33 大会参加決定
「勝てないよな……」
「レベル、倍以上は確実だよな……」
いきなり諦めムードに入ってしまった会議。
攻略集団で一番レベルが高いのは、新しく入ってきたレベル200万台のプレイヤーを除けば僕が一番高い。
その僕でもレベル170万である。ランキングを見れば、マスターJなるプレイヤー達のレベルが分かる。先程タブレットでランキングにアクセスして、52位のデータを開く。
それを皆に見せる。その途端、全員が諦めたような気がした。
《レベル:3億2000万》
二倍どころでは無かった。約200倍。簡単に言えば、僕達が200人集まってようやく互角。いや、まず攻撃が通らなければ何人いても勝てない。
「3億……有り得ん」
カインが一瞬黙り込む。だが、次の瞬間いきなり激昂した。
「ふざけんじゃねえ!!三億だと!?勝てるわけねえじゃねえか!!」
「落ち着け!今怒ってもしょうがない」
カインをラベルが止め、落ち着けさせる。
「三億か……」
ローレウスが考え始める。
「念のため、2位も見せてくれ」
タブレットで二位を開く。一位も開いて見たが、全部非表示だった。
《レベル:138億8700万》
「おい……更に四十倍かよ……」
「僕達で換算すれば8000倍か」
「勝ち目は無い……」
「暗殺ならまだしも、デュエルではステータス的に劣っている。やはり段違いの強さか」
スキルまでは表示されていないが、恐らくスキルも僕達を軽く越えているだろう。
スキルには、通常スキルと上位スキルがある。片手剣、小型銃等のスキルは武器スキルと呼ばれ、通常スキルだ。ただし、上位スキルである二刀流等も存在するが。
「もう終わりだ!これを続ける理由は無い。デュエル大会の話も終わりだ!」
ラベルが終わらせようとする。
「待て、ラベル。マスターJと話を付ければこちらの仲間に引き込めるかもしれない」
「やってみる価値はあるかもしれんな……しかも、参加者全員に特典も有るらしいからな」
「誰が出る?強い奴の方が良いだろう」
「全員で良くね?」
「……よし」
「良いのかよ……」
それからは大変だった。
全員にメールを送り、許可も取り、大会の受け付けも済ませた。
「やっと終わりか……」
「ほとんど全員出ることになったな」
「で、いつ大会だ?」
「一週間後だ」
「レベル上げするか……」
「またネームドドラゴン乱獲か?」
「いや、フィールドを進める」
「なら、俺達も加わろう。レベル上げにも参加できるしな」
「では、解散!」
「もう議題無いのかよ……」




