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【プロットタイプ】恋心は持ち合わせない

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/03

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

美しいものが好きなんです。

でも美しいものに対して、それ以外の感情はあんまり持たないかな。

美しいものが好きである。この『美しいもの』というのは、何も造形が美しいというものに限らず、私の心の的にすっぽりとハマったものを指す。

だから格好良いとか、可愛いとか、そう言ったものを引っ括めて『美しい』と称する事が多い。

其れに対する感情の他に、持ち合わせるものは実はさほど無いのではないか。


「顔が良い人が好きなんだけど」

ふと突発的に、そんな事を鏡花は言い出した。何、今に始まった事じゃない。一瞬にして熱が上がり、それ以外見えなくなった時に出る発作のようなものである。

俺はただ鏡花の目を見詰めたあと、珈琲に口付けた。

「ほらほら見て見て〜。めっちゃお美しくない? 若かりし頃の『ニキ』みたいで。今もニキはお美しいけどね」

画面に映し出されたのは、何処か少女漫画に出て来る様な青年であった。ショートヘアを丁寧に編み込んで、丸い色眼鏡を掛けている。軽やかにステップを踏みながら、楽器を引く様は、確かに鏡花の話す通り、『お美しい』という言葉がしっくりした。

鏡花のストライクゾーンはよく分からない。ただ本人の的にハマったものであれば、なんであれ賞賛するタイプである。格好良い良いだとか、爽やかだとか、ワイルドだとか、大人びているだとか、そんなものは大した違いではない。

「興味無さそう」

「お前の言う通り。ぐらいには思っている。少女漫画に出て来る青年。ヒロインと結ばれるか、ヒロインの相手の友人くらいのポジに居そうとは思っている」

「えへへ。でしょ?」

褒める時は、子供のような顔をする。其こそ、『星の王子さま』が一輪の薔薇と会った時のようなそんな言葉を使う。ただ『綺麗だなぁ』とただそれだけを思うような。

ただきっと、それだけなのだろう。少女漫画のような恋心を抱く事も、物にしたいと劣情を抱く事もない。

「お前、恋心ってあるのか?」

「お前」

「……自他ともに認めるモラハラクソ野郎だが?」

其処は否定しない。俺と鏡花が超えないラインにいるからこうしているだけで。

「ああいう綺麗な人は隣にいて欲しくない。なんて言うか、相手の目に入りたくない。ただキャーキャー言ってたい」

まぁ恋心は持ち合わせてないらしいからな。

動画を漁っていたら、めちゃ綺麗な人がいて。

昨日は延々と眺めてました。


良い年した上に、万年擦れてるし、人に対して『所詮こんなもん』とか思ってる人間が、唯一純真無垢になる瞬間。

『綺麗だなぁ』なんて、星の王子様が薔薇に向かって言うような。


でも別に、『綺麗だなぁ』と思うこと以外、あんま無いんだよな。

リアコが持つ恋心とか、ガチヲタが持つ『認知して欲しい』とか、そういうのはないんだよな。


ただ画面越しに、大勢多数の一人として、ただ眺めていたい。

だから何時も『少女漫画に出て来るヒロインの友人ポジになりてぇー』とか叫ぶんですが。

※これは昔からだね。


恋心も劣情もない。あるのはただ無垢な『綺麗だなぁ』。

そんな気持ち、私にもあったんだなって気分。

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