ホストコングの逆襲
僕は長い間いじめを受けていた。
肉体的暴力はもちろん、カッターナイフで脅され、万引きを強要されたり、時に殴りたくもない女子を無理やり殴るハメになり、そして女子は全治1ヶ月の怪我を負った。
女子の両親は、僕の父に激しく怒り、父は僕を少年院へと送った。
少年院を16で出た僕は、工事現場で働くことになった。
しかし、虐めたやつに復習するために、地下3階にあるとあるジムで、仕事終わりにトレーニングをしていた。
トレーニングメニューは、高負荷トレーニングの後、強くなれる"薬"が混ざったプロテインドリンクを飲み、その後は格闘訓練、そしてそのトレーニングが終わったらまたそのプロテインドリンクを飲んだ。
こうして、4年の時が経ち、見違えるほどに筋肉質になった僕は、トレーナーの徹平に上京を勧められ、上京後はプロレスやボクシングの大会でファイトマネーを稼ぐ日々が続いた。
そんな強靭な肉体を誇る彼は、あるホストにスカウトされた。
顔を少し整形した僕は、ホストと、格闘選手としての2つの道を同時に進むこととなった。
こうして、1年が経ち、とある見覚えのある人が僕を指名した。
「私よ私、アケミ」
アケミ、それはかつて僕が嫌々ながら殴って全治1ヶ月の怪我を負わせた少女。
「あの時はごめん」
「良いの、あなたがアラキに命令されて私を殴ったことは知ってるから。」
「本当にごめん」
「良いの、それより今夜は私と寝ない?」
どういうことだろうか、彼女は僕をいじめた主犯の男と結婚し、そしていじめられっ子であった僕を誘惑してる!?
「・・・頼む、気分が悪い。
出てってください」
「えー、良いじゃん…私と寝よ…」
「この人を出禁にしてください」と、僕は強く怒った。
そして、アケミは店に唾を吐き、店を後にした。
店長は「なんてことしてくれたんだ!」と僕を怒鳴るが、僕は「今日は気分が悪いので帰らせてください」と店を後にした。
その後、僕をいじめた主犯である青柳アラキのFacebookを調べたら、外資系コンサルに勤めており、高年収をアピールする投稿が目についた。
そして、彼はyoutubeを始めており、沢山の女に抱かれている自慢動画を、載せていた。
理性が壊れそうだったが、俺はパソコンを閉じ、眠りについた。
翌週、とあるボクシング大会に参加しようとするために大会をエントリーしたが主催者に「お前はドーピング剤を使用していた経歴があるな!そんなやつに出場権はない!」
なんのことだと、コンビニでスポーツ新聞を買うと、かつての友人であるアラキがドーピング剤入りのドリンクを常用していたというデマを記者に伝えたらしく、巷ではそこそこ有名になっていたアラキの発言を信用する者は多く、僕の格闘家としての人生を終わらせようとしていた。
そして、翌週ホストからもドーピング剤使用をしたという記事を信じており、「君にはガッカリした。」と言われ、デマが流れるような男を雇用し続けるわけにはいかないと、僕を解雇した。
TOHOシネマズ横の公園で僕は怒りが抑えられなくなり、僕の毛が濃くなり、体は筋肉質になり、どんどん巨大化し、それに伴い皮膚も黒くなり巨大なゴリラのような見た目になった。
「殺してやる!!!」と叫び、アラキのいる新宿に本社があるアクア・キンゼー合同会社のオフィスビルの窓を叩き割った。
「アラキを出せ!!」と、OLの1人に向かって言った。
「青柳様はただいま出張中で」
僕は、OLを掴み、巨大な声で言った。
「アラキを出せ!アラキ、姿を見せろ!
さもないと、OLを握りつぶすぞ!」
アラキは、「僕はここだ!」と僕の足元に来ていった。
「頼む、前島くんを返してくれ!」と言うと、僕は彼女を地上に下ろし、そして、アラキを踏みつけた。
そこから、俺は叫んだ。
「いじめっ子はいねえか!
いじめっ子はいねえか!
政府だ!いじめを放置してる政府が諸悪の根源だ!」と僕は永田町へ向かった。
空軍が僕にミサイルを飛ばす。
しかし、それも効かず、永田町についた僕は、国会議事堂に蹴りを入れ、そして、何度も踏みつけた。
近くにいる警察たちが発砲をするが効かない。
「核を使うしかないのか!」と政治家の1人が言う、しかし、自衛隊に所属する1人の男が「こんなゴリラ如きに核を使ってはそれこそ、日本の財政は終わるぞ!」と言った。
そして首相官邸に上空から飛び降りそして、何度も何度も官邸を叩きつけた。
こうして、2時間ぐらい永田町で暴れていると、僕の肩をポンと叩くもう一体の巨大ゴリラがいた。
「こんな事はもうよそう。
俺たちと一緒に島へ行こう」
「何だお前は!」
「俺はホストゴリラ。今は国から与えられた島でのんびりと生活をしている。
ここでは俺たちは住めないんださあ」
僕は訳の分からない巨大ゴリラの頬を殴った。
「うるせえ!てめえも国の味方か!
国はいじめを見てみぬふりをして放置する!
どれだけの人がいじめで苦しんでいるか、お前にはわかるか!?
多くの子どもたちがいじめで命を落としてるんだ!そんな国、首相、全部が全部滅ぼしてやる!!!」
と、僕は巨大ゴリラを蹴り倒し、何度も何度も頬を殴った。
「仕方ない」と、巨大ゴリラの体毛が赤く光り、僕の首を強く・・・しめ・・・
・・・
・・・
・・・
ホストゴリラであるクズ夫は、倒れた別のホストゴリラを島へ持ち帰ろうとした。
総理大臣がホストゴリラの前に現れて一言言った。
「頼む!このゴリラを殺してくれ!
このゴリラがまた日本に現れたら、この国は滅んでしまう!!」
ホストゴリラである、クズ夫は総理に中指を立て、巨大ゴリラを持ち上げホストゴリラが住んでいる島へと向かった。
完




