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魔力ゼロから始まる異世界転生  作者: あした


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8/14

中学校二日目

翌日。


すっかり疲れた俺は、不満たらたらで友人に会った。


「よお。...どうしたんだよ。」


「いや、それが...」


と、俺は昨日のことを話す。


「お前、一年前に一度それやって反省したって言ってなかったっけ?笑。」


といつものように笑ってくれた。


「それに、最近お前の中で新しい風が吹いているのかよ。笑。『神の頂』三周したって言ってたじゃないか。」


「それは、な。記憶にはあるんだけど、なんだか最近色々なものをやりたくなってね。そのPRGでクリア時間、世界で四位に入ったぜ。」


誇らしげに、元最強魔法使いであった影が微塵もないゲーム中毒ひかるは、笑った。


「え、お前。ガチかよ。昨日学校帰ってから何時間やってたんだ?」


「え、大体五時間ぶっ続け。」


「え、すご。それでクリアできたのか。世界で四位に入ったのは納得だ。えぇ。ひかるにそんな才能が...」


ひかるは、切るのを忘れていて、母に邪魔されなければ、世界で二位に入れたことは黙っておく。


(あの、エンディングで終わりを押すのを忘れたんだよなぁ。)


未練たらたらで、ひかるは心の中でため息をつく。


ちなみに、あちらの世界では、反射力がとても重要なため、敵が来たらすぐに反応できるように、元最強創造魔法使いにとっては、慣れていた。


また、アイテムの組み合わせや、魔法なども、彼は生涯何千人と戦っていたため、慣れていたのだ。


そして、そんな話をしているうちに、学校へ着いた。


二年間の記憶がある学校の階段を上り、2-Bと書いてある祐介の教室に入る。


そうすると、男子たちが異様な熱気に包まれていた。


「どうしたんだろ?もしかしてひかるが原因かな?笑。」


「かもな。」


そうして、輪の中にはいっていく。


そうすると、案の定、その話題で持ちきりだった。


「おい、あの今話題のPRGで、あたまおかしい四位が現れたってよ。ユーザー名は『Light』だってよ。」


「それな。それに、リプレイ見ると最後に『終わる』を押さずに、三十分も放置しているっていうあたまおかしい放置プレイ。笑。」


「その三十分がなかったら、不動の一位の『くろくろきんぐ』はともかく、ここ一年は動かなかった『走れ治癒魔法』が三位に落ちるかもだったんだぜ。」


「ほんと、もったいねぇ。誰だよ、あれやったの。」


俺だよ、とひかるは思った。


ただ、口にしたら絶対に騒ぎになるのでやめておく。


ひかるでなかったら、騒ぎになったらどうなるかに興味があったかもだが、ひかるという記憶が組み合わさっているのだ。そんなことはしない。


祐介がじろっとこちらを見て、どうしてくれてるんだよ、と視線で訴えかけてくるが、無視、だ。


キーンコーンカーンコーン。


「本当に、文句言うなら俺の母に言いやがれ。」


俺は、目を細める祐介にだけ聞こえるように言った。


けっ。


元最強創造魔法使いは、負け惜しみを残して、2-Aの教室に颯爽と去っていったのだった。


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