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サイキック・オブ・ザ・デッド  作者: ぴっさま
六章 希望を捨てずに
194/220

第187話 修行と悪行

(時は少し遡る)



「ここが神界……」


神の雫(かみのしずく)〉を飲んだ僕は、あれからナナッシーさんに連れられて一瞬で神界に来ていた。


普通に地上と代わり映えしない自然豊かなところに見える。


「そうだよ〜。神界と言っても山があれば川や海もあるんだ。全体的な大きさは、地球より全然小さいけどね〜」


「そうなんですね……ここで僕はどうすれば良いんでしょうか?」


修行といえば座禅を組んだり、筋トレをしたりとかだろうか?

某少年漫画みたいにここの重力が凄く強かったりとか……


「まず初めに言っておくけど、ここでの一時間が地球での一分だったりはしないからね〜。重力は自在なんだけど、今は地球の地上に合わせてあるよ」


「あっ、そうなんですね……なんか済みません」


「うんうん。ここは夜が無くてずっと明るいし、実体ではなく魂なので食事も睡眠も不要だから24時間戦えるよ〜。そういう意味では時間効率は三倍近くあると思うよ〜」


「なるほど! 確かにそうですね」


「うんうん。それに君が魂に受けた傷は、僕の力で一時的に塞いであるんで以前と同じ力が出せるはずだよ。それと神器も使えるからね〜」


「えっ! アイジスもですか?」


「うんうん。神器と君の魂は繋がっているからね。ここでも使えるはずだよ〜。呼んでごらん」


まさか神界でもアイジスと会えるとは思ってなかった。


「アイジス!! 聞こえる?」


(はい。アイジスはずっとお側におります)


「良かった! アイジスは僕の地上の身体の様子は分かるの?」


(はい。マスターの御身体は応急処置を施した後、私が生命活動を維持・管理していますのでご安心下さい)


「そうか、ありがとう! あれから皆の様子はどうなっているのか分かる?」


(はい。小学校からの脱出は完了して山中に滞在しており、大谷光司さんを副リーダーとして、現在は日本海側への移動を計画・準備中の様です。一部の人へのアイテムボックスの使用も許可しています)


「そうなんだ……ありがとう」


皆が無事で良かった。

アイテムボックスも使えるとなると物資には困らないはずだから、何とかなるだろう。


僕は僕で頑張らなきゃ!


「そろそろいいかな。後は神器の武器としての使い方とか、神気とかも戦いながら教えてあげるよ」


「はい! よろしくお願いします!」


みんな待っていて。

僕はここで力をつけて、必ずアイツを倒してみせるからね。





ーーーーー


(東堂達也)



「きゃあー!(英語)」

「た、助けてくれー!(英語)」

「あ、悪魔だ!(英語)」


「何言ってるか分んねえが、死ねえっ!」


(ザシュ! ザシュッ!)

「「「あああ!(英語)」」」



あれから一か月後、俺様はアメリカに来て各地を虐殺して回っていた。


だがやっぱこの国はしぶてえ。

かなりの武装した人間が生き残ってる。


何かあちこちにトレーラーみたいな倉庫を建てて立て籠っていやがる。

俺様には効かねえが、銃なんかもいっぱいもってるみてえだな。


(バン! バン!)


「銃が! 銃が効かねえぞ!(英語)」

「こ、このバケモンがあ!(英語)」


「銃なんか俺に効くかっ、死ねっ! 俺様の糧になれ!」


(ザシュ! ザシュッ!)

「「ぎゃああ!(英語)」」


ふははは! 死んだ奴らの魂が俺に流れ込んでくる。


あれから俺やジェネラル、マンイーターどもは、世界中で殺しまくって数を増やしていた。


それで得た魂は日本の比じゃねえ。

あの時点からかなり強くなってるぜ!


あと数か月もあれば日本以外は片付くだろう。


まってろよ冴賢!


今度こそ仲間ともどもぶっ殺して絶望を味あわせてやるぜ!

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