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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第4部・大切なものへ
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第9話 宇宙への旅路4 この日のために動く(キャラ名版)

 ブックマーク登録、ありがとうございますm(_ _)m もう少しでラストへと至りますが、まだその肝心のラストが完成していません><;


 ネタバレになりますが、既に探索者でも登場している“黒いモヤ=ティルフィア嬢”がラスボスとなります。ただ、まだ完全に自我が現れていないので、言わば前世の存在となるかと。


 ともあれ、警護者は何とか最後まで突っ走れそうです><; 探索者と苦労人は未知数ですが・・・@@; うーむ、何とかせんきゃ・・・(>∞<)

ミスT(万般に渡って、何でもできる女傑、か。)


 とにかく、周りを笑わさずにはいられない様子のミツキ。それは自然と出る力のようだ。つまり、それこそが彼女の真の力とも言える。周りを徹底的に支え抜いてくれていた。


シューム(正に宴会よね。)

ナツミYU(この場合、徹底的に楽しんだ者の勝ちでしょうね。)


 今も“踊る英雄”を踊るミツキに追随し、ナツミYUとシュームも参加しだした。それを見たミツキは、巫山戯ていた踊りから2人に呼吸を合わせだし、見事なダンスを披露しだした。笑っていた面々も手拍子へと変わっていき、仕舞いには歌いだすのである。


シルフィア(はぁ・・・ある意味、ディスコの踊りみたいな感じよね。)

ミスT(ディスコにしては、過激過ぎるのが何ともだが。)

シルフィア(まあねぇ。)


 一服しながら一同を見つめる。傍らで茶菓子を漁りつつ、呆れ顔のシルフィア。この踊りは、言わば俺達を鼓舞激励するかのようである。そこに込められた思いを巡ると、個々人の生命力の強さを垣間見る感じだ。


スミエ(どの道、このミッションを攻略しない限り、私達の未来はないですからね。今は完全勝利を勝ち取るまで、全力で挑み続けねば。)

ミスT(ばあさまは、これら激闘と死闘を何度も経て来ていると思う。今回も朝飯前な感じになるだろうけど。)

スミエ(個人的なら、相当な修羅場を潜って来たと自負できます。しかし、今回の黒いモヤ事変の様な超大なものは、初めて経験しますけど。)

ミスT(ばあさましても、今回のは初体験な訳か。)


 意に介した感じに見えないが、それでも初めての様相に不安と恐怖が見え隠れするスミエ。この超絶的な美丈夫をしてもそうなのだから、他の女性陣が戦々恐々なのは言うまでもない。


ミュセナ(時間の流れを超えてのものであれば、この中でこうした修羅場を潜り抜けた回数が一番多いのは、デュヴィジェ様方のみとなりますよ。)

ミスT(ほむ・・・一番ニューカマー的な感じなのにか。)

ルビナ(宇宙種族は時間と空間の概念が、地球人のそれと全く異なりますからね。つまり、貴方がデュヴィジェ様の幼少期にご助力した事は、言わば数万年以上の流れに匹敵すると。)

ミスT(忘れてはいるが、数年程度の付き合いだろうに。)


 うーむ、実に恐ろしい事を言ってくれる。ミュセナやルビナは、宇宙種族の中で筆頭格的な存在だ。ヘシュナやナセリスですら到底及ばないレベルである。その彼女達が口を揃えて言うのが、デュヴィジェが一番生きた経験が長いとの事だ。


デュヴィジェ(他の諸先輩方を超えてと言うのは、烏滸がましい感じになります。しかし、小母様の激闘と死闘、そして小父様の生き様への恩義に報いるため、時間と空間の概念を駆使して、広大な大宇宙を永遠な程旅して回りましたので。)

ミスT(外見的には若く見えても、実際には4大宇宙種族を超越する年を過ごして来た訳か。)


 なるほど、確かにそれなら彼女の据わり度が解釈できる。


 広大な宇宙の旅路となれば、そこに時間と空間の概念は通用しない可能性が出てくる。実際にデュヴィジェには、俺が認知する時間と空間の概念が当てはまらない。例の真空波の技もそれで、尋常じゃない年月を経なければ得られない業物だ。


 総意の為にと思い立ち、以後死に物狂いで修行と力の獲得に奔走した、それが彼女の生き様になるのだろう。そして、その恩恵が今正に受けられている感じだ。


デュヴィジェ(全ては小母様と小父様がそうさせたのですよ。当時はまだ弱輩者で、何の力もないじゃじゃ馬娘でした。)

ヘシュナ(私が初めてお会いした後から、物凄く気が遠くなる年数を過ごされて来たのですね。)

デュヴィジェ(万事を制する力を得るには、そうでもしないと得られません。それに、小父様と同じ誓願に立つ故に、私利私欲に走る事も皆無だった。本当に感謝しています。)

ミスT(感謝するなら、俺達の方なんだがな。)


 捨て吐くようにボヤくと、小さく笑うデュヴィジェ。その笑みには、尋常じゃない苦痛と苦悩の日々が込められているようだ。それ故の笑みであろう。


デュヴィジェ(何はともあれ、私の修行の集大成は、今日この時のためにあったと確信しています。数百年前に探知した黒いモヤでしたが、まさか天の川銀河にまで到来したのには驚きましたけど。)

ミスT(数百年前ねぇ・・・。)

ヘシュナ(地球時間換算だと、数ヶ月程度ですよ。)

ミスT(はぁ・・・そうですか。)


 もはや人知を超えた概念だわ。宇宙時間の数百年は、地球時間の数ヶ月相当というのだから。まあでも、それらが今回の特効薬になったのは間違いない。


ミスT(・・・まさかと思うが、偽デュヴィジェをけしかけたのは、態とだった訳か。)

デュヴィジェ(宇宙種族は時として、絶対悪の存在を使わねばならない時もあります。彼女はその尖兵だったと思いますよ。まあ、核兵器ではないので、問題ないとは思いますが。)

ヘシュナ(悪役を担う場合は、如何なる手段も用いる、これですよ。)

ミスT(全て仕組まれた流れだった、とな。)


 何ともまあ。あの偽デュヴィジェ事変すらも、全て仕組まれた事変だったとの事だ。確かに彼女を地球圏に投じて、その動向を見守るのも1つの手である。ミュセナが悪党共の記憶を消さず、南極事変で極悪として投じたのと同じ流れだろう。


スミエ(万事丸く収まるなら、そこへ対しての必要悪も必須でしょう。それに、デュヴィジェ様のは度が過ぎず、適切に力を調整されての投入でしたし。ヘシュナ様と同じ、場の力の出し加減の触りに近いですよ。)

ミスT(確かにな。)

シルフィア(デュヴィジェさんも、生前のミツキTさんを経て、自然と警護者の生き様に帰結した訳よね。だから、何振り構わず力を得る事を決意した。私達では考えられない時間と空間を駆使し、ありとあらゆる手法を用い得て行ったと。)

ミスT(俺には真似ができない業物だわ。)


 会話の途中で、ビアリナが手招きをしてくる。彼女の元に向かうと、表を指し示しだした。


 そこから見えたのは、今正に大気圏を突破して成層圏へと出た直後の様相だった。眼下には青い地球が鮮明に見えている。


 自然と手を握ってくるビアリナ。そこから感じたのは、過去にレプリカTa152Hでの、ダンデム飛行をした時の様相だ。


ビアリナ(あの時、一度でいいから、青い地球を見てみたいと仰ってましたよね。)

ミスT(ああ、そうだったな。)

ビアリナ(できれば、自らの力で共に見たかったのですが、願いが叶って良かったです。)


 そう語りながら、涙ぐみだすビアリナ。その彼女の頭を優しく撫でた。悲願とは、叶えてこそ意味がある、それを痛感させられた感じだ。


エリシェ(今の人類では、まだまだ軽々しく宇宙旅行は無理でしょう。しかし、何れ必ずその時が来ると確信しています。)

ナセリス(私達の力を使わずに、自らの力で至って欲しいですよね。)

エリシェ(今後の私達次第ですよ。)


 今も涙するビアリナを慰めるエリシェとナセリス。そこに色々な思いが込められている事を察知したからだろう。万般に渡って何でもできるビアリナだが、そこに至るまでの道程は相当なものだったろうな。


    第9話・5へ続く。

 思いは時として、時間と空間を超越する。理路整然と解釈できない物事ですが、自分(筆者)は実際にそれを実体験しています。それだけ、その瞬間の出来事は超越した感じだったのでしょうね。


 ともあれ、宇宙戦艦を用いて成層圏を脱した一同。一路、天の川銀河の端へと向かいだした様相と。これだけでも常識を逸しているのですがね@@; 今のリアル人類の技術力では、絶対に至れない領域ですし。流石はフィクション作品ですわ(何@@;


 しかし、そろそろストックがヤバくなっている警護者本編。探索者は一進一退(?)の流れが続いており、非常に危険な状態でも><; それでも、何とか最後まで突っ走らねば・・・(>∞<)

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