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聖女のお役目

作者: ほうじ茶

  

「メルフィア嬢」


 舞踏会のざわめきの中、その声はよく響いた。

 声の主はイリスィオ・ディ・パロディム。パロディム王国の第二王子であり、聖女メルフィアの婚約者だ。

 呼び掛けにメルフィアが振り返ると、彼は一人の少女を傍に連れメルフィアの方へと歩いてくるところだった。

「殿下、ご機嫌麗しゅう」

 淑やかに臣下として礼をとったメルフィアに、僅かにイリスィオの頬が歪んだ。義務的な隙のない動きに、そんなだから可愛げがないのだとイリスィオは内心ごちる。

 …そんな鬱屈も今日で終わりだ。

 好きでもない女を婚約者とするのも、忌々しいヴェールを見るのも、これで終わり。

 そう思えばこそ、イリスィオは余裕を持って微笑むことが出来た。

 穏やかな貴公子の笑みに、周囲にいた令嬢たちから羨望のため息がもれる。


「そなたが我が婚約者となって十年。先代聖女を継いで十年か。…幼い身で過分な役を与えられ、大変だったろう」

 イリスィオの言葉に相槌はない。黒いヴェールに覆われ、メルフィアの表情はうかがうことは出来なかった。

「だがそれも今日で終わりだ。長年の勤め大儀であった。今日をもってその任を解き、婚約を解消するとここに宣言しよう!」

 水を打ったように静まりかえった広間が急速に音を取り戻していく。そのざわめきを耳にしながら、イリスィオは傍らの少女に手を差し伸べた。



 パロディム王国には、聖女がいる。

 聖女はその時代に一人きり。聖女が息を引き取ると、身分の別なく、国内の未婚の乙女の中から次の聖女が誕生する。

 その判別は額にあらわれる聖印で行われ、聖女となった者はその瞬間から俗世と縁を切り聖教会に身を寄せ、王族と縁付くのが習わしだった。

 その血筋を王家に取り入る為ではない。その異能を王家に役立てる為だった。

 聖女の持つ嘘を見抜くという……異能の力を。



 今代聖女メルフィアは、八つの時に聖女を継いだ。

 王都タウンハウスで母親とティータイムを楽しんでいる最中、急に聖印があらわれたのだ。聖印が発現した場合、一両日中に聖教会に届け出なければならない決まりだ。それを怠れば王家に叛意ありととられてしまう。その晩メルフィアは家族との別れを惜しみ、翌朝新たな聖女として聖教会に迎えられた。

 幼い少女に嫌だなどという感情を出すことは許されず、与えられた役を粛々と熟すしかなかった。王子妃教育を受け、聖女の勤めを果たす日々。ただの子爵令嬢が王家に()すのだからと教師たちは厳しかった。

 そうして聖女として過ごすこと十年。


 …わたくしの任を解くですって??

 暗いヴェールの下、メルフィアは目を瞬かせた。

 告げられた内容に理解が追いつかない。

 メルフィアの知る限り、聖女の役目が移るのは前代聖女が死ぬ時だけだ。

「……ッ」

 それはつまり、メルフィアはこれから死を賜るということなのか。最悪の想像に自然と呼吸が浅くなる。

 しかし、そうだとしたら舞踏会でわざわざ貴族たちに明るく告げる理由が分からない。

 目の前にいる婚約者といえば喜色を浮かべ、言葉もなく幸せな未来に思いを馳せているようだ。

 嬉しさを滲ませる王子に、周囲がより一層ざわめいている。


 衝撃と困惑にメルフィアが上手く言葉に出来ずにいると、イリスィオは侍らせていた少女の手を引き、自身の真横へと立たせた。

「新たに聖女となるのはゾイ侯爵家が次女 ロゼリア嬢である!」

 イリスィオに優しくエスコートされ、愛らしく頬を染める少女は可憐だった。

 そんな少女を()()、メルフィアは目を見開いた。

 少女が纏うドレスは淡い水色で、イリスィオの瞳の色と同じ色だった。力強い宣言に、尊敬と喜びを隠しもせずに見上げる様子は愛らしくも情熱的だ。

 親密さを滲ませる二人に、年配の女性こそはしたないと不快感を滲ませているものの、歳若い者たちには好意的に受け止められているようだった。


 今現在婚約者のいない未婚の王族は、メルフィアとの婚約を解消するらしいイリスィオしかいない。

 ロゼリアが新たな聖女になるということは、つまりイリスィオの新たな婚約者もまたロゼリアということなのだろう。

 熱く視線を絡ませる二人に、メルフィアは成程と内心頷いた。

 周りから聞こえる声も概ねロゼリア寄りのものばかりだ。メルフィアの生家であるサザーランド家は子爵家と爵位が低く領地もない。それならば肥沃な小麦畑を抱える侯爵家の方が順当だという声まで聞こえてくる。

 …根回しは済んでいるということね。

 いっそ和やかともいえる周囲の様子に、メルフィアは状況を悟った。


「しかし殿下、一体どのように任を解かれるというのです?」

 そう声をかけたのは王国の東を守る辺境伯家当主だった。

 外交を司る役職の者や辺境を守る家門こそ、聖女の恩恵を受けている。

 先月会議で話したばかりの相手の登場にメルフィアはほっとしながら視線を向けたのだが。どうやらこれは予定調和だったらしい。

 咎めるわけではなく、確認としての声掛けだったようだ。

 …辞めることに異論はないけれど、わたくしを思いやってくれる方はいらっしゃらないという事ね。


「過日、ロゼリアは神より啓示を受けた! 国民に顔も見せぬ傲慢で力不足な聖女を下ろし、真の聖女を迎えるようにと!」

「神は私におっしゃいましたわ。正しい聖女となり、イリスィオ様をお支えするように、と」

 鈴を転がすような愛らしい声でロゼリアが告げると、二人は思わずといった様子で顔を見合わせ笑いあった。


 確かに先代聖女も先々代聖女もヴェールを付けていなかった。

 ヴェールの着用はかつての幼いメルフィアの希望だったのと同時に、王家の希望でもあったのだが。

「この場で聖女交代の儀を行う! メルフィア、付いてくるがいい」

「仰せのままに」

 ロゼリアの手を優しく支えエスコートするイリスィオの後に一人続くメルフィア。その姿に憐れみと嘲笑の視線が向けられる。



 向かった先はホールより一段高い位置で、調印式などに用いられる長テーブルと椅子が置かれていた。

 それを、王族席から王と王妃が見下ろしている。


「サインを」

 イリスィオに促され、メルフィアは婚約解消に関する契約書に目を落とした。

 内容を読み、メルフィアにとって不利な条項がないか素早く確認する。

 何項目かイリスィオの同意を得て追加すると、メルフィアはペンを走らせた。二人の名をもって契約書は光り二枚にわかれる。

 魔法契約が成った証だ。

 一枚を受け取り、

「ここに婚約解消は成った!」

 イリスィオがそう宣言すると、会場中から一斉に祝福の拍手が鳴った。

 この国では重要な契約ほど魔法契約書を用いて交わされる。書面に書かれた内容をサインした者同士違えることが出来なくなる為、契約時重宝されている書式だった。


「こちらにもサイン、お願いしますね」

 微笑みとともにロゼリアからメルフィアに差し出されたのは、聖女交代に関する契約書だ。

 ただの魔法契約書ではなく、メルフィアがサインをした後、ある言葉を言うことで発動する術式が組み込まれた特殊なものであるらしい。

 …そういうことなのね。

 ロゼリアと契約書を見て、メルフィアは納得した。こちらもいくつか項目を追加させてもらう。


 ロゼリアのイリスィオへの恋情は本物だ。

 一心に恋い慕う娘可愛さと、王家と縁を結び国内での発言力を増したいゾイ侯爵の権力欲がこの婚約解消劇を引き起こしたらしい。

 …禁書庫に聖女の能力を移す禁術(そんな術)があったなんて今まで気づかなかったわ。

 準王族であるメルフィアも王城の禁書庫に立ち入ることが可能だ。だが、貴族子女が通う貴族学院に通う余裕がないくらい、メルフィアは忙しくしている。まして私用で禁書庫に行く時間はなかった。

 …もっと前にこの術を知っていたら、わたくしは誰かと聖女を交代したのかしら。

 考えるまでもなく答えは否だ。

 メルフィア自身この力を疎みこそすれ、誰かに押し付けようと思ったことは一度もないのだから。

 けれど、メルフィアのことを思いやることなく、すすんで禁術に手を出し聖女になりたいと請う相手に、わざわざそれを伝える義理はない。


 …聖女となってからこの力がずっと嫌だった。わたくしの意志を無視され、感情を蔑ろにされ、それでも貴族だからお役目だからと耐えてきたけれど。それも今日でお終いなのね。

 晴れやかな気持ちでメルフィアがサインすると、目の前の二人は取り繕うこともせず破顔した。

 …王族がこれほど感情をあらわにするなんて。

 メルフィアはそう呆れたけれど、口には出さない。

 後は、渡された紙に書かれていた通りの茶番にのるだけでいい。


 メルフィアはそっとヴェールを外した。銀に輝く髪がサラリと揺れる。

 途端、会場の眩しさと騒がしさに顔を顰めたくなったものの、メルフィアは表に出さずに耐えた。

 固唾を飲んで見守られる中、

「わたくしのこの異能、()()()()()()()()()()()()

 そうメルフィアが言葉にすると契約書が光り、それよりも強くメルフィアの聖印が光った。

 眩く光り輝くそれは対面に立つロゼリアの額に繋がり、徐々に光量が変化していく。


 メルフィアの額に煌々と輝いていた聖印は、ロゼリアの額の輝きが増すにつれ光りを淡く変え、最後にはなくなってしまった。

 メルフィアの聖印が失われたかわりに、ロゼリアの額に新たな聖印が輝いている。

 誰の目にも、聖女の印がメルフィアからロゼリアに移ったのは明白だった。

 初めて目にする光景に、会場中にどよめきが走る。

「ロゼリア!」

「イリスィオ様!」

 恋人たちは愛の成就の予感に美しい顔を輝かせている。

「御婚約おめでとうございます。心よりお喜び申し上げますわ」

 そう礼をとるメルフィアに、意識を向ける者はいない。


 歓声を受け、徐々にロゼリアの表情が曇っていくのを横目に、メルフィアは会場を後にした。

 そもそも今日の舞踏会は伯爵家以上のものを対象にしている。

 子爵家の、婚約を解消されたメルフィアが留まる理由はない。



 休憩室に向かい、用意されているドレスの中から一番簡素なものを選んで手早く聖衣から着替える。

 飲み物が出る舞踏会や晩餐会では万が一参加者がドレスを汚してしまった時の為、交換用のドレスが用意されているのが常だ。

 念の為ここで着替える旨、馬車で来ていないため馬を一頭貰い受ける旨、契約書に追記し了解をえている。聖女でない者が聖衣を着る訳にはいかないという建前以上に、メルフィアはもうこの服をまとっていたくなかった。

 装いを変え、馬丁から馬を一頭受け取ると、メルフィアは足早に城を去っていった。

 その手にはしっかと契約書が握られ、その顔は喜びに満ちていたという。






 *:;;;:*:;;;:*+♣+*:;;;:*:;;;:*+♣+*:;;;:*:;;;:*






 …こんな筈じゃなかったのに。


 新聖女となって半月あまり。

 ロゼリアは早くも後悔していた。


 ()()()()()()()()

 ロゼリアは聖女異能をそう認識していた。

 ある聖女は臣下の二心を見抜き、ある聖女は他国の高官相手に王国に有利な条約締結に導いたと云われている。それらは全て、聖女が相手の嘘を巧みに見破ったからだと伝えられていた。

 ロゼリアがその地位を奪ったメルフィアも、王家の裁可の元辺境伯家や外交部会議へ赴きその力をふるっていた。

 けれど具体的にその能力がどういったものなのか、聖女自身から聞いたことはなかった。


 ()()()()()()()()()()()()()()()

 そういう能力だと思っていたのに。

 それがまさか、()()()()()()()()()()ものだったなんて、思いもしなかったのだ。


 その視界に入る全ての人の思考の表層が、雪崩のように流れ込んでくる。特に視線をあわせた人の思考が大きく聞こえるようだった。

「聡明なロゼリア様が聖女となられたのですもの、我が国も安泰ですわ」

 優しく微笑まれ、告げられた言葉に被せるように、

『婚約者がいた第二王子に擦り寄ったなんて、はしたない娘だこと。およそまともな貴族子女の振る舞いではないわ』

 そんな声が聞こえてくる。


「ロゼリア様の協力のおかげで、今日の会議はスムーズにすすみましたな」

 快活な言葉の裏で、

『メルフィア様は騎馬で素早く来てくれたというのに、まさか辺境伯家(我が家)まで優雅に馬車に揺られて来るとは…』

 そんな落胆をされているなど誰が思うだろう。


 無言で佇む衛兵が『お腹すいたな』そんなことを考えているのは可愛いもので、紳士的だと信頼していた同派閥の伯爵が常に女性の胸の大小の批評をしていたのはショックだったし、仲がいいと信じていた学友から浴びせられる『略奪女』という嘲笑や失望は堪えた。



 当初ロゼリアは目の前にいる人に注意したり、嫌味を返そうと考えたこともあった。

 けれど、どうして本音と建前が違うことを責められるだろう。心の内で思うことをどうして咎められるだろう。

 なによりロゼリア以外には聞こえていないその声を、事実だと証明する術はない。闇雲に批判すれば、言い掛かりだと反感を覚えられたり、ロゼリアの資質を問うきっかけにされかねない。

 それに、心を覗かれて嬉しい人間などいるはずもない。正直に聖女の能力を明かせば周囲と距離ができるのは目に見えている。

 誰にも打ち明けられない苦悩がロゼリアを襲う。



 …ロゼリア自身、前聖女(メルフィア)の前で微笑みながら、女性としての魅力がないと内心貶したことだってあるのに。

 前聖女はなにも言わなかった。ヴェールに覆われ表情は見えなかったけれど、準王族として立ち居振る舞いを崩すことは一度もなかった。

 そのヴェールさえ、被る理由が今なら分かる。

 視界を制限すると聞こえてくる声が減るのだ。両目を閉じている間だけは、誰の思考も聞こえてこない。

 何より王家自体が、前聖女に自室以外ではヴェールを被るよう指示し、重要な場ではヴェールを取って上級メイドとして振る舞わせていたのだという。このことは一部の者の間で秘され、関わるメイドも制限されていた。八歳で王城に上がってから前聖女は常にヴェールを被っていた。その成長した素顔を知らない者たちは、目の前にいる上級メイドが聖女だと気付くことなく本心を覗かれたに違いない。



 …ああ! ああ!


 日が経つにつれ思いをめぐらせるにつれ、後悔の念が渦巻いていく。


 その他大勢としてではなく、イリスィオの恋人としてメルフィアの前に立ったあの夜。

 二人の姑息な企みは最初からメルフィアに伝わっていたのだ。


 それでもなにも言わなかったのは、この能力を譲る正当な理由がえられたから。

 華々しく魅力的な婚約者も。

 王族に嫁ぐ立場も。

 希少な聖女の能力でさえ。

 メルフィアにとって、いらないものだったのだ。



 契約書に追加された項目が、彼女の意志を伝えている。

「…前婚約者(わたくし)がこの国にいては、聖女様のお心を曇らせてしまいますわ。輝かしいお二人の邪魔にならぬよう、陰ながら恋路を応援したいのです」

 そう提案され、なんて謙虚なのだろうと喜んだかつての自身の愚かさをロゼリアは悔やんだ。

『婚約解消後、メルフィア・サザーランドはすみやかに国外へ居を移すこと』

『メルフィア・サザーランドは今後一切の聖印の移譲に関わらないこと』

『メルフィア・サザーランドの還俗に伴う手続きは、本人、家族を問わず、先んじて行われること』



 法衣貴族であったサザーランド子爵は息女の聖女解任と還俗を受け、翌日には貴族位を返上し、家族らとともにサザーランド商会ごと他国へ渡ったという。




 ヴェールを否定したロゼリアは、メルフィアのようにヴェールを被ることも出来ず、聞きたくもない他人の心の声を聞き、役目だからと逃れることも出来ない。

 子爵令嬢ごときができる役目と侮った罰だった。

 荒み疲弊していくロゼリアに、早々にイリスィオの愛は冷めていく。

 二人の未来は混沌としていた。







 

※聖女・ざまぁについての蛇足。興味のある方のみスクロールどうぞ※






聖女とは⇢

かつて王家が稀代の大魔法使いに命じて作らせた王族専用さとり作成システム。見つけやすく隠せないよう額に印が出る。

王国辺境に七つの塔が立っており、それを起点に王国全土を覆う魔法陣がしかれている。全国民から少しずつ魔力を奪い魔法は永続的に起動しており、聖女が死亡すると自動的に国内の未婚女性の中から一番メンタルが強く、情報処理速度の速い者の額に聖印を浮かび上がる。

最初期では聖女は見るもの全ての心を覗くと理解されていたが、気味悪がられたり殺されたりするうちに、いつしか嘘を見抜くと変質していった。聖女たち自身が多くを語らなかった為でもある。現在では七つの塔の役割も防衛の為の塔だと歪んで伝わっている。

ゾイ侯爵がどうにか娘の初恋を叶えられないか手を尽くした結果、大魔法使いが万が一に備えて(王族やその婚約者が選ばれてしまった場合や、心を病んでしまった聖女がでた時の為)作った術を禁書庫で発見。物語へと繋がった。


ざまぁが足りない方へ⇢

ロゼリアと堂々浮気したことから分かるように、第二王子は好色の気あり。己をたてるロゼリアと愛を育んだものの、ロゼリアに「愛しい人だ」と囁きながら同時に浮気相手との夜を考えるくらい節操がなく、その心中が分かってしまうロゼリアとで、数多い修羅場を迎えることとなる。

新聖女就任から五年と経たずロゼリアは病んだ。イリスィオも『好色王子は二人も聖女をダメにした』と陰で笑われるようになり、ますます浮気にのめり込むように。

聖女は俗世と縁が切れるというものの、日に日にやつれていく娘を見たゾイ侯爵家と王家の関係は冷え切り、後の火種となった。


※婚約解消でメルフィアが得たもの失ったものは、主軸ではないため詳細を省いています。

ではでは。お読みいただきありがとうございました(*´`*)

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白かったですが、嫌なシステムですね。 王家に利用されるだけで選ばれたら最悪じゃないですか。 どうせなら王族から選ばれれば良いのに。 メルフィア一家が逃げれてなによりです。
[一言] 王家にとって国民とは都合のいい道具にしか過ぎない訳ですね~。  自分たちも国の為に犠牲になれるのなら許せそうですが。
[良い点]  面白い「人工聖女システム」  言い換えると人身御供w  サザーランド家は棚からぼた餅的にこの国から逃げ出せましたね。  きっと家訓でこの国に居を構えないよう言い伝えるんだろな。 [気にな…
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