表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力ゼロから始まる異世界転生  作者: あした


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/14

ゲーム

「やべぇ、楽しい」


元創造最強魔法使いで、元三十歳の男が、小さなゲーム機で『神の頂』というRPGをして狂喜乱舞していた。


「こんな小さくても、魔王と戦った時以上に面白いぜ。特に、レベルを上げるなんてよくそんな発想が。」


彼は思った。


(あの二つしか種類がない魔法に、治癒魔法や攻撃魔法、属性魔法があったり、レベルシステムがあったりしたらなぁ。)


基本的に、あちらの世界では、生まれた瞬間に、破壊か、創造かのどちらかを決められ、素質も決められる。


素質というのは、練習した時に到達しうる上限で、どれだけ手練な魔法使いでも、練習しなければ意味がない。


そして、彼は素質が異常に高かったのだ。ただ、成長はあまり早い方ではなかった。


成長の遅さで、結構名の馳せた魔法使いだった父には失望された。


ただ、彼は努力したのだった。


 *


「あぁ、ゲーム面白え。『神の頂』面白え。」


先ほどと似た言葉が繰り返される。


彼は、完全に集中していた。


過去にやったことはあるが、記憶としてではなく、遊んでいる現在が楽しいのだ。


そんな時だった。


「ひかるー。そろそろ寝なさいよ。もう11時よ。」


という声が聞こえたが、ひかるは全く気が付かずに、ゲームに熱中していた。


「よっしゃぁ。ついにクリアだぜえ。」


心の中でガッツポーズ。


その時。


どたどたという足音がして、バンッっとドアが開けられた。


「なんだ-「早く寝ましょうね???」」


その母の笑顔は、綺麗すぎて奇妙だった。


その後、みっちり説教された。


ひかるは思った。


(魔法が使えたらなぁ。元最強創造魔法使いなのに…)


ただ、それを妙に感のいい母は見抜いて、


「あら、逆らうことは考えない方がいいわよお?」


と、さらにみっちりと説教された。


ひかるは思った。


(絶対、11時を超えたらゲームをするのはやめよう。)


と。


その後、ゲームの『終わる』を押していなくて、泣いた。


しくしく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ