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リブート・オリジン  作者: とも
ウェーブ2:自然と風の共和
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59 ウェーブ2突破

 ボスにとどめの一撃が入る。

 魔法が炸裂した瞬間、ボスのHPバーが勢い良く減り、ゼロになった。

 次の瞬間、ボス特有の消滅エフェクトとともにボスが消滅する。

 

 「なんだこれ!?」


 僕は叫んでいた。

 水面が下がっている。

 部屋の水が抜けているのだ。

 完全に水が抜けきった後、部屋の中央にワープホールが出現する。

 ウェーブ3へ通じる扉だ。

 

 「やったぞ…………」


 もう叫ぶ気力すらなかった。

 魔法の過度使用による脱力が起こり始めたのだ。

 全員が床に横たわる。

 僕も意識を手放した。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 「さあ、次へ行こう」


 僕は起き上がるとミリルに言った。

 どうやら僕達が最初に起き上がったようで、周りには攻略に参加したプレイヤー達がぐっすりと眠っている。

 そういえば、服も濡れている。後で乾かしておかなければ。

 

 「行きましょう」


 ミリルが話し掛けてくる。

 服が透けそうになっている。

 僕にとっては目の毒でしかない。

 

 「乾かしておいてくれ」


 僕が言うと、ミリルはいきなり服に手を当てた。

 その瞬間、服が乾いた。

 僕には理解できなかった。魔法ではあろうが、どんな魔法を使ったのか。


 「炎魔法で乾かしました」


 そのときは何を言っているのか分からなかった。

 後に知ったことだが、ミリルは炎魔法の魔力元素を放出して加熱していたらしい。


 「行こうか」


 寝ているプレイヤー達を邪魔しないように通り、ワープホールに飛び込む。

 そして見えたのは、ウェーブ1でも見た壁画。


 「海……………」


 壁画には海が描かれている。

 広大な海と、魚。

 今回は湖との事でボスも魚だったが、次も魚のようだ。

 もしかしたら、海竜といった海のモンスターかもしれないが。


 「行こうか」


 壁画を見つめていたミリルに声を掛ける。


 「あっ、はい」


 ミリルも急いで近寄ってくる。

 僕達はウェーブ3の門を開いた。

 日差しが差し込んでくる。

 思わず目を押さえた。

 手を離すと、飛び込んできたのは一面の大空だった。

 扉を潜ると、はるか下に海が見える。

 どうやら、崖の角に出ていたようだ。

 

 「あっ、あれは…………」


 ミリルが指を指す。

 そこには、岩が階段を形作っている。

 そして、その向こうには町エリア。

 どうやらウェーブ3も、ウェーブ2と同じようにフィールド形式であるようだ。

 僕達は走り始めた。

 少し離れた岩の階段に向かって走り、階段を慎重に降りる。

 いくら強化された体といえど、この高さから落ちれば死んでしまうだろう。

 断崖絶壁。その言葉が一番似合う崖を慎重に降りる。

 下は砂浜。僕達は降り立った。

 

 「さあ、行きましょう」


 ミリルが目の前に見える町に向かって走り出す。

 僕もそれを追いかけた。

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