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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第1部・生き様の理
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第9話 変装の潜入捜査1(キャラ名版)

 ハワイでの国家間外交の警護、そして特殊部隊との対峙。それらを無事終え、常夏の島を大いに満喫してから帰路に着いた。


 相変わらず超大型豪華客船の力は凄まじい。短期間でハワイから日本へと戻れるのは、本当に見事としか言い様がない。三島ジェネカンの実力は凄いものだわ。



 ちなみに一連の襲撃から、ミュティ・シスターズを本格的に強化させようという事になる。そこで実践者としては最強の警護者たる、恩師シルフィアの元で修行させる事にした。


 また不測の事態の身辺警護に9女傑が名乗りを挙げてくれたという。本音は彼女達も恩師の元で実戦修行を積みたいというものらしい。全てが終わった時、彼女達は相当凄腕の猛者になっていそうだわ・・・。


 その間のエリシェとラフィナの専属護衛は、シュームとナツミYUが担当する事になった。ナツミツキ姉妹は相変わらず喫茶店でのDJ職を行いつつ、不測の事態には動いてくれると言う。四天王の方も同じとの事だ。


 暫くの間、喫茶店と事務所の運営は俺1人で行う事になりそうだ。まあ喫茶店に常駐は姉妹がいるため問題ない。



 ミュティ・シスターズが警護者として目覚めるなら、これ程安心な事はない。今でさえ個人戦闘力では恩師を遥かに上回る実力を有している。そこに警護者としての正確さと確実さが加算されるなら、ネズミ算式じゃないが相当なパワーアップにもなる。


 そして何より安心なのは、彼女達自身が不測の事態への対処法を持つという事だ。彼らの種族の力や技術力・科学力は、地球人のそれを遥かに凌駕している。そこに活人技が目白押しの警護者の力が重なれば、もはや怖いものはないだろう。


 唯一不安なのはメンタル面の部分だが、10万年以上生きている3姉妹なら問題あるまい。むしろこちらが見習うべき点が数多くある。何れ彼らから多くを教わる事が来るだろう。



 事態は不透明だが、今現在できる事をし続けるまでだ。油断すればやられるのは言うまでもないしな。それに力があるのに使わないのは、時として不幸を招く事にもなる。ここはどんな手法であれ用いるべきだ。


 まあ周りに戒めてくれる存在が数多くいる。決して間違った道へは進まないだろう。それに下手な事をしたら蹴飛ばされるわ・・・。




ミツキ(常夏のハワイから帰還したわぅ~♪)

ナツミA(ヘッドセット持参で、現地でもオンエアすればよかったわね。)


 今もFMの指定チャンネルでは、ナツミツキ姉妹のラジオ放送が行われている。この美丈夫に疲れという概念はなさそうだ・・・。ナツミツキ四天王の方は地下工房にて新たな武装の開発をしてくれている。ハワイでの戦闘で色々ノウハウが得られたとの事だ。


 そう言えば重力制御ペンダント効果により、武装開発に拍車が掛かっているそうだ。鋼鉄などを簡単に持てるとあり、従来の作業効率の数倍を叩き出しているとか。流石に3姉妹の超絶的な腕力などは実現できないため、削りや曲げるなどの作業は厳しいとの事だ。


 今となってはギガンテス一族のテクノロジーを惜しみなく用いている。顕著なのがハワイでウエストが使った兵器だ。銃口に電気が帯びていた獲物のアレは、実際には実現可能とされるレールガンとの事だ。


 原発1基分の電力を用いねば実現できないとか。それかイージス艦の動力源ぐらいは必須との事でも。詳しい事は分からないが、それだけ実現が厳しい兵器である。問題は生身の身体で扱う事なのだが、重力制御ペンダント効果で可能とか。実にクレイジーな話である。


 そもそも電磁加速装置たるレールガンだったか。それを生身の身体でぶっ放したら、身体が粉々に砕け散る可能性も十分在り得る。マンガやアニメの世界では個人で放てる様相になっているが、実際は不可能なのだから。兵器としての運用は、今の地球人のテクノロジーでは無理な話だろう。


 ちなみにギガンテス一族の宇宙船には、これらレールガンが標準装備されているとか。更にその重力制御ペンダントの応用次第では、それ自体が小型のレールガン化するという。どんなテクノロジーが用いられているのかは不明だが、地球人からすれば常識を逸脱した怖ろしい力なのは間違いない。特殊部隊の連中が血眼になって追ってくる理由が痛感できるわ。


 まあ何にせよ、どんな力があろうが警護者としての生き様は崩したくはない。今できる事をし続けるまで、である。今後の俺達次第という事だ。




ミスターT「・・・で、これを俺にやれと・・・。」

エリシェ「マスターの実力であれば、先入捜査も単騎制圧も可能でしょう。それにミュティナ様が仰られた、あの力を用いれば容易でしょうし。」


 それから数日後、とんでもない依頼が舞い込んできた。と言うか単独での戦闘力が警護者内でトップクラスだから回ってきたのだろう。しかも以前ミュティナが言っていた力を用いてのものだ。


エリシェ「既にミュティナ様からは、その能力があるペンダントをお預かりしています。後はこれを使えば可能です。」

ミスターT「はぁ・・・。」


 瞳を輝かせながら手渡してくる。受け取ったそれは、ハワイでミュティナが言っていた性転換が可能というナノマシン。その能力が施された別のペンダントだ。どういった手法でそれが至るのかは全く以て理解できないが、実際にそれが可能なのだから怖ろしい。


エリシェ「あと、衣服はこれを。ナツミYU様が見繕ったものです。」

ミスターT「・・・変態の仲間入りだなこれは・・・。」


 更に手渡してきたそれは、ハワイでナツミYUが着用していた妖艶なドレス。何故それを着用させたがるのかは不明だ。しかし潜入捜査となるなら、これらの言わば武装は大いに助かる。本当はやりたくはないがな・・・。


エリシェ「・・・引き受けて下さいますか?」

ミスターT「・・・お前の顔に泥を塗る訳にはいかんだろうに・・・。」


 念を押すかの様に、物凄いニヤケ顔で迫ってくる。エリシェにこんな一面があったとは驚きである。まあ部外者視線からして、もし俺が彼女の立場なら同じ事をしただろうな。


 厨房を彼女に任せ、俺は変装道具一式を持って2階へ向かった。どんな流れになるのか、全く以て未知数である。しかし未知の領域に足を踏み入れたくなるのは、人としての性か。いや、これは性転換という野郎のほぼ変態願望が後押ししているようだ・・・。


 まあどんな流れであれ、懇願されるのを断る訳にはいかない。もしこれが有効な手段となるのであれば、今後は大きな力の1つになるだろう。多用はしたくないが・・・。


 さて・・・どんな結果になるか・・・。




エリシェ「・・・・・。」


 変身が終わって店舗に戻った俺を見たエリシェ。驚きのあまり言葉を失っている。性転換ペンダントの効果により女性化した自分。そしてナツミYUが見繕った下着類やドレスを身に纏い、自分でも驚く程の美女と化していた。ちなみに太股の付け根には、あの隠し武器たる拳銃を施してある。これもナツミYUの見繕いらしい。何とも・・・。


ミツキ「なぁ~にぃ~?! やっちまったなぁ~?!」

ナツミA「・・・女性化すると、こうまで化けるのですねぇ~。」


 放送を終えた姉妹、俺の姿に同じく絶句している。と言うか半ば喜んでいるようだが・・・。ちなみに背丈は素体の自分と同じであるため、198cmと大女と化している。9女傑の1人である、ディルヴェズLKと同じだ。ちなみに彼女、ディルヴェズの双子の妹との事だ。


ミツキ「この場合はミスTちゃんになるわぅね、ウッシッシッ♪」

ミスT「声色まで変わるとは思わなかったわ・・・。」

ナツミA「ハスキーボイスも相まって無双状態ですね。」

エリシェ「これ、私達が男性化した場合はどうなるんですかね・・・。」


 彼女の言葉に姉妹がニヤケだす。本当なら在り得ない事が実現できるとあってか、物凄い興味津々といった表情を浮かべている。確かに第3者視点からすると、今の現状は非常に興味を惹かれるのは分かる。だが実際に至った俺にとっては、非常に遣る瀬無い気分だが・・・。


エリシェ「と・・とにかく、これなら潜入捜査は問題なさそうですね。」

ミスT「これで成功しなかったら、ただの変態なんだがね・・・。」


 3人が携帯やスマホで俺の写真を撮影しだした。それに呆れ顔になるが、彼女達のその心情はこちらも十分理解できる。後で身内に何を言われるか、分かったものじゃないが・・・。


ナツミA「と言うか、性転換しなくては攻略は不可能なので?」

エリシェ「今回の依頼先は男人禁制の場所でして。本来なら私達で潜入する所なのですが、この様な潜入はマスターが一番得意と伺いました。」

ミツキ「ミュティナちゃんのあの話でTちゃんが選ばれたわぅね。」

エリシェ「ええ、その通りで。一番得意としている方が担うのが無難だと思います。」


 俺と厨房を交代し、カウンターで紅茶を啜るエリシェ。その仕草からして、今回の意表を突く展開はネタではない事が分かった。と言うか彼女の雰囲気を察せば、それが本当かどうか直ぐに分かる。


ミスT「元に戻ったら、その潜入場所の面々に殺されそうな感じだがな・・・。」

エリシェ「大丈夫だと思います。後始末の方は私達の方で行いますので。連絡はミュティナ様方が十八番の意思の疎通の念話を用いましょう。相手にスパイの疑惑を抱かさせる事はしない方がいいですし。ともあれ、今回は何時もと異なる流れになるのは間違いありません。」

ミスT「ああ、諸々分かった。可能な限り暴れてくるよ。」


 ここまで信頼してくれているなら、担わない方が失礼だろう。確かに通常では考えられない流れだが、逆を言えばそれは正に特効薬だ。後は俺次第という事になる。


ミツキ「今度その姿でアキバ散策するわぅね♪」

ミスT「・・・変な興味も湧いてくるわ。」

ミツキ「にょほほ♪」


 何やら良からぬ事を企んでいそうな雰囲気である。ミツキの逸脱したその考えは、時としてドエライ目に遭う。しかしその殆どが特効薬となり、現状打開に至るのが何とも言えない。だが彼女が話したそれは完全に娯楽である。う~む、変な興味が湧くのはそのためか・・・。



 潜入捜査先は男人禁制のため、3人から女性の触りを徹底的に叩き込まれる事になった。それはそうだろう。俺自身は男性であり、その仕草はこの28年間ずっと同じ流れである。突然女性化に至っても、その仕草は野郎のままだ。


 歩き方・食事の仕方・その他諸々、全てにおいて女性として振る舞えるように修行をした。一番辛かったのはトイレだな・・・。う~む、外交ならナツミYUが得意とするものだが。


 ちなみに潜入捜査が完了するまで、喫茶店の常駐警護者はエリシェが担うという。ラフィナを三島ジェネカンの臨時総帥に抜擢し、ナツミYUとシュームが警護に当たっている。ここもミュティ・シスターズ縁の意思の疎通の念話が役立っているとの事。


 もはや今の俺達はギガンテス一族のテクノロジーなしでは動けないわな。これだと後々大変な事になりそうな気がする・・・。微温湯に浸かり過ぎるとエラい目に遭いそうだ・・・。


    第9話・2へ続く。

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