表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リブート・オリジン  作者: とも
ウェーブ2:自然と風の共和
51/73

49 帰路

 病院を出た。

 後少しでミリルが帰ってくる。そう思うと嬉しかった。

 久し振りに僕は家に帰ろうと思っていた。

 実際は3日も経っていないのだが僕はまるで一年の月日が流れていたように感じた。


 「着信音………?」


 フェイムの転移ゲートへ向かう途中でいきなり着信音が鳴った。

 携帯から出ている音だった。

 僕はスマホを取り出した。発信者はラベル。

 

 「聞いたぞ。ミリルさん、目覚めたらしいな」

 「ああ。本当に良かった」

 「で?用件はなんだ。これだけを言うためではないだろう」

 「ああ。本件に移ろう。それよりも、路地裏に向かってくれないか」

 「路地裏?何故だ」

 「出来れば、聞かれたくない」


 僕は言われたように路地裏に向かった。

 壁を背にして再びスマホを取る。


 「さて、何だ?」

 「お前が倒した、あの男だが…………」

 「我々のチームで解剖させて貰う事にした」


 Hnrに解剖出来る設備なんてあったのか?

 僕はこれまで何度かHnrのギルドへ行っているが解剖が出来る部屋はなかった筈だ。


 「ああ、言ってなかったな。俺達とMgkは、共同攻略をすることにしたんだ」

 「待てよ……対立してなかったか?」

 「俺達は、もう和解してるぞ。今は、競い合う形で攻略してる」

 「和解なのか、それは………?」

 「いいじゃないか!」

 「で、どうしたんだ?」

 「いや、お前なら何か知ってるかなと」

 「知らないよ………ローレウスの方が知ってるでしょ」

 「………そうだな」


 ラベルも今日は気が抜けてたみたいだ。そういえば、酒飲んでたな。酔ってるのかもしれない。


 「別に俺は酔ってないぞ?」

 「そうか」

 「解毒魔法、アルコールも分解出来たんだな………」


 知らなかった。解毒魔法と言えば、序盤は使えるけど後半は状態異常無効の装備で防げるから要らなくなる魔法だが、そんな使い道が有ったとは。


 「そういえば、デュエル大会はどうなった?」

 「いや………今回の件で、延期だ」

 「延期か………ある意味、良かったのかもな」

 「ああ、レベルか」

 「僕、さっきから路地裏にいるが、どうしてここに来る必要がある?」

 「聞かれたくないんだ。皆には、あの男の事を暴動を起こしたプレイヤーだと言ったからな」

 「つまり、あの男の事を詳しく話していない?」

 「ああ。時間が無かったからな」

 「本当は、突入する気だったんだがな」


 そうか。そういえば、ラベル達はあの男の存在を知らなかったな。そこに僕が出てきて、突入は取り下げられた訳か。


 「さて、そろそろ切るぞ」

 「ああ、じゃあな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ