第14話 息抜きと言う名の非日常5 得手不得手と駄菓子屋(キャラ名版)
ミスT「そう言えば、宇宙種族から教師は出ているのか?」
ナセリス「出ていますよ。それでも、地球人ほどの人数には及びませんが。」
ミスT「多岐多様な能力を持つ面々なら、引っ張りだこになるかも知れないわな。」
本当である。宇宙種族の面々は何をさせても問題なくこなせる。臨機応変な対応が可能であり、その順応度は地球人の力量を超越している。顕著なのがデュヴィジェやディナリアだ。今はヘシュナやルビナも該当するようで、流石は宇宙種族と言うしかない。
対するナセリスだが、彼女は娯楽に勤しむ感じである。しかし、その力量はプロ顔負けの様相だ。生粋のヲタクでもあるデュリシラが感嘆しているぐらいである。趣味が転じて実用に化ける、そんな感じである。
またこの傾向は全ての宇宙種族達に当てはまる。先の各事変にて、裏方で大活躍していた彼らは生粋のヲタク気質の面々だ。今では躯屡聖堕チームの面々とも意気投合しており、最早手が付けられないほどのヲタクである。
まあでも、その娯楽に向ける姿勢が全ての力の源にも至っている。それに今は自由に生きられる時代である。無論自由とは自己責任の裏返しではあるが、それをしっかりと弁えれば何でも挑む事ができる。開かれた自由度は計り知れないと言うしかない。
ナセリス「マスターは勉学などは?」
ミスT「俺が頭が良い方に見えるかね・・・。」
素朴な疑問だったのだろう。ナセリスが俺に対して勉学を尋ねてくる。直ぐさまその道とは程遠いとボヤいた。どう考えても俺は学者気質ではない。それを聞いたシュームとナツミYUが噴き出した。その言動が正に俺の答えでもあるが、実に遣る瀬無い感じだ・・・。
シューム「アハハッ、君は博識者ではあるけど賢者ではないわねぇ。」
ナツミYU「ですねぇ。それでも、実戦経験から来る知識は計り知れませんけど。」
ミスT「そうですか・・・。」
笑い茶化すシュームとナツミYUに小さく舌打ちをする。だが彼女達の言う通りである。警護者の生き様からすれば、実戦経験から来る知識は相当積んでいると自負している。そうでなければ、今までの各事変を乗り越える事はできなかっただろう。
ちなみに、シュームとナツミYUも実戦経験から来る知識により、今の力量を持つに至っている。特に2人はやり手の主婦だ。その点だけでも相当なアドバンテージがあると言える。まあこれはナセリスにも当てはまるので、後は実戦経験次第で化ける感じだろうな。
行動で全てを覚えていく、これは警護者の気質である。何事にも順応してこそ真価を発揮していくのだから。無論そうしないと生きて行けないのもあるが・・・。
ナセリス「ま・・まあでも、マスターは生き様で全てを語り続けていますからね。そこは私も心から敬意を表しますよ。」
ミスT「お褒めに与り光栄な限りですわ・・・。」
慰め的に語るナセリスのそれに、皮肉を込めて返してみせた。それを窺い苦笑いを浮かべる彼女である。まあでも、俺には俺の生き様しかできない。となれば、それを徹底的に貫き通し続けるしかない。
人生とは一筋縄ではいかない。それを痛烈なまでに思い知らされる。その都度手探り状態で進むしかないのが実状なのだから。何ともまあな感じである。
雑談をしつつも、目的地の駅ビルへと到着する。同建物の入り口から衣服店へと向かった。数年前に訪れた事があるが、今も変わらずの様相に安心感を覚える。ただ、内部に出展されている店舗は全く以て様変わりをしていた。
まああれから数年が経過しているのだから、大きな変化が訪れてもおかしくはない。先に挙げた商店街のそれと同じである。長く永続する店舗は非常に希にもなってきている。老舗と言われるのは非常に少ない感じだ。
その中の店に駄菓子を扱う場を発見した。幼少期の思い出が蘇ったのか、自然と立ち寄ってしまった。シュームとナツミYUも懐かしい表情を浮かべている。ただ、ナセリスはこの様相を初めて見たようで、目を白黒させているのが印象深い。
そもそも彼女は地球人ではなく宇宙種族。大宇宙でどの様に過ごしてきたかは不明であり、地球での生活時も警護者を中心とした流れが多いと伺っている。となれば、こうした娯楽的な要素に触れる機会は少なかっただろうな。
喫茶店での軽い出し物として用いようかと思い、俺は多くの駄菓子を物色してみた。過去にミツキが買い漁ってきたのを思い出し、自然と笑みが浮かんでくる。茶菓子の常習者と言える彼女からすれば、店への売り上げの貢献者だわな。
そう言えば、最近は転送装置の応用で空間倉庫的な感じなのを編み出したようだ。発案者はデュヴィジェのようで、流石は宇宙種族のパイオニア的な感じである。空間倉庫となれば、距離の問題を解決する驚異的な力量だ。ファンタジー世界観でも同様の概念があったりする。
まあこれは宇宙種族のテクノロジーがあったればこそ実現できる。今の地球人には絶対に成し得られない力量である。その恩恵に与れる俺達は、心から恵まれていると言うしかない。何ともまあな感じだわ。
駄菓子店にて多くの逸品を入手して、本命の衣服店へと向かう。同店は駄菓子店の近くにあったので、それほど迷う事なく辿り着けた。これが東京駅とかだと、トンでもない事になる可能性がある。銀座なども同様だ。
過去に護衛対象の人物と足を運んだ事があるが、相手と一緒でなければ絶対に迷子になっていただろうな。それだけ地方在住の一介の住人たる俺には、とてもではないが訪れ難い場所である。
まあ俺自身が人混みが大嫌いなため、そういった場所に赴くのは超希になる。地元の駅ビルぐらいの規模なら問題ないが、東京駅や銀座周辺は言うまでもない。ただし、秋葉原は別物になるが・・・。あちらはヲタクの純然たる聖地だしな。
不思議な事に、秋葉原であればそれほど重苦しさは発生しない。人混み自体は苦手だが、そこに集うのがヲタク気質の面々だからだろうか。類は盟友を呼ぶ、そんな感じである。
第14話・6へ続く。
最近すっかり駄菓子屋を見掛けなくなった感じです><; 数十年前はかなりの店舗が存在したのですが、これも時代の波にもみ消されたと言うべきか・・・。あの頃が懐かしいですね(=∞=) ただ、ダイソーなどの店舗では、小規模ながらもその様相があったりもします。価格はマチマチですが@@;
と言うか、劇中でこれらの雑談を描いていると、本筋たる流れ、巨悪を倒すなどから掛け離れている感じがします@@; まあ既にラスボスは撃破した後なので、後日談的に色々と描いて探索者へと繋がねばと思う次第です。色々と追加する事が多々あって参りますわ(>∞<)




