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6月は愁。  作者: かなた
1/3

6月4日

病に伏した彼女の死を嘆く青年の詩。

自らの死を悟った彼女が部屋に刺した

花は…


ルーゲルダが一本枯れた。

君の好きな花だった。

僕は君がこの部屋から

消えて、それに一度も

水を与えなかった。

ルーゲルダの花言葉を知った。

君はこうなることを知っていた。

君は昨日死んだ。

君は自分が死ねば僕の愛は薄れる

そう思いこの花を刺したのだ。

僕はその口もなく、

最早生きてすらない

それに水を与えた。

馬鹿だなあ、僕は、、

いや、よそう、

君を悲しませるだけだ。


窓の外では土砂降りの雨。

そうだな。この雨が止んだら。

向日葵が咲く季節になったら。




君に会いに行こうと思うんだ。






6月の雨は僕の涙なんて

綺麗に洗い流してしまう。








6月は愁。ーーより

楽しんで頂けたら幸いです(^_^;)

ルーゲルダには

”薄れゆく愛”と云う花言葉があります。


向日葵には…おっとこれ以上は野暮ですね。

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