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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第1部・生き様の理
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第8話 国家間外交1(キャラ名版)

 超大型豪華客船によるハワイへの渡航。俺の恐怖度を感じさせない程の船体は、現地までの道中は非常に穏やかにいられた。これが航空機や一般船舶だった場合は・・・。


 今回の様相は全く掴めない。またハワイでは各国の首脳が会議を行うという事で、その警護も併せてのものになる。


 まあ確実に分かる事が2つある。1つは今までの相手とは段違いの敵が現れるという事、もう1つはミュティナ3姉妹が必ず狙われるという事だ。


 しかし3姉妹により、重力制御の施しを受けている。例の特殊なペンダントだ。これにより従来の重装備が軽装備になるだろう。如何なる手段を投じてでも、3姉妹は必ず守り通してみせる。




 日本は東京湾を出発し、アメリカはハワイ・オアフ島に到着は3日を要した。というかこの超大型豪華客船の足で、である。従来は1週間以上掛かるそうだが、船体の超強度による強引な航海ができた形だ。


ミツキ「常夏のハワイに到着わぅー♪」


 例の如く、ハワイの港の桟橋には超大型豪華客船は接岸できない。小型船舶に乗り替えて、現地に上陸する事になる。ちなみにシルフィアを含むエリミナチームは超大型豪華客船で待機という事になった。


ミスターT「エリミナ達も来たがってたがね。」

シューム「全て終わったら、1週間ぐらいはバカンスするわ。その時に全員呼べばOKよ。」

ナツミYU「ハリアーⅡ隊は言わば空母の艦載機そのものですから。超大型豪華客船の守備としても活躍して頂かないと。」

エリシェ「大丈夫ですよ。いざとなったら秘密兵器を出しますから。」


 今後の不安を払拭するかのような発言をするエリシェ。彼女が大企業連合の総帥なだけに、それがハッタリに聞こえないのが不気味である。


ミスターT「さて・・・これからどうするね?」

エリシェ「指定会場まで向かいましょう。明日行われる国家間会議の護衛任務が一応の本題です。」

ナツミYU「そこに連中が来るかも知れないという事ね。」


 軽く化粧直しをするナツミYU。外交モードに入る際はこうして身嗜みを整えるのだとか。対してシュームは素面姿を貫いている。というか彼女、化粧を一切しないのだとか。それでいてこの美貌だからな・・・。


ミツキ「わた達はどうするわぅ?」

ウエスト「ミツキ嬢とナツミA嬢はマスターと行動を。俺達はミュティ・シスターズの身辺警護を中心に動くよ。」

サイバー「姉御方が言う真の敵がこちらに向くなら、皆さん方は言わば切り札ですからね。」

ナッツ「なーに、纏めて守り通せば済む事っすよ。」

エンルイ「万事お任せを。」

ナツミA「そうね、分かったわ。久々に本気を出せそうだしね。」


 ナツミツキ姉妹に四天王が揃い踏みの現状、この6人が1つである事を痛感せざろう得ない。この覇気は並大抵のものではないわ。


ミュティナ「守られっ放しでは忍びありません。私達も暴れてやりますよ。」

ミュティラ「父や母には穏便に進めと言われていますが、時と場合によっては本気も出さねば。」

ミュティヌ「やったるじぇ!」


 ノースリーブにミニスカートという普通の女の子の出で立ちの3姉妹。しかし背中に背負うマデュースシールドがそれを打ち消してしまう。本来なら相当な重量なのだが、例の重力制御の理の前では竹ぼうき並だと言うのだから怖ろしい。


シューム「何かアキバに行っても通用しそうな姿よね。」

ミスターT「コスプレか。今度コミケ辺りに出てみるかね。」

ナツミA「いいですね。と言うか私達の戦闘スタイル、それがそのまま通用しそうですけど。」

ミツキ「暴れてやれわぅー!」


 そう言えば以前、ミツキに誘われてコミケに赴いた事があった。自分の出で立ちからして、何らかのゲームのキャラクターなのかと問われた事も。普段から刻む警護者としての生き様、これがゲーマーの方々からすれば新鮮に見えるのだとか。嬉しいには嬉しいが、何かパッとしない心境だ・・・。



 簡単な打ち合わせを行い、それぞれ行動を開始しだした。ナツミツキ四天王やエリシェ・ラフィナ専属の9女傑は、ミュティ・シスターズの護衛を行ってくれると言う。四天王の力は承知済みだが、まさかエリシェ・ラフィナ直属の9女傑も加勢してくれるとは。


 ちなみにエリシェ・ラフィナは俺達と行動する事になった。まあ俺自身もいるし、更にはナツミYUにシュームもいる。そしてミュティナから託された重力制御ペンダントもある。怖いものなど何もないわな。


 リュリア・アサミ・アユミは超大型豪華客船で待機して貰った。彼女達は警護者ではなく一般人である。まだ本船の方が安全だ。それに現地には恩師シルフィアがいる。青髪の鬼神がいてくれれば、怖れるものなど何もない。


 今回の依頼は多重になる。ミュティ・シスターズを狙う愚物と、国家間外交会議に現れるであろう愚物だ。はたしてどんな様相か、十分注意して動かねば。




ミツキ「凄いですね、地球上で一番力を持つ国家の首脳陣が集まるとは。」

エリシェ「昨今の世界情勢から対話を重視する流れが強くなっています。今回はその先駆けとなる国家間外交と銘打ってのものでして。」


 流石のミツキも各国の首脳陣が集まる場所では語末“わぅ”は使わないようだ。しかし逆を言えば、その生き様を示したら凄い事になりそうだが・・・。更に驚いたのは、今回の国家間外交はエリシェの発案のようである。


ナツミA「本来なら和気藹々と行きたい所なんだけど、それぞれの国家は利権やら何やら裏の要因が見え隠れしているからね。エリシェさんやラフィナさんが携わる三島ジェネカンとは全く異なるものよね。」

ミスターT「悪い言い方では、誤った力の使い方だわな。」


 首脳陣の身辺警護は直属のシークレットサービスが担うようで、俺達は外交が行われる建物の周辺警護を任された。流石に頭を守らせてはくれないようだ。まあ逆を言えば、それだけ楽ができるというものか。


シューム「で、前回の様に不貞腐れを演じる訳ね。」

ナツミYU「半分は本音から至るものですけど。」

ミスターT「俺達は与えられた任務を全うするのみよ。それに本題はミュティ・シスターズの方だ。正直な所、国家間外交に興味はない。」

ミツキ「身内を最大限守り抜いてこそ、ですからね。」


 新たに製造したマデュースシールドを持つミツキ。両腰に愛用のマグナムを持つも、その漆黒のマデュースシールドの威圧感は凄まじい。某マンガの劇中の使い手が持つ3挺のうちの1挺である。模造品であれど、その力は間違いなく引けを取らない。


ミスターT「警護者故に何を持っていてもお咎めなし、か。」

ミツキ「フフッ、これこそ我が力の証ですよ。最低限の武装は持たないとね。」

ナツミA「さっきマスターも言ってましたよ、誤った力の使い方をするなと。直接的な力であれば、この位の武装はないと話になりません。」


 背中に担ぐ愛用のスナイパーライフル。それ以外に時限爆弾切り離し事変、通称ブラジャー作戦時に用いたスーパースナイパーライフルを持つナツミA。ミツキが動なら、ナツミAは静となるだろう。シュームとナツミYUと同じ気質である。


ミスターT「俺も何か作って貰うかなぁ・・・。」

ミツキ「Tさんなら“2つの牙”とか合いそうですね。」

ナツミA「それかダブル方天戟か。」

ミスターT「そっちの方がしっくりくるわ・・・。」


 同じく某マンガの別キャラの獲物。マシンガンを上下左右逆に連結させた形のものだ。丁度4枚羽根風車の2枚を用いた形に見える。ただ前後に銃口を配置しているため、下手をしたら自身を撃ちかねない危険な獲物でもある。アレの模造品に近い。実際には再現し辛いため、別の形になりそうだが。


エリシェ「アレですよね、双胴の光の剣と同じく扱いが難しいと。」

ミスターT「アレも相当扱いが厳しいと思えるが・・・。」


 エリシェが示したのは、某宇宙戦争はエピソード1、劇中のラスボス的な彼の獲物だ。双胴の光の剣と特殊な武器である。前者の銃口問題よりも深刻で、下手をしたら一発で首が飛びかねない。


ミスターT「と言うか、エリシェやラフィナがアニメや映画に精通しているとはね。」

エリシェ「息抜きを知らない時は、ただ学問がその方法でした。しかしミツキ様に色々と教わっていくうちに、何時の間にか結構ハマってしまいまして。」

ラフィナ「こう言っては大変失礼ですが、こんな面白い世界もあったのですね。」


 エラい瞳を輝かせて語る2人。あの暗号たるオーダーワンコを告げた時に、その元ネタを即座に把握したのだ。今では更にその世界を知ったようで、大企業連合の総帥とは思えない程のオタク風な雰囲気も出している。


ミスターT「今度みんなでアキバにでも行くかね。」

ナツミA「いいですね。」

ミツキ「アレわぅよ! コスプレして出陣するわぅ!」


 興奮気味に語ってハッとするミツキ。普段の語末“わぅ”に戻ってしまった事に。それに俺は笑ってしまった。周りの女性陣も釣られて笑っている。


シューム「うんうん、ミツキちゃんはその生き様が一番合ってるわね。」

ナツミYU「ですね。無理して形作るより、自然体でいた方が楽ですよ。」

ミツキ「う~む・・・善処しますです。」

ミスターT「何とも。」


 ミツキの生き様からして、凝り固まった姿は全く似合わない。超自然体で接してこそ真骨頂と言える。逆にナツミAは超自然体の極みに近く、恩師シルフィアに勝るとも劣らない覇気は凄まじいものである。この姉妹は本当に全てを超越しているわ。


 しかしまあ、国家間外交と言うだけある。地球上での力を持つ国家の首脳が揃い踏みだ。会議の内容自体にはノータッチだが、これで少しは良い世上になれば幸いだが・・・。


    第8話・2へ続く。

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