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「ありがとう。立川君がいなかったら、大変な事になってた。」


感謝の意味を込めて頭を深々と下げる。


「気にするな。困った事があったらお互い様だろ?」

「気にするよ!!今日は、部活じゃなかったの?」

「今日は土曜日だろ?家に一度戻っても部活に間に合うんだ。」

「どのくらいかかるの?」

「10分ぐらいだな。走ったら5分ぐらいになる。」

「近いんだ。いいね!」

「そういう、中島はどのくらいだ?」

「1時間ぐらいかな。」

「結構、遠いな。」

驚いたらしく、立川少年は思わず立ち止まったらしい。

「私の場合、図書館目的で登校してるようなもんだからね。・・・・動機が不純かな?」

大抵の人は、思わず笑うので立川少年も同じように笑うのかと思った。


「いいんじゃないか?俺も野球が目的で登校してるようなもんだ。・・・動機が不純か?」


悪戯ぽく笑いながら立川少年が答えた。


「不純じゃないよ。・・・・ありがとう。」

「どういたしまして。んじゃ、俺はここで。」

立川少年が走って帰るのを見送りながら、私も帰路に着いた。


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