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聖属性魔法と黒き翼  作者: 不(?)定期さん
3章 主人公の決意、仲間の気持ち
45/62

3-13/40 神の眷属

全力でこの物語を終わらせに行きますよぉ~!

そうしないと、次のが伸びなさそうなんで(笑)

もちろん、手を抜くわけではありません!

あと、ギリ月曜ということで…(笑)



翌日、いつものように訓練を終た三人は冒険者ギルドに向かった。


「こんにちは」

「あ、こんにちは、リースさん、フリティアさん、シャティさん」


フリティアとシャティは軽く頭を下げる。


彼女はいつも対応してくれるシータさん。

冒険者になったころからずっとお世話になっている人だ。

それで、仲良くなって今では気軽に声をかけてくれる。

でも、マスターにつなぐという重要な役目があるので、緊張してたりする。


「シータさん、ギルドマスターは…」

「えっと、二階でお待ちになられてます。どうやら、話があるとか」

「…!ほんとですか?」

「は、はい」


予想外の回答に、思わず身を乗り出してしまう。

シータさんも、その反応に反射的に、後ろへ行こうとしたが、椅子に座っているので、できなかった。

ここでさらに確信が強まる。


今日、私たちを二階で待つということは、昨日何かがあったということ。

そして、昨日、魔物に関する変化はなかった。

つまり、マスターも何か気づいたに違いない。


意識せずとも早足になる。

二人の表情からも、もしかしたら、という期待が読み取れる。

何回か来たことがある扉の前に立つ。

ここに立つと、いつも緊張する。


コンコン


「リースです」

「入って」

「「「失礼します」」」


部屋に入ると、正面の席にマスターが座っており、横のソファーには茶髪の青年が座っている。

この、茶髪の青年、どこかであった気がする。

でも、どこで、何があったか、ということが全く思い出せない。

ただ何となく、あった気がするだけかもしれないけど…。


「長話になるから座って」

「はい…」


ちょうどその青年と向かい合う形で座る。

その青年は紅茶を飲んでいるが、前髪で目は見えない。

どこを見ているのか、分からない。

でも、その一つ一つのしぐさが、全くのスキがなく、私たちより強者であることが分かる。

二人で何とかなるくらいだろうか。

これは、マスターよりも強いかもしれない。


そう思うと同時に、この人が私たちが探している人ではないかという思いがわいてくる。

圧倒的な戦闘能力。

どこかで会ったような感じ。

どことなく、似ている気がする。

だけど、なんでだろうか、この人ではないという思いもある。

私たちが探している人は、もっと先に立っている人だという思いが…。


「大丈夫よ。この人は中立の立場だから。ほら、これ飲んで」

「あ、ありがとうございます…」


そういって、マスターは紅茶を出してくれる。

中立、人族側と魔族側という意味か、国的な意味か。

この二つに違いはとても大きい。

でも、敵でないなら、その状態を保ったほうが良さそう…。


マスターも向かい側、青年の隣に腰を下ろす。


「私も、あなたたちを見て確信を持てたわ」

「確信、ですか…」

「ええ、そのことをすべて知っているのは、このガブリエルよ」

「ほ、本当ですか!?すべて知っているって!」

「ええ、まあ、そうなりますかね」


この人がすべてのカギを握っている。

そう思うと、気持ちが昂る。

私たちが探している人を、早く知りたい、と。

でも、ガブリエルさんは冷静に、どこか冷たく返答する。

この反応に、少し不安になる。


「僕はすべて知っていますが、だからといって話せるかは別です。なんたって僕には神ともいえる存在がいますから、その方の判断次第です」

「そう、ですか…。でも、なにか、教えていただけませんか?」

「ええ、あなた方が、ここまで確信を持っていることに賞賛の意味を込めて、お答えしましょう。まず、その探している人ですが、お会いしたとしても思い出す可能性はごくわずかです。そのことを前提に聞いてください…。


いま、あなた方が使っている武器に関してですが、私が造ったものです。ですが、そのような実力しかない者に、僕は全力で武具を造ったりしません。ではなぜか、それは、探している人が、あなた方を伸ばしてくれると思ったからですよ。限界まで成長したとき、扱えるレベルの物をね。まあ、その人はとある事情によりここを離れなければならなくなった。ただそれだけです。


次に、マスターも気にしている、銀の腕輪のことですが、その人が作ったものです。ほかの誰にも作ることができない、この世界の理すら変えてしまう代物です。そのおかげで、あなた方はギリギリのところで、覚えていられたのですから。ただ、その本当の力というのはもう、使うことができないでしょうね。

(彼女らが完全に思い出さない限りは…)


最後に、ここが一番大事ですが、半年後、魔王が動き出します。三人の魔王どもがね。そして、それをあなた方が殺してください。勇者を含め、この国の精鋭だけを集め、全力でね。マスター、あなたにもかかってますよ。そうすれば、その人に会えるかもしれません。その人の目的は魔王を殺すことですから、来ないことはないでしょう。まあ、それまであなた方が生きていられるか、すでに死んでいるかは、あなた方の、戦闘能力次第ですがね。


僕が話せることは以上です。すみませんね、これだけしか話せなくて」





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