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under 500

きかいからにんげん

これから、どうすればいい。


弱い自分に問いかける。


今から、何を頼りに生きていけばいい。


部屋の全てのモノたちに投げかける。


そうなったのも、僕以上に弱い機械のせい。


大活躍していた機械たちが、次々に壊れていった。


次々に壊れてしまったが、お金がない。


保証のようなものは、一応してくれるらしい。


だが、代わりに貸してくれる家電は出払っているのだという。


何かしらのものを、タダで貸してくれるというが、不安でいっぱいだ。




連絡して、数時間後。


部屋に何かが、次々と運ばれてきた。


見た目は大きめの家電。


でも、中に入っていたのは人間だった。


しかも、なかなかのマッチョ。


なかで、原始的なことをして助けてくれる、ということなのだろう。




様々なものを試してはみたけれど、やはり本物とはだいぶかけ離れていた。


テレビは、なんか紙芝居形式みたいなヤツだし。


洗濯機は、なんか敵と戦うみたいに、叩きつけたり擦ったりしてるし。


ストーブは、ただ全身に力を入れ、力んで赤くなっているだけだし。


とても役に立っているとは、言い切れなかった。



マッチョな人間が家電を賄う。


原始的で役に立つとは言えないが、十分に楽しめたからいい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 時代に逆行している感じが、斜め上をいっていて面白かったw ストーブの意味の無さよ……w変なにおいとかしてきそうです。 電源ならぬ燃料はどうするのかが、一番気になりましたw 面白かった…
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