プロローグ
アナタは今から異世界に召喚されます。
世界を変えてほしいのです。
滅びゆくさだめにある人類を・・・・救ってほしいのです。
もちろん、事を成すだけの力は与えましょう。
さぁ、望みなさい・・・・
アナタの欲する力を。
と、言われたら・・・・どんな力を望む?
誰にも負けない剛力?目にもとまらぬ瞬足?或いは・・・魔法?
そういう事を考えるのは楽しいよな。
一度は考えたことあるんじゃないか?
自分がもし、特別な力を、魔法を、手に入れられるとするなら、どんなものを望むのかを・・・
俺はある。
瞬間的に自分の周囲だけ時間を加速させる時魔法
瞬間移動や断絶による最強の矛盾を成しえる空間魔法
食料から毒物まで自在に入手し、環境を武器に変える植物魔法なんてのはどうだろう?
日頃から考えていたから、実際聞かれた時には迷いなく答えられたよ・・・。
「じゃぁ~地中の物質を自在に操れる、土魔法がいいです。」
そんな地味な魔法でいいの?って顔してたよ・・・はは!ものは言いようってな。
多分、あの女神様は中間管理職的な役割で、実際に力を与えるのは別の何かなのだろう。
でなければ、世界のバランスを崩すような時空魔法は駄目だと言っていた女神が、こんなえげつない魔法を許可するはずがないのだ・・・
つまり、彼女は理解してないのだ。
地中には、その星のほぼ全ての元素が眠っているという事を・・・・。