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私の私による私の為の家作り  作者: おーざっくん
1/23

第壱話 VRMMOへダイブオン!


静華しずかお誕生日おめでとう」

「パパ、ママ、ありがとう」


 ようやくである。

 私こと椎名静華しいなしずかがいまセッティングしてるのは最近クラスで話題になってるVRMMO “CRAFTクラフト WORKSワークス ONLINEオンライン” 通称CWOと呼ばれるフルダイブ技術を利用したオンラインゲーム。

 友達のめぐっちこと桃山恵美ももやまめぐみも遊んでるというVRMMOを両親に買ってもらった。


 元々クラス内では人が少なくて軽くて狩場も競合しないから遊びやすいということでたまに話題になってたのは知ってた。

 サービス開始から1年らしいが大丈夫かそのゲーム?

 ただVRダイブギアは疎かパソコンすら持ってない私には関係無い話しだと思ってたのでスルーしていたのだ。

 ところがパパが先月こんな事を言い出した。


「静華も十三歳になる事だしパソコンも欲しいだろう、誕生日にどうだ?」


 渡りに船とはこの事か(尤もパソコン事が無ければプレイしたいとも思わなかっただろうけどさ)さっそく友達もあそんでるゲームがあるからVRダイブギアとゲームソフトも欲しいと両親に掛け合ってみたらすんなり了解をもらった次第である。

 そんなわけで今私は機材の設定も終えてさっそくゲームをプレイしようと思ってる訳である。


 フルダイブ技術を利用するこのゲームは一時的に肉体と脳内反応を切り離すVRダイブギアというものを利用する。

 実際の体に何らかの異常が発生した場合は強制ログアウトになるとはいえいきなりゲームを中断されるのも嫌なのでトイレや部屋のエアコンの調整は予め済ませておく。


 今日CWOを遊ぶことはめぐっちにも伝えてあるので既にゲーム内に居てくれてるはずである。

「たしか、フィール……だっけ?」

 そんな名前だったはずである。

 ちなみに私はメイヤーという名前にしようと思っている。

「ログインしたらぁフィールにウィスちょーだい」

 とかめぐっちに言われたけどウィスってなんだろう……

「ま、最初にチュートリアルがあるらしいしなんとかなるよね」

 行き当たりばったりである。



「さて……と……」

 ゲームは起動済み――VRダイブギアもセットした

「ダイブオン!」

 意識が一瞬暗転する。


――――――――――――――――――――


『……ヤーネームを登録して下さい』

(名前……?)

 電子音っぽい音声が流れる。

「えーと椎名しいな…………しず」

『プレイヤーネーム(シーナ)登録しました』

(………………は?)

『シーナ様、クラフトワークスオンラインへようこそ』

「え…………」

「えええええええええええええええええええええ!!!!!!」

 どうやら本名(名字だけど)をプレイヤーネームにしてしまったらしい。



第一話~第三話までの話数の漢数字を一二三から壱弐参に変更させて頂きました


現在掲載済の内容(第一話~第九話まで)の一部の記号や数字等の表現を修正させて頂きました


平成三十年七月十八日


第一話~第拾五話までの句読点を修正しました

ルビの表記揺れを修正しました


平成三十年七月二十六日

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