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プロローグ

少女は、空を飛ぶ方法を知らなかった。鳥籠の中の世界だけが、彼女の全てだった。狭い狭い籠の中、少女は願う。いつか、大空に羽ばたけることを。大切な人に、 もう一度出逢えることをーーー 。



青年は、生きることに飽きていた、戯けて自分を偽ることに、疑問すら覚えないくらいに。暗く明るい街の中、青年は偽り続ける。優しさなんて要らないと。自分に愛なんて必要ないのだとーーー。






拝啓

貴方は、あの日のことを覚えてる?部屋に篭りきりで雪の冷たさも知らなかった私に、両手一杯の雪を持ってきてくれたあの日のことを。今年から私、一人暮らしをすることになったの。今なら、貴方と約束したお花畑、一緒に見に行けるかな。............なんてね。もう12年も前のこと、貴方は覚えてないか。けど、もし貴方が私のこと覚えていてくれたなら。

今度こそお花畑、一緒に行こう?

3/10 名前も知らない貴方へ

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