フィリア・ジャンヌダルク
私は技巧整備士。フィリア。
フィリア・ジャンヌダルク。女性。第六国家ラザンノーチスを代表する闘技士トァザの専属技師をしている。
今日の『円卓』で行われる戦争の発端は先日に届いた通達だ。
以下に、届けられた通達の内容を公開する。
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【第六国家ラザンノーチス連合国より通達】
第六国家ラザンノーチス連合国
技巧整備士国家資格所有者
フィリア・ジャンヌダルクに通達
我が国ラザンノーチスは第八国家ラバニスとの協議を行い、明日『円卓』にて戦争突入する。よって、ラザンノーチス代表闘技士 《トァザ》 を行使し、第八国家ラバニスとの戦争に応じる事となった。
国家保有単機最大戦力である闘技士及びその技巧整備士である 《フィリア・ジャンヌダルク》 は、この戦争による闘技士トァザの行使に技術的協力とラザンノーチス連合国の勝利のために、『円卓』に来られたし。
この要請に応じない場合、技巧整備士国家資格剥奪。並びに反逆罪として強制的にその身柄を拘束する。
ラザンノーチス連合国総司令部
総帥 ガストー=ソル・ホーエンハイム
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……もとより国家のために存在し、地位と名声と権力の上に生きて行けたのも、私が国一番の技巧整備士――単機最大戦力であるトァザの唯一の整備士――だからだ。
戦争が始まれば駆り出され戦わされる。いや、戦わされるというのは横暴か、そのために私たちがいるのだから。
私はトァザとともに上り詰めてきた。そして国を背負って立つ戦士だ。率先して戦場に躍り出るのが、技巧整備士と闘技士なのだ。
私は迷う余地もなく『円卓』への招集に応じた。




