるらしい。

 といってもたいしたことは無いと言ってたので私でも大丈夫だろう。

「そういやさ、フィールちゃん」

「なーにぃ?」

「ココが本部ってことは、支部もどこかにあるの?」

「ないよぉ」

 ないんだ……

「今はぁ無いだけでぇその内出来るかもぉ知れないけどねぇ」

「今後の活躍に乞う御期待って感じかな?」

「そんだねぇ」

「よし!じゃぁ行ってくる」

「逝ってら~ ノシ」

 こうして私は戦士へ第一歩を踏み出したのである……



――――――――――――――――――――



 踏み出したはずなのである……


「なんでゲームの中でまでテストやらなきゃいけないのよー」ぷんぷん

 属性の相性問題はいいよチュートリアルを覚えてたし慣れないうちは大事な要素だろうし

 でも算数とか必要なの?

 "ポーション(中)2個と、ポーション(下)3個を道具屋から購入するといくら掛かりますか?"

 とか戦士に要らないじゃん、そんなものは商人の転職問題にすればいいんだよ。

 責任者出て来い。


 しかもこの転職試験会場、ウィスパーが使えない。

 カンニングが許されないのだ。

 メンドクサイ。


 もうこうなったら一度失敗してもいいから答え調べてもう一回受けようかなー。

 うん、そうしよう。

 そっちの方がきっと早い。

 努力を否定したりはしないけど無駄な労力は必要ないもんね。

 そうと決まれば善は急げだ。



――――――――――――――――――――



 ……………… 


 "ポーション(上)1個と、リフレッシュポーション2個を道具屋から購入するといくら掛かりますか?"


 フ ザ ケ ル ナ !



 2回目の転職失敗から戻ってみると。

 フィールちゃんがゲラゲラ笑いながら3種類くらいパターンがあることをカミングアウトしてきた

 こんちくせう。


 結局は後から来たのであろうヴァルゾフさん(師匠)に回答を教えてもらい3回目にしてようやく転職したのであった。


 あー疲れた。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ