中学校三日目
俺は、いつものように祐介と会って、他愛のない話をする。
ただ、祐介は、俺の戦闘モード制覇にとても驚いていた。
「おいおいおいおい、マジかよ。お前頭おかしいって。」
俺は、苦笑した。
事実、0.1秒でもずれれば、即死なのだから。
それを、三時間も続けるなんて、頭おかしいだろう。
「だけど、なんかいけた。」
「なんかいけた、じゃあすまねえレベルだろ。笑。」
そうして、中学校についた。
金曜日だったので、明日にワクワクしながら。
いつものように階段を上り、祐介と別れ、2-Aの教室にいく。
とてもざわざわしていて、いつも通りだった。
そこには、いつも通りの美玖と、その他中学生がいつもどおりにいた。
そして、いつもどおりかどうかは不明だが、戦闘モードを世界一位で制覇した『Light』の存在に、昨日と同じく男子生徒が異様な熱気に包まれていた。
ただ、いつもどおりではなかったのは、黒板に、『私は神の頂やるので休みます。(^o^)山田』と書かれていたことだった。
ひかるは思った。
(頭おかしい!?)
他の生徒も思った。
(頭おかしいよ!?)
そして、担任の教師がいなくなった(責任放棄)したので、校長がすべての授業を受け持つことになった。
なぜなら、担任が責任放棄したから。
校長は、まるで落胆したように、沈黙して授業を始めたのだった。
*
理科の授業になった。
そして、化学式を見つめているうちに、とあることに気が付いた。
あちらの世界の魔力は、一体何なのか。
そこから、俺の思考は加速する。
あちらの世界と、こちらの世界では、同じ生物が支配していた。
人間、だ。
あちらの世界には、魔物とかいう強い敵がいたが、どちらも本質は同じだ。
世界を支配していた理由が、魔法か、化学か。恐らく、物理法則などはあちらの世界と同じだ。
つまり、あちらの世界には、魔物などがいる代わりに、魔法が使える、ということだ。
そこで、とある奇妙な点に気づく。
どちらの世界でも、人間とそれ以外の生物の関係が同じ、だ。
ということは...
そこで、
「高光さん、こちらの化学式に酸素を加えるとどうなりますか?」
という理科の専科の先生の言葉に、思考の世界から現実の世界へ呼び戻された。




