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第9話 素敵ロマンスも日常?

 素敵ロマンス、とかのドラマやゲームに出てきそうなロマンスグレー!


 しかしながら、この御方は他人ではなく、あたしの身内なんだよねぇ?



朔斗(さくと)の叔父貴?! もう帰ってきたの??」



 御年が数えるのも面倒な、叔父貴の本業は起業家!! 世界中のあちこちに自ら出向いて、企業のガイダンスとかを振る舞う偉大な人物……らしい?


 まあ、貯金豊富ってことで、各地に自宅はいくつかあるぽい。ちなみに、個性強の物件提案者も叔父貴なの。だから、あたしの保証人も一応この人。



「やあ、我が姪よ。聞くに、ブランド化を断ったそうじゃないか?」



 相変わらずの情報通。仕入れ先は聞きたくないが、ちゃんと知っているらしいので答えておこうか?



「だって。陸音さんとこの美味しいごはん食べられなくなるし? あくせく働くのイヤ」

「ふふ。実に、お前らしい発言だ。たしかに……ここの食事は恋しさを覚えてしまう!」

「だよね! 普通に繁盛はいいけど! 流子ちゃんが奥さんになるまでは適度でいいよね!!」

「……白熱はいいが。俺、まだあいつにプロポーズしてないけど??」

「Oh! 我が娘を娶る気はないのかい?」

「順序! 俺でも! 一応、神の端くれです!!」

「ははは!! 遠慮はしないでくれたまえ、婿殿!!」



 楽しいテンションだけど、疲れる人には疲れるらしい? 結構人気者らしいのに。ちなみに、あたしは叔父貴大好き派!!



「あ、朔斗さん。上着のメンテしましょうかぁ? いい感じに色あせ出来ていますけどー?」

「む! プロに見抜かれてしまっては、それはすぐにした方がいいね! 陸音くんの食事はまたあとでゆっくりと堪能しよう!! 綺洞くんにもまたメンテ法を教わらなくては!!」

「どぞ〜、うちの店へー」



 ととと、あっという間に叔父貴は綺洞さんに連れてかれてしまったとさ。


 陸音さんとあたしは、ちょっとだけ苦笑い。楽しいのもいいけど、ケーキの感想はもっとゆっくり伝えたいもんねー? このあと、叔父貴が食べるのならなおのこと!



「流子ちゃんも叔父貴と同じくらい、冷たいのが好きかな? 冬でもよっぽどじゃなきゃ、ひゃっこいケーキは好きな方」

「んじゃ、冷凍庫とは離した冷蔵庫の方がいいな? 全体冷蔵で、ホールのまま冷やしとくのもいいな? 乾燥だけがむずいけど」

「んー。ホットは深煎りの方がいいかもー? 結構お疲れ気味だから、ほっとしたいするのが欲しい気がするよー」



 流子ちゃんの、普段のお仕事は税理士さん。皆の確定申告、いつもお世話になっておりますとも!! 元は、お父さんの叔父貴んとこで専属だったんだけどねぇ?


 陸音さんと、関係を修復してから独立したのですよぉ。



(彼氏さんねぇ? 今は美味しいごはん集中でいいかなぁ?)



 流子ちゃんのような、恋しているって顔も気持ちにもなったことないもん?

また明日〜

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