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中島努の独白

突然だが、俺には妹がいる。髪がショートのせいか、はたまた趣味のせいか男に間違われる時もあるが間違いなく妹である。

小さい頃は、近所の奴らと一緒に野球に加わっていたが大きくなっていくにつれて観戦する方に移っていった。

一度心配になって、観戦していて楽しいか聞いた事があった。

妹は、目をキラキラさせながら「うん!!楽しい!!」って言ってたっけ。

なんか、そんな表情が見たくて、野球により力を入れた気がする。

そんな話を親友に言ったら、「会わせろ。」って言われたが会わせるつもりはない。

会わせたら、面倒くさい事に巻き込まれるの目に見えてるしな。

そんな妹が、一緒に野球中継を観ていた時ある事について聞いてきた。

「オリエンテーション」である。そこまでは、特に問題はなかった。問題は、俺が「カレーの作り方」について聞いたあとだ。

すごい自信満々だった顔が自信なさげな顔に変わっていったからだ。

俺は、思わず顔を覗き込んでしまった。そして、しばらく、間を空けて放たれた台詞に驚いた。それと、同時に、えらく女子人気がある親友と同じグループになり、親しくなろうとした女子が作った危険物(あんなのカレーとは認めない。)を食べる羽目なり、しばらく、腹痛になった悪夢を思い出した。

俺は、条件反射的に中継を切り、過去のオリエンテーションについて説明を始めた。

中継を切られた事で不満顔だった妹も、俺の真面目な顔をみて冗談ではないと思ったんだろう。母さんに料理を習う事にしたらしい。


(やったぞ!!後輩よ、安心してオリエンテーションに行け。)

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