星が落ちた日(200文字小説)
その日、星が落ちた。
男の目の前で窓に闇が広がり、そして星が数個落ちてきた。
それを見た男に安堵という名の笑顔が戻り、喜々として赤を三つ揃える。
間もなくして、男は四百枚程の銀貨を手に入れた。
音楽が鳴り止み、高鳴る心臓の音を聞きながら男は黒丸の付いた棒を叩き、左右中と釦を押してゆく。
一回目二回目三回目四回目と窓は闇のまま。
そして――五回目も闇のまま、結局花は咲かなかった。
男は落胆し、そして去っていった。
パチスロネタです。
実際に経験したことがある人もいるのではないでしょうか(汗)