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ペクトラ  作者: KEN
断章 本部へ 〜迂回〜
119/131

【主要箇所あらすじ】

 これはペクトラという、エクストラと呼ばれる人格とささやかな能力をもつ人間達が、普通の人間に混じって密かに暮らす世界のお話。


 何でも屋として働く少年ウィルは、一人の行き倒れ青年を助けた。彼の名はフィニス・リーカー、通称フィン。記憶喪失であり、かつ、耳慣れない言語を使うフィンに興味を持ち、ウィルはフィンと旅をしながら彼の情報を集める事にする。フィンの方も自分の言語が通じる唯一の相手としてウィルを認め、旅に同意した。フィンの言葉をウィルが理解できたのは、ウィル、そして相方であるリリィの、ペクトラとしての能力によるものだった。

 ウィルはまず言語学者のアンネを頼り、フィンの出身を特定する事にした。アンネを訪ね無事に話をつけるも、フィンを追う人間達と偶然遭遇してしまう。アンネとともに何とか逃げのびる二人だが、ウィルは重傷を負ってしまった。治療と潜伏のために、三人はウィルのペクトラ仲間、ミーチャの先導で医師ジークの元に身を寄せる。

 ウィルは緊急手術により一命を取り留め、経過も順調だった。そんなある日、フィンとウィルの治療データを外部から抜かれた形跡が見つかる。検査中にフィンの体内に異常を発見していたジークは、フィンがある組織から狙われているのではと推測し、ウィル達を脱出させるために一計を案じた。だがその方法はジークを犠牲にする作戦だった。

 アンネはジークの提案に難色を示すも、最終的には同意し、反対するフィンを強引に引き連れて離脱。一方、ジークの思惑に気づいたウィル、リリィはジークの策を止めようとするが阻止され、その際とったリリィの無茶な行動が原因で、リリィはウィルの身体から離れてしまった。


 ミーチャに助けられ入院したウィルは、リリィがいなくなった事に多大なショックを受け落ち込むも、フィン達の行き先を調べるようミーチャに依頼する。行き先がアンネの故郷、インパイである事を突き止めた二人だったが、インパイへ向かう前に寄り道をする事になってしまった。ミーチャの勤め先の社長、ロバートがウィルと会いたいというのだ。訝しむウィルだったが、リリィを探す手がかりが手に入るかもしれないとミーチャに勧められ、結局二人はロバートの元へ向かう。

 ロバートと会い、一悶着の末にウィルはリリィを探す方法がある事を知った。その為にロバートの相方、テレサの能力を使用する準備を三人は始めたのだった。

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