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サイキック・オブ・ザ・デッド  作者: ぴっさま
最終章 新たなる世界へ
207/220

第199話 野球場の拠点化1

僕は次の日から野球場を拡張した各所に、様々な施設を築いていった。


まず住居だけど、三日ほど掛けて今いる300人を収容できる三棟の建物を建設した。


これはもちろんアイジスの力を使ったんだけど、一からの創造だとかなり時間も精神リソースも使いそうだったので、生存者の居ない市街からオール電化の物件をアイテムボックスに拝借して持ち帰り、全部お揃いの3LDKタイプに改変したんだ。


改変後は電操能力(エレクトロキネシス)で電気を、水操能力(アクアキネシス)で水道を開通させ、汚水は地下に溜めてまとめておいて一定期間で破棄出来るようにして、家族持ちの人たちを優先に順次入居してもらう事が出来た。


三日目の今は全員が自宅を持つことが出来たはずだ。


一室3LDKの部屋を、僕たちは旧ホワイトフォートにいた頃と同じ様に明日奈さん、莉子さん、秀彦くんの四人で一室、ママのところは玲奈と二人だけではなく虎太郎さんと鈴花ちゃんも一緒で一室で使う。


これは虎太郎さんが居ない時に、ママと玲奈が鈴花ちゃんの面倒を見るためでもある。

万が一の時は、ママと玲奈で鈴花ちゃんを連れて避難する事にもなっている。


光司君のところも前と同じ様に光司くん美久ちゃんの兄妹と、早苗ちゃんと四人の子供たちの七人で一室とした。

少し手狭だけど、小さな子が多いのでまだ大丈夫だろう。


平坂家は言うまでも無く、母、綾音さん、茜さん、真九郎くんの四人で一室で、裕理さんは川上先生と高校生の女子二人と、他の高校生達も男女別に大体が四人ぐらいが一室で暮らす事になった。


明人くん達は年齢的にはもう高校生なので、生前パパが言っていたように付き合っているのであれば男女が同居しても良いという事にしたので、明人くんペアと赤羽くんペアで一室、そのほかの五人は男女別に分かれて暮らしてもらう事にした。


小谷静香さんの第九班は女性11人が二部屋に分かれて暮らすみたいだし、真理のところは武田さんママと真理の二人だけど、女性二人だと少し心細いので元自衛官の佐々木さんも同室で暮らしてくれる事になった。


小学校グループは遠藤雄二さん、生駒麗華さん、大友有紗さんの三人は付き合っているので一緒だけど、麗華さんは真子ちゃんを保護しているので真子ちゃんも一緒だ。

この辺も僕と雄二さんは同じような状況みたいだ。


同じく小学校グループの吉田翼さんと渡嘉敷直哉さんは二人で一室だったけど、新潟の戦いで意気投合した元自衛官の一条さんも同室で暮らす事になった。

翼さんはこれ幸いと一条さんに色々と武器の事やら戦術やらを習っているみたいだ。


他の小学校グループのメンバーも、中学生と小学生の組み合わせで二部屋に分かれて暮らす感じだ。


後は家族だったり、気の合う仲間だったりで適当に分かれて入居してもらっている。

少し部屋に空きもあるので、移りたい人は自由という事にもしていた。





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居住用の建物以外にも、食堂、小中共同の学校、集約店舗、理髪店、治療院、パン屋、大型のランドリーが雑居する建物を建設し、それぞれ買い物だったりを出来るようにした。


食堂と集約店舗の経営は以前と同じ様に小谷静香さんを中心に、新たに仲間になった新潟グループの人にも参加してもらい、理髪店、パン屋、小中共同の学校は悠里さん麾下の高校生達を中心に、明日奈さん、莉子さんや、小学校グループの人たちと共同での対応、治療院は川上先生が持病を持つ人たちへの薬の提供などを行えるようにした。


食事は集約店舗で買った食材を自宅で調理して食べても良いし、8時~18まで開いている食堂で三食全て食べても良いという感じだ。


洗濯も電気と水道が通っているので自宅でも出来るけど、大型のランドリーを何台か用意してあるので、これを利用するのも良いだろう。


お風呂も似たような感じで自宅で家庭用のお風呂に入っても良いし、先に作ってある共同風呂で温泉に入るのも自由とした。


後はここを攻められた時の備えを、しっかりとしておかなければならないだろう。


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