第3幕
第3幕
まず、私は名も無きレディースクリニックに行ってみた。
たちまち、子宮頸がんの検査で引っかかった。
「子宮に何かある!(๑• ̀д•́ )」
という、名も無きおじいちゃん先生。
紹介状を書いてもらい、大きな病院に転院することになった。
そこで詳しく検査したところ、「何か」は大丈夫だったが、代わりに子宮内膜症(チョコレート嚢腫)であることが判明。
どうやら、経血過多や痛み、吐き気、めまい、貧血…は、全部この子のせいだったらしい。
手術するほどの大きさではなかった。
そこで、すぐにピルでの投薬治療が始まった。
ピルは、避妊薬のイメージが強いかもしれない。
でも、排卵を抑えて、子宮をお休みさせることも出来るホルモン剤だ。
私の子宮もネンネしてくれるかな〜と思っていたら、飲むと毎朝猛烈な吐き気…!
ピルの副作用が始まったのだ…。
とてもじゃないが、出勤できない。
私は年休を使いまくった。
同僚たちに迷惑をかけ続けた。
申し訳なくて、死にそうだった。
156センチ、体重が39キロまで落ちた。
くわえて、私はピルを飲むと気持ちが暗くなった。
私はこの症状を『ドヨンド』と呼んでいる。
ドヨンドは、日増しに強くなり、なんと鬱病を発症した。
「行くところまで行くもんだなぁ…。」
と、ガリガリの体を鏡に映しながら嘆息した。
そうして、あれよあれよという間に療養休暇を取得することになった…。
これが、1回目の療養休暇。
合計でなんと6回もの療養休暇をとることになろうとは、この時はまだ予想だにしていなかった…。