名付け 進化
とりあえず、立たせて見た。
「ふっふっふっふ……」
なんか笑い始めたぞ。
なんかめちゃくちゃめんどくさい事になりそうだな。
「余の名は、シュラ・リデュールである!!」
「わかりましたお引き取り下さい。」
よし、帰れ。
「なんで!」
「そちらこそなんでここに来たんですか?」
「お前が面白そうだから!」
「そうですか。で?」
「私も混ぜろ!!」
「嫌です。」
「なんで!!」
「面倒くさそうだからです。」
「めんどくない!!」
「怪しいし」
「ぐぬぬ…」
なんだこいつ。いきなり現れて仲間に入れろとか、怪しすぎる。
それより、絶対めんどいことになる。
ていうか、すでにめんどくさい。
早く帰ってくれないかな。
「お前の名前はなんだ!!」
「カミエです。」
「お前は名前はないのか。」
「だからカミエです。」
「それは自分で名付けたのだろう。」
「はぁ。それが問題でも?」
「自分で名前は付けれないぞ。」
なんだと?自分で名付けても正式な名前にはならないの。
えー、どうしよう。そう思っていたら、シュラが思いもよらぬ行動に出た。
「私がお前に名付けをしてやろう!お前の名は、シュト・リデュールだ!!」
俺に名付けをしやがった。しかも、名前を変えて。
「おい、戻せ!」
「1回名付けをしたら、名前を変えることはできんぞ?名付けをした者が死んでいたら別だが。」
おいおい、お前なにしてくれてんだよ。
それ、俺のこれからの人生に関わること…でもないか。どうせ俺を知ってる奴なんか少ししかいないし。
あれ、なんか悲しい。
『個体名 シュラ・リデュールによる名付けを確認しました。進化を行います・・・・・・成功しました。個体名 シュト・リデュールは、上位粘性固体生物に進化しました。これにより、スキル、捕食 分解が消滅し、スキル、捕食 分解 擬態と、スキル、スキル作成を取得しました。続いて、スキル、叡智人の成長を行います・・・・・・成功しました。スキル、叡智人の演算速十倍が、演算速度五十倍に成長しました。続いて、スキル、解析の取得を試みます・・・・・成功しました。スキル、叡智人と解析を媒介として、叡智人を成長させました。これにより、叡智人の演算速度五十倍を、演算速度三百倍に成長しました。続いて、、シュラ・リデュールとの回廊を接続します。……完了しました。これにより、シュラ・リデュールとシュト・リデュールとの、魂通話を作成しました。続いて、進化特典により、スキルをランダムに取得します。スキル、暴食を取得しました。スキル、暴食之罪の下位互換を取得。これにより、スキル、箱を習得しました。続いて、魔素、魔力の内容量が上昇しました。称号、暴食の赤子を獲得しました。進化による変更点は、種族が……………』
は?ちょっと意味がわからない。
変更点が今も確認されているけど、そんなのはどうでもいい。
俺、強くなりすぎじゃね?
なんか、七大罪系のスキルの下位互換というのをを手に入れてるし。ちょっと後で確認してみよう。
「よし!では、私は忙しいので、また来るぞ!その時は、またよろしくな!ではさらばだ!!」
「もう来んなよ!」
やっと居なくなってくれた。あんなのがずっといたら死んでしまう。
よし、思い立ったが吉日だ。いまから落ち着ける場所を見つけに行こう。
「ロブリク!マリク!すこし出かけてくるから、村は任せた!」
「「「「了解しました!」」」」
何故か村にいる者全員が返事をしてきた。良いことだ。これで落ち着いて確認ができる。よし、出発だ〜
この時、俺は油断していた。進化をしたことで、もう危険はないと思っていた。
ドゴォ!
そんな音がなりそうな衝撃が、後ろから伝わった。
なにかが俺にぶつかったようだ。
あぶねぇな、俺がスライムじゃなかったらどうなってたか。
そう思い、後ろを確認しようとしたら、ある事に気づいた。
前には、俺が落ちた、穴があった!
当然、俺は衝撃で、強制的に前に進むことになり、穴に落ちたのであった。
ウワアアァァァァ!!!
怖!目が見える時に落ちたらめっちゃ怖かった。
数秒もしないうちに、地面に叩きつけられた。
痛みはないが、すげぇ怖い。
そう思っていて、前を見たら洞窟があった。
これは運命の導きだ!
これは丁度いい場所を見つけた。ここでスキルの確認をしよう。
「こ、ここは?俺は助かったのか?」
忘れてた。衝撃の犯人を問い詰めなければならない。
「うわ!スライムか!?」
なんか言われた。俺のことか?てか、こいつ人間か。とりあえず事情を聞いてみよう。
「やあ。初めまして。俺の名前は、シュト・リデュール。一体何があったんだ?」
「スライムが喋った!?いや、それよりも、俺はどうして助かったんだ?ここに落ちた時は、もうダメだと思ったのに。」
「それは俺を下敷きにしたからだよ。俺は物理無効を持っているからな。それより、なんでお前は俺にはぶつかってきたんだ?」
「それは、俺が襲われていたからだ。人狼に穴に投げつけられて、その時偶然、お前に当たったんだ。」
「ふーん、まあいいや。お前の仲間はどこだ?つれてってやるよ。」
「それは本当か!?」
「ああ。それよりもお前の名前はなんだ?」
「すまない。俺の名前は、リドルだ。」
この人ばか?なんでそんなにスライムを信じるんだろうか。
まあ、どうせここから出られなくて死ぬだけだし、信じるしかないか。
スキルの確認をしたかったけど、ここで人間に恩を売る方が良さそう。
そして、俺はリドルを担いで、穴を登った。
このごろ小説を読んでいて、よく投稿を忘れちゃって、それで遅れました。すみませんでした!こんなゴミみたいな小説ですが、よろしくお願いします!