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あの頃の

作者: 朝焼 悠

もう無理とか

もう嫌とか

そんなのばかりで

明らかに

容量オーバーだと

思ったりもするんだけど


いつも

いつもなんだけど

あいつが

許してくれない


だから

緩めることが

できないんだ


それは叶わなかった夢だったり

遂げられなかった想いだったり

未だに燻り続ける熱だったり


全てを注ぎ込んで

追い求め続けた

あの頃

青春とか若かりし頃とか

そんな思い出にできない

ただ

求めて

足掻いていたあの頃

あの頃の僕が


望む道へは進めなかった

描いた未来へは至れなかった


ただ

この今も

道中も

必死で

藻掻いて

ぼろぼろになりながら

歩いてきた


もう手を抜こうと

そろそろいいかと

そのたびに

あいつが

ふざけんなと

どこからか

顔をのぞかせる


あいつが許さない限り

僕は止まれない


あいつを裏切ってしまったら

僕には

なにもなくなってしまうから


いつか

仕方ないかって

あいつが笑うまで

あの頃の僕が

そう納得するまで

僕は

止まれない


ただ

そんな言うほど

全力で

毎日いられているわけでも

ないんだけど

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