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リブート・オリジン  作者: とも
ウェーブ2:自然と風の共和
35/73

33 大会参加決定

 「勝てないよな……」

 「レベル、倍以上は確実だよな……」


 いきなり諦めムードに入ってしまった会議。

 攻略集団で一番レベルが高いのは、新しく入ってきたレベル200万台のプレイヤーを除けば僕が一番高い。

 その僕でもレベル170万である。ランキングを見れば、マスターJなるプレイヤー達のレベルが分かる。先程タブレットでランキングにアクセスして、52位のデータを開く。

 それを皆に見せる。その途端、全員が諦めたような気がした。


 《レベル:3億2000万》


 二倍どころでは無かった。約200倍。簡単に言えば、僕達が200人集まってようやく互角。いや、まず攻撃が通らなければ何人いても勝てない。


 「3億……有り得ん」


 カインが一瞬黙り込む。だが、次の瞬間いきなり激昂した。


 「ふざけんじゃねえ!!三億だと!?勝てるわけねえじゃねえか!!」

 「落ち着け!今怒ってもしょうがない」


 カインをラベルが止め、落ち着けさせる。

 

 「三億か……」


 ローレウスが考え始める。

 

 「念のため、2位も見せてくれ」


 タブレットで二位を開く。一位も開いて見たが、全部非表示だった。

 

 《レベル:138億8700万》


 「おい……更に四十倍かよ……」

 「僕達で換算すれば8000倍か」

 「勝ち目は無い……」

 「暗殺ならまだしも、デュエルではステータス的に劣っている。やはり段違いの強さか」


 スキルまでは表示されていないが、恐らくスキルも僕達を軽く越えているだろう。

 スキルには、通常スキルと上位スキルがある。片手剣、小型銃等のスキルは武器スキルと呼ばれ、通常スキルだ。ただし、上位スキルである二刀流等も存在するが。


 「もう終わりだ!これを続ける理由は無い。デュエル大会の話も終わりだ!」


ラベルが終わらせようとする。

 

 「待て、ラベル。マスターJと話を付ければこちらの仲間に引き込めるかもしれない」

 「やってみる価値はあるかもしれんな……しかも、参加者全員に特典も有るらしいからな」

 「誰が出る?強い奴の方が良いだろう」

 「全員で良くね?」

 「……よし」

 「良いのかよ……」


 それからは大変だった。

 全員にメールを送り、許可も取り、大会の受け付けも済ませた。


 「やっと終わりか……」

 「ほとんど全員出ることになったな」

 「で、いつ大会だ?」

 「一週間後だ」

 「レベル上げするか……」

 「またネームドドラゴン乱獲か?」

 「いや、フィールドを進める」

 「なら、俺達も加わろう。レベル上げにも参加できるしな」

 「では、解散!」

 「もう議題無いのかよ……」

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