第13話 母と娘と1 母親の奪還(キャラ名版)
その後もアキバ・コミケでの探索は続く。身内達が同エリア内に出払っているため、今はティリナと共に時間を潰すしかない。一応近場には躯屡聖堕メンバーとトラガンの女性陣がいるため、不測の事態は問題ない。
と言うのも、ここまで大々的な問題に発展しつつある事から、下手をしたらティリナへの横槍が発生するかも知れないと俺は読んでいる。これは散開した身内達からも、念話を通して警戒すべきだと挙げてきた。故に躯屡聖堕メンバーとトラガンの女性陣を派遣したのだ。
まあ彼らもアキバ・コミケの運営側にも参加者側にもなっているため、必然的に出揃う事になっている訳だが。実に皮肉だと言うしかない。
これが何もない状態で今に至ったのなら、相当な大事変に発展したのは目に見えている。現に今もその兆しが見え隠れしているのだ、決して過剰反応ではない。本当に不幸中の幸いだと言うしかないわ。
これは、全ての流れが片付いたら、話題に挙がっている作品をプレイしてみたいものだ。既にデュリシラからは、同作で共闘しようともオファーがある。1つ楽しみが増えた感じだ。
ヘシュア(ディナリア様の消息が掴めました。国内の某所に監禁されているそうです。)
ティリナと共に催しに参加していると、遠方のヘシュアより念話が入る。その内容は、消息不明だったディナリアの所在が明らかになったとの事だ。
と言うか、今では裏方で縦横無尽に暴れているヘシュアが探索に携わっているとは・・・。そう言えば彼女、ヘシュナに負けず劣らずのヲタク気質になりつつあったな・・・。
ヘシュナ(了解。私が直接暴れて・・・失礼、救出してきます。)
ミスT(お前さん・・・。)
直ぐに救出部隊を結成して乗り込むのだろうと思った矢先、ヘシュナの口からとんでもない言葉が飛び出てきた。救出自体は大いに同意するが、それは言い直しの流れである。本命は暴れたいというのが本音らしい・・・。
ただ、彼女の思いは他のヲタク気質の面々には、痛烈なまでに伝わったようである。そう、今回のその拉致監禁の内容に怒り心頭だったからだ。そこまで至る事から、ディナリア達が開発した新型VRMMOの作品は注目を浴びているようである。
ミスT(はぁ・・・まあ、可能な限り穏便に済ませる事。ティリナさんをこれ以上困らせない事。それを守れるなら“何をしても良い”と思う。)
俺の一言で、方々にいるヲタク気質の身内達の瞳が妖しく輝くのを痛感した。念話故のものだわ。既に行動を開始している人物達もいるようで、色々な念波が飛び交ってくる。
最近思ったのは、念話を通してそれぞれの思いが伝わるというもの。これは5大宇宙種族の面々ですら驚きの力量らしい。恐らく、先の黒いモヤ事変で何らかの力が働いたのだと推測ができた。
と言うのも、アレだけの規模の生命体を消滅させたのだ。そこに至る力量は、天の川銀河を超越するものだと言い切れる。そんなヤバい力を俺達は最前線で浴びたも当然な感じだった。となれば、変な力量が目覚めても何らおかしくはない。
そもそも、5大宇宙種族はそうして超絶的な力量を得てきたとも伺っている。そこから色々なテクノロジーを編み出していき、今の彼らの力量へと昇格していった。並々ならぬ努力の先に至ったものだと、話を伺った時にそう痛感せざろう得なかった。
そんな彼らの一族でもあるディナリア達が、画期的な作品を開発したのだ。注目を浴びるのは言うまでもない。開発者を拉致して力を得ようと思っても何らおかしくはないだろう。まあそれに対して要らぬトバッチリを受けたのが、目の前の幼子たるティリナであるが。
ミスT(・・・改めて痛感するが、黒いモヤ事変を乗り越えられて良かったわ。)
ミツキ(ですね、本当にそう思います。)
ナツミA(不謹慎だけど、この拉致監禁事変すらも、あの事変を乗り越えられなかったら起こらなかった事になるしね。)
ボソッと語った内容に、直ぐに反応してくれたナツミツキ姉妹。黒いモヤ事変を乗り越えられた事が、どれだけ幸せな事だったかを痛感させられる思いとなる。これは俺達だけではなく、他の面々も同様の思いを抱いている事が伝わってきた。
人知を超えた巨大な出来事、黒いモヤ事変。5大宇宙種族の面々がいなかったら、今の俺達はここに存在していない。本当に心の底から感謝するしかないわ。
デュヴィジェ(んー・・・とは言いますが、発端は小父様だと思いますけど?)
ミツキT(本当ですよね。デュヴィジェ様とお会いしなかったら、ここまで発展しなかったのは十分予測ができますし。)
ミュセナ(言葉は悪くなりますが、私達宇宙種族からすれば、マスター方の流れは些細な出来事の1つだったのかも知れません。大宇宙の流れからすれば、そう思えてしまいますので。)
ミスT(そうだな。)
ミュセナの言い回しは、確かに当時のミツキT達への悪態に近い発言だ。しかし、宇宙種族特有の大局的に物事を見よ、と言う概念からすれば些細な事である。だが、それが切っ掛けで黒いモヤ事変が解決できたのだから、心から皮肉だと言うしかない。
ヘシュナ(私も犠牲の概念は大嫌いですが、もしミツキT様の流れがなかったのなら、マスターやデュヴィジェ様が覚醒する事はなかったでしょう。となれば、必然的な流れだったのだと言うしかありません。)
ルビナ(ですね。まあでも、ミスターT様の立場からすれば、今の言い回しなどは腹が立つのは十分分かりますけど。)
ミスT(気にせんでいいよ。確かに腹が立つものではあるが、今の流れを思えば必然的だったとしか言い様がない。)
昔の俺がミュセナやヘシュナの言い回しを聞けば、間違いなく腹を立てていただろうな。しかし、彼らの存在とその概念を踏まえれば、大局的に物事を見ざろう得なくなる。実際に黒いモヤ事変が証拠となったのだから。
それに、今は精神体として返り咲いたミツキTがいる。それが何よりの現実だ。その彼女すらも、黒いモヤ事変での立役者になっている。デュヴィジェの小母としての存在が大いに強く残っている。
何と言うか、全ての物事には意味がある事を痛感せざろう得ない。これも昔の俺なら絶対に否定したのだろうが、今の俺はそれを心から肯定もできる。成長したと言うべきか、悩ましい感じだわ・・・。
第13話・2へ続く。
全ての物事には意味がある。そして、大局的に物事を見よ、と。上記の文面を書いていて、色々と思う所があったりします。今の世上ほど、それが如実に現れているとも言えますし。ただ、これも上記で挙がった通りですが、自分は犠牲の概念は大嫌いですので。認めざろう得ない様相でも、そこに否定的な一念も抱いてしまう。難しいものですわ・・・。
しかし、室内が37.3度と風邪引き時の体温と同じというのは・・・@@; 自分はとにかく夏が苦手で、今ではそれを通り越して嫌いになってしまいましたがね・・・(-∞-) 向こう数週間はこの様相が続きそうですわ><; 身体には十分注意していかねば・・・><;




