表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴史に残る悪女になるぞ  作者: 大木戸 いずみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

635/710

635

 いつも読んで頂きありがとうございます~~!

 

 大変お待たせしました~~! 歴悪猛スピードで書いていきますっ!

 感想も全部読ませていただいております。いつも本当にありがとうございます。

 

 そして、小説の八巻が出版されましたので、是非~~!

 森の女王クシャナ編です!


 それから、大木戸、ANNの取材を受けさせて頂きました~~!良かったら、是非ご覧ください!

 https://www.animenewsnetwork.com/interview/2025-06-27/deconstructing-villainesses-and-heroines-an-with-ill-become-a-villainess-who-goes-down-in-history-/.224845


 ではでは、これからも楽しんで書いていくので、楽しんで読んで頂けたら幸せです!♡

 ……ここは?

 目が覚めると、知らない天井が目に入って来た。

 私はさっきまでのことを思い出す。キイに魔力を注いでもらおうとしたら、もう既に魔力は戻っているって言われたのよね。

 考えられるのはジュリー様。もしかして、魔力を返してもらえた!?

 私は起き上がって、状況を整理しようと部屋の中をグルグルと歩き始めた。寝起きの運動は大切だ。頭を活性化させてくれる。

 …………ここはきっとラヴァール国の王宮よね? きっと、ヴィアンが運んでくれたんだわ。

 クシャナの記憶を消して……、そうだわ。私ちゃっかりレベル99まで!!

 私はその場でガッツポーズをした。

 少しは私の苦労も報われたわ~~! やっぱり実力をつけるのって楽しい!

 クシャナの願いも叶えれたことだし、そろそろデュルキス国に返らないと。みんな、きっと心配しているでしょうね。……特にジルやデューク様。

 突然消えちゃったんだもの。消えた期間にラヴァール国の森の世代交代に貢献までしちゃったんだから。

「おい、お前がノックしろよ」

 久しぶりの聞く声が部屋に響いた。

 ……ヴィクター!!

 私が部屋を開けようとした瞬間に、今度はヴィアンの言葉が続く。

「お前が先に着いたんだろう」

「俺は侵入者がなにかしでかさないように見張っていただけだ」

「ガキ」

「おい、今なんて」

 そのタイミングで私は扉を開けた。二人とも「「あ」」と声を重ねて私の方を見る。 

「お二人仲が良いですわね」

「「どこが」」

「なにかあったのですか?」

「アリシアの様子を見に来たんだ。体調は? もう動いて平気なのか?」

「いつもの女々しい喋り方はどうしたんだよ」

 ヴィヴィアンではないヴィアンの喋り方にヴィクターは突っかかる。

 私も思わず心の中で「ガキ」と言ってしまった。ヴィアンはヴィクターの言葉を無視する。

「もう全回復! ありがとう。ヴィアンよね? ここまで運んでくれたの」

「ああ」

「……あの後のことを少し聞いても?」

「もちろん。お茶でもしながら話そう。マカロンも用意した」

「マカロン!」 

 私は思わず声を上げてしまった。 

 ああ、気絶するまで頑張った甲斐があったわ。森でのパーティーではほとんど食べれなかったんだもの。ようやく落ち着いてマカロンと向き合えるのね……。

 私がマカロンに対して感慨深くなっていると、ヴィクターが怪訝な表情で私を見つめていた。

「俺もお前に聞きたいことがあるんだ」

「何?」

「とりあえず、早く着替えろ。 ここで待ってるから」

 どうしてこの男は乱暴な言い方しかできないのかしら。そんなんんじゃモテないわよ。

 ヴィクターに「分かったわよ」と答えて私は扉を閉じた。ベッドの端っこに着替えが用意されていることに気付く。

 …………絶対にヴィアンが準備したでしょ、これ。

 私は煌めく黄色のドレスを手に取りながら、顔を引きつらせてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
待ってました!!!!四ヶ月ぶりですかね!?とっても面白いです!!!!!疲れ果てた日々に彩りが戻っていく・・・・。更新は嬉しいですがお体に気をつけられてください!
2025/09/01 03:58 アリシア最高❣
お待ちしておりました。 ご無理のないよう。 楽しみにしております。 『悪役令嬢とヒロインを解体する:『歴史に残る悪役令嬢になります』著者・大木戸泉氏インタビュー』 ちらっと拝見しました。アリシアと作…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ