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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第4部・大切なものへ
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第10話 生命の力3 最終配置と雑談と(通常版)

(6大宇宙戦艦及び、全宇宙船の配置が完了。)

(黒いモヤの効果範囲外から併進を続けています。)

(ありがとうございます。)


 待つ事、数時間後。各船団が指定位置に到着したと語る躯屡聖堕メンバー。中央画面に表示されているその配置は、5大宇宙戦艦を中心とした星型となる。その中心手前に俺達が搭乗のディルヴォーヴル艦が待機していた。


(ぬぅーん、ロクボウセイの方が効果があるわぅか?)

(ん? それって、某大冒険は、“6基の塔”の投下位置よね。)

(うむぬ。一種の魔法の概念が働くなら、そう言った力を駆使するのもグッドかも。)

(ロクボウセイは黒魔術関連ですよね。実際にはファンタジーの域を脱する事ができないので、今はリアリティを重視した方が良いと思います。)

(まあこの作戦が不発に終わっても、同時にバリアとシールドの恩恵で封じ込めが継続していますからね。その中にガンマ線バーストを放てば一撃必殺ですよ。)

(俺達も消えやしないか心配だわ・・・。)


 メインプランが失敗した時のサブプランを、サラッと語るミツキT。むしろ、そのサブプランを実行した方が確実に遂行できるのだが・・・。


(失礼ながらですが、これも1つの検証実験なのですよ。この手法で黒いモヤを消滅させる事ができるなら、ガンマ線バースト発生装置は奥の手として位置付けられます。実際には使いたくない力の1つですし。)

(今ではなく、何れまた襲来する同じ輩を潰すための作戦か。)

(私達宇宙種族の常套手段でしたからね。今までは、ほぼガンマ線バースト発生装置での完全駆逐を繰り返してきました。ですが、貴方の作戦が有効打になるなら、実質的な核兵器の使用を行わなくて済みます。)

(下手をしたら、他の星団などに悪影響を及ぼしかねませんし。)


 宇宙種族ならではの観点を語るミュセナとルビナ。今現在の黒いモヤを消滅させるのも重要だが、後に同じ様な輩が到来した時の対策も兼ねてのものだと言い切る。確かに、宇宙最強の核兵器たるガンマ線バースト発生装置、これを使わずにいられるのなら有難い限りだわ。


(まあでも、もし失敗した時の保険なので、問答無用で使用します。下手をしたら私達が消滅するかも知れませんし。)

(力とは、使ってこそ真価を発揮する、だったな。)

(フフッ、そうでしたね。記憶を失われる前のTさんが、何度も語っていたものでした。)

(当時だと、小母様の財閥の力を駆使しての、徹底的な延命措置を行いましたし。)

(それをしても、逝去は避けられなかった訳だが・・・。が、今こうしてあるのは、その逝去すらも力の1つと取れる訳、だな。)

(ええ、そうですね。万事全てに無駄な事など一切ありませんから。)


 自身の逝去すらも、力の1つだと言い切るミツキT。当時の事は思い出せないが、それすらも糧として総意を守ろうと力に変換する、と。ミツキ流は生き様が根付いている訳だわ。


(まあ何ですか、今となっては生命体の極限とも言える境地に至りましたからね。あの小僧如き黒いモヤなんぞ話になりませんよ。)

(その通りですわ。あんな阿呆なんざ蹴散らすに限ります。)

(はぁ・・・そうですか。)


 幼少の頃にミツキTの影響を受けたデュヴィジェ。そのミツキTがヤンチャ坊主的な言動をすれば、それに呼応していくデュヴィジェである。偽デュヴィジェ事変での言動を見れば、怒らせたら恐ろしい存在なのは目に見えているしな。


(あら、それでも小父様の激昂度には到底及びませんけど?)

(本当ですよねぇ。生前時の話になりますが、妨害工作を繰り広げた阿呆共を、今よりも過激な殺気と闘気で完全駆逐して回っていましたし。)

(あー、あの時ねぇ。)

(あのドギツイ行動には、流石に震え上がりましたよ。)

(何ともまあ・・・。)


 全盛期の俺の怖さを知る4人。今よりも各段にヤバい奴だったとの事だ。この4人すらも相当な実力者なのに、その彼女達が言い切るぐらいの存在だったと。


(記憶読みで把握しましたが、あの様相を踏まえれば、私がミュティナ様方を挑発した時の貴方の激昂度が、まだまだ朝飯前だという事が痛感できます。)

(一歩間違えば、本当に殺しに掛かるのではと思うぐらいでしたし。)

(それをせずに、心を殺す事を実行しだしたのでしょうね。相当な鍛錬を経なければ、あの様な力は出せないと思われますし。)

(はぁ・・・過去の我が事だが、マジで化け物だわ・・・。)


 本当の俺を知る4人が語る内容に、周りの面々は顔を青褪めている。俺が言うのも何だが、今でさえ相当な力を持っていると思われる。それ以上の力となると、もはや人知を超えた様相としか言えない。


(人知を超えた最強難度、ワンフェッショナルわぅ!)

(何その気抜けした難易度。)

(んにゃ、そこらかしこにラインダンスをするダックスフンド軍団がいるわぅ!)

(アッハッハッ! それ、是非とも見てみたい光景よね。)

(何とも・・・。)


 恐怖で支配されるこの場を、即座に破壊するミツキのボケ。それに周りは爆笑してしまう。俺としては、ミツキやナツミAの方が遥かに怖いとしか言えないのだがな・・・。


(全部終わったら、何かゲームを組んでみましょうか。簡単のならできそうですし。)

(是非ともお手伝いさせて下さい。面白いプランを練りますよ。)

(ここは私も参加しないとダメですね。)

(ぬぅーん! ワンコでワッショイを発動してやるわぅ!)

(フフッ、この何とも言えない雰囲気は見事よね。)

(それは俺が言いたいわ・・・。)


 はぁ・・・何ともまあ。しかし、この姿勢こそが閉塞感を打破する最強の一手だ。それは確実に分かる。いや、そう思わざろう得ない。強さなどの次元ではない、彼らのどれもが超自然体なのだ。本当に凄いとしか言えないわ。


(まあ何だ、今はこのカス共を叩き潰す事に集中しますか。)

(うむぬ。こやつらを撃滅しない限り、わた達の野望達成には至らないわぅよ。)

(準備開始と参りますかね。)


 俺やナツミツキ姉妹の言葉に、周りの面々が頷いている。雑学や雑談に心置きなく走るには、目の前の黒いモヤを消滅しない限り無理な話だしな。


    第10話・4へ続く。

 区切った部分からして、ほぼ雑談で終わってしまった劇中><; 詳細描写が2割程度と恐ろしい事になってました@@; 何とも(-∞-) あと、ネタでダイの大冒険が挙がっています@@;


 と言うか、今週は色々と立て込んでいて、今だに探索者の金曜日分の話数が完成していません><; このままだと同日は停滞=休刊という事になってしまうかと><; 何とかせにゃ・・・(>∞<)

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