美玖
そして、俺は彼に着いていき、2ーAと書かれている場所に入った。
すごい色々な音が聞こえている。
そして、子ども達の様子から、大体の感覚はわかった。
ここは、おそらく育成の孤児院のようなものなのだろう。
なぜか、ここで泊まっていないが、こんなに大きな建物に大勢の子供がいると言うことは、孤児院しかありえないだろう。
それにしても、壁や床がすごく高品質だ。
こんな孤児院に、こんなお金をかけていいのだろうか。
あと、俺は今の自分の状態に関して、転移だと思っている。
創造魔法と破壊魔法を掛け合わせることで出来る究極魔法の一つ、神話でしかありえない転移、だ。
そして、ここはおそらく名前の感じも違うし、遠い異国なのだろう。
…なぜ、魔法が使えなかったのかはわからないが。
そして、目に飛び込んできたのはたくさんの机。
そして、たくさんのおそらく同年代だと思われる子供。
そして、14ぐらいの一際目立つ少女だった。
「み、く。」
気づけばそう口にしていた。
なぜかはわからない。
ただ、なぜか懐かしさと、安心をした。
隣の少年が、「おいどうしたんだよ。ひかる、大丈夫か。」
と言うが、気にしない。
俺は、その少女を見つめていた。
その少女は、とても戸惑った様子で、
「え?」
と驚いていた。
周りにいる数人の14ぐらいの少女たちも、怪訝な目で見てくる。
その時、一気に何かが頭に流れ込んできた。
「っ!?」
とてつもない情報量。
い、痛え。
気づくと倒れ込み、脳に流れ込む膨大な情報量に苦しみながら、「おい、ひかる。大丈夫か?」という少年の声がかすかに聞こえた気がした。




