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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第4部・大切なものへ
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第13話 母と娘と10 苦労人達の苦悩(キャラ名版)

ナセリス「ただ、これも何度も挙げていますが・・・。」

ミスT「ああ、これで終わりとは思えない、だな・・・。」


 案の定の感じだ。デュヴィジェやヘシュナがそうだったが、ナセリスの方も不穏な空気を肌で感じ取っているようだ。かく言う俺も同様だが、宇宙種族の彼女達の方がより一層強く感じ取れるのだろう。それだけ次の事変は大規模なものになると思われる。


 ただ、その事変が一体どの様なものなのかは分からない。分かる事は、過去に例がない程の様相というものだろう。惑星事変と黒いモヤ事変を越える事変など、そうそう起こって欲しくないものだが。


 それに、今回は地球で起こったものになるが、下手をしたら他惑星での事変も大いに有り得るかも知れない。今の人類が発見できていないだけで、既に地球型惑星は存在しているのだろうからな。更に言えば、そこに赴く手段がないのが何ともだが。


 ともあれ、起こる時は起こる、それが実状である。今までの各事変もそうして発生した。となれば、起こる事変に対して一歩ずつ攻略し前に進む、今はこれしかない。この先何が発生するか分からないが、後はその都度全力で突き進むしかない。それが警護者の生き様である。


 他力本願的な考えになりかねないが、実際にはその考えの方が楽な場合もあったりする。実に皮肉だと言わざろう得ないが、それが現実でもあろう。何ともまあな感じだわ・・・。


ディナリア「私は警護者ではありませんが、皆様方のお力になれるようご助力致します。」

ミスT「んにゃ、全く問題ない。お前さんやティリナさん達の顔が全てを物語るしな。」

デュリシラ&ナセリス「ですねぇ。」


 今後の決意を述べてくるディナリア。だが、実際の所は彼女と娘のティリナの顔が全てである。この笑顔を守り通す事こそが重要なのだから。そして、その笑顔が俺達の大事な起爆剤にもなる。


 そんなディナリアのそれぞれの肩を軽く叩くデュリシラとナセリス。心配するなという一念が込められているのを感じ取れた。これも母親同士だからであろうな。それにディナリアとティリナの年代を考えれば、デュリシラとナセリスの方が遥かに先輩格だ。放たれた一念は先輩としてのアドバイスそのものとなる。


 今もミツキ達と戯れるティリナを見つめつつ、小さく溜め息を付く。だが、その起爆剤的な生き様は本当に指針になる思いだ。凝り固まった概念に支配され易い大人には、純粋無垢の結晶とも言える子供の存在は正に特効薬の何ものでもない。本当に有難い限りである。


 ともあれ、母娘や総意の思いを胸に秘め、今後も俺達は歩み続ける。その思う一念がある限り、絶対に膝を折る訳にはいかない。少なくとも“俺は”そう決意を新たにした。


 すると、そこは“俺達は”と補足したいのだろう、デュリシラとナセリスから抱きつかれる始末である。その表情は1人にはさせないという思いが込められていた。本当に感謝としか言い様がない。今も和気藹々と戯れる面々を見つめつつ、俺達は暖かい目線で見守り続けた。



 人、もとい生命体は単体では絶対に生きてはいけない。淵源を掘り下げれば空気の問題などになるため、端から見れば屁理屈だと言われるだろう。しかし、実際問題はそれが避ける事ができない生命体の根源的問題でもある。


 過去の俺ならその考えに同調はできていた。少なからず、単体で生きようと思っていた時期もあった。だが、今の俺にはとてもではないが同調できない気質に至っている。前者は紛れもなく現実を見ていない証拠だからだ。屁理屈だと言われようが、後者の方が遥かに生命体として相応しい生き方である。


 となれば、その様な無様な思考など捨ててしまい、素直に自然的に身を委ねながら生きた方が遥かに潔い。実に皮肉な感じに思えるが、その概念が自然的な根源であれば考えるだけ徒労である。あまり好まないが、漠然と進んだ方が遥かにマシだ。


 何にせよ、今は周囲に心から感謝して生き続ける方がいい。むしろ、そうしないとドエラい事になるだろう・・・。それに、俺自身が無意識に周りを頼ってしまっている部分もある。同時にそれは相手側も同じ感じだ。


 持ちつ持たれつ投げ飛ばす、か。ミツキ流な生き様のこれは、最近何度も回帰している概念だが、これほど当てはまる生き方はない。共存共栄、正にこれである。


 俺の力が周囲に役に立つのであれば、心から喜んで手を差し伸べたい。それが俺の確固たる生き様の1つである。今後も奮起せねばな。


    第14話へ続く。

 若干短めですが、区切り所がここしかなかったので><; すみませんm(_ _)m 殆ど雑談ばかりですが、その繰り返しの先に諸々の生き様が存在しますので。これが自分流の小説でしょうか。何とも(-∞-)


 問題はこの後をどうするかなのですが、まだノープラン状態です><; もう少しでラストになりますが、次に繋げる布石などは挙げておかないと。今回のタイトルにも挙げましたが、創生者こと執筆者は苦労人そのものですね(>∞<)

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