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リブート・オリジン  作者: とも
ウェーブ1:暗き迷宮
24/73

22 覚悟

 暗い迷宮の祭壇が、ここのランクアップに必要な場所だ。

 今、僕達はそこに足を踏み入れている。


 「ここだ」

 「不気味ですね……」

 「祭壇なんてそんな物さ」


 祭壇の部屋に入ろうとしたとき、僕は視線を感じた。

 誰かが見ている?


 「伏せろ!」

 「は、はい!」


 僕達が伏せたその場所をナイフが貫いた。

 そして壁にガリッと音を立ててめり込む。

 

 「まさか避けられるとはなぁ」

 

 暗い祭壇に男の声が響く。


 「出てこい!」

 「……ここだ」


 突如地面から溶けるように男が姿を現す。

 奴は……まさか、あのナイフ男!

 

 「久し振りだな」

 「お前か」

 「そうさ!昔お前にやられた俺は、今ここで復讐する!」


 かつて僕はこの男に襲われたとき麻酔銃で無力化した。

 男が言うように復讐しに来たか。それにしても、偶然ではあるがわざわざここで待ち伏せしていたのか?

 スキルも強くなっているだろうしミリルは危険だろう。

 

 「ミリル逃げろ!」

 「は、はい!」

 「させるかよ!」


 そう言って男が七本のナイフをミリルに向かって投げてくる。


 「悪いな。ミリルには手出しさせない」

 

 僕は剣でナイフを弾く。

 

 「そこで隠れてろ」


 僕はそう言い残して剣を二本取り出した。

 スキル二刀流。ここで使うのがこの世界では初めてだ。

 いくら戦技が使えなくともスキルの効果で知識を得ている。

 上級スキルの二刀流は、男の使うナイフスキルよりは強い。

 レベル差があろうと押しきれるだろう。


 「行くぞ」


 僕は斬りかかる。

 右、左。

 垂直斬りからの両断。


 「クソッ!」


 流石にキャンサーの攻撃には耐えれないようで男が受け止めてキャンサーと衝突したナイフが砕け散る。

 そのまま斬り続ける。

 覚悟はもう決めた。悪であれば殺す事もする。

 首に剣の刃が飛んでいく。

 

 「ギャーッ!」


 悲鳴と共に男の首が跳んだ。

 血が吹き飛ぶ。

 僕はリフレッシュのスキルで血を洗い流した。

 死体はダンジョンに吸収されたようだ。


 「終わったぞ」

 「すいません、私のせいで……」

 「良いんだ」

 「さて、ランクアップしようか」

 「その祭壇に立って」


 ミリルが言われるままに立つ。

 その途端ミリルを光が包み消えた。


 「え、終わりですか」

 「ああ、そうだけど」

 「早すぎませんか」

 「気にするな」

 「あっ、クラスチェンジ出来るようです」

 「したら良いよ」

 「えっと……聖女、ですね」

 「聖女か。クラスは何にしてたんだい?」

 「神官と、剣聖です」

 「なら、正常進化かな……実は、聖女なんてクラスは確認されていないんだ」

 「えっ」

 「まあ、良いと思うよ」

 「じゃあ、やりますね」


 再び同じ光が包む。


 「終わりましたよ、次リクさんやって下さい」

 「ああ」


 祭壇に立ってクラスチェンジを確認する。

 深淵の孤独者、のクラスチェンジが出来るようだ。

 このクラス、意味不明だ。

 剣聖とスナイパーの複合だろうか。

 上級クラス同士の複合は珍しい。

 僕は躊躇わずにクラスチェンジした。

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