返事
その後、『走れ治癒魔法』さんから、返信が届いていることに、気が付いた。
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『Light』さんへ
すいません。いつか一緒にやらせていただきたいのですが、今は時間がありません。
今週の土曜日にDMして下さい。
『走れ治癒魔法』より
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俺は、少し落胆したが、ありがたく思ってくれていることに嬉しく感じた
時間を見ると、あと二時間ほど寝るまでにある。
俺は、少し思案してから、寝ることにした。
*
気が付くと、俺は荒野にいた。
所々に、建物のあとがある。
昔は賑わっていたであろう大通りは、ただの石タイルの道となっており、通る人も、生き物もいなかった。
俺は、ただ眺めていた。
俺が壊した街を。
俺は何も思わないまま、次に壊す街に向かっていく。
右手には、オリハルコンという最強の金属で作られた剣をもって。
その剣は、創造魔法によって作られ、エンチャントされたことを示す、禍々しい紫のオーラを纏っていた。
俺は、俺の原点といえる、師匠がかつて行った場所を、壊していくために。
どんどん、進んでいく。
すべてを壊すために。
次に、師匠が移動した経路はどこだったかを考えていた。
*
「ふぁぁ」
悪い夢を見た。
俺が若い頃の苦い経験だ。
それにしても、師匠はこの世界に転生したのだろうか。
師匠は、なぜ、守ってきた人間に殺されたのだろうか。
その謎を考えつつ、父と母のいるリビングへと向かっていき、思考は中学校と、美玖のことに移っていったのだった。




