第7幕
第7幕
見た目は戦時中、中身は最新と言うギャップありまくりの総合病院に、私は転院した。
※まじで見た目は空襲受けた野戦病院。
初めは消化器内科に回されたが、当たり前だが、異常など見つからなかった。
即座に婦人科を受診することになった。
そこで、今の主治医と出会った。
主治医は、婦人科疾患の痛みにきちんと寄り添い、丁寧に診察や説明をしてくれる、素晴らしい医者だった。
『月経困難症』。
主治医は私の病気を突き止めてくれた。
月の半分が生理。
経血過多。
痛み。
貧血。
めまい。
吐き気…。
子宮内膜症、子宮筋腫よりも、私を苦しめていた根本は、月経困難症だったと分かった。
ーこの痛みはなんなの?
ー私は何の病気なの?
そんなモヤモヤが一気に晴れた。
そこから、ピルではなく、新薬ディナゲストでの治療が開始された。
私はどの系統のピルを飲んでも鬱々としてしまい、ゲロゲロと吐いた。
さらに、ピルは長期服用すると、骨粗相症のリスクも跳ね上がる。
だが、ディナゲストは格段に副作用の少ないお薬だと言うことだった。
私は、これでまともな日常が送れるはずだと期待に胸を躍らせた。
ディナゲストは、私に合っていた。
私は、吐き気や鬱から解放された。
趣味や仕事に打ち込めるようになった。
だが、それでハッピーエンド…ではなかった…。
ハッピーエンドだったら、このエッセイ書いてない。←2度目
ディナゲストの効果は、約1年しか、続かなかったのだ…。
次回、限界公務員、鰯田鰹節、夫からの愛を再確認…♡