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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第4部・大切なものへ
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第8話 愚者の存在4 戒めてくれる存在の有難み(キャラ名版)

 ブックマーク登録、ありがとうございます><; 励みになりますU≧∞≦U 今後も頑張らねば(>∞<)

ミスT(・・・諸々の愚者共も、戒めてくれる存在がいれば、あそこまで曲がった生き様に至らなかったと思うわ。)

ミツキ(本当ですよね。ただ、以前姉ちゃんに悪態を付いた阿呆を踏まえれば、この世には煮ても焼いても食えない奴はいます。そういった輩だけは、徹底的に叩き潰すに限りますよ。)

ナツミA(そこは大いに同意するわね。放って置けば、要らぬ災いを振り撒き続ける事になるし。ルビナさん達が挙げた通り、些細な火種が銀河系を滅ぼす事もある。その火種がこれら愚者になるだろうしね。)

ミスT(悩ましい感じだわな。)


 本当にそう思う。些細な火種が銀河系を滅ぼすと言うのだから、実に恐ろしいものである。そういった悲惨な様相を、5大宇宙種族の面々は見てきたのだ。だからこそ、言わば実力行使で阻止に走っている。


デュヴィジェ(実際の所、5大宇宙船群全てに全地球人や他の生命体を搭乗させ、地球から離脱する事も可能です。しかし、それでは他の惑星などの生命体を見殺しにしかねません。ここは、黒いモヤの消滅を以て、総意を守る方が最短攻略とも言えます。)

ミスT(それは重々把握しているが、規模の問題が馬鹿げてるんだがね。天の川銀河を覆い尽くすまでに拡大しているとか言っていたしな。)

ヘシュナ(正直な所、そのぐらいで怯んでは話になりませんよ。天の川銀河以上の銀河が、それをも凌駕する黒いモヤなどに飲まれた事もあります。まあ、それは皆様方が生まれる遥か昔になりますけど。)

ミツキ(遠い昔、遥かワンコ系の彼方で。)

ナツミA(何そのワンコ系って。)

ミツキ(聞かない方が幸せだ、気にするな。)

ミスT(はぁ・・・。)


 またもやボケとツッコミの展開である。真面目会話の直後のそれは、痛烈なまでの一撃か。構えていなくても笑ってしまうのは、もはや彼女達の術中にハマっている証拠だろうな。


ミスT(まあ何だ、今は目の前の壁を1つずつ攻略だな。)

ミツキ(劣勢わぅか?! ふんっ、わた達がいればワンコに骨付き肉わぅ! やったるわぅー!)

ミスT(はぁ・・・そうですか。)


 何時になく燃え上がるミツキ。ボケを絡ませてくるが、その気質は本当に心の支えである。もし、俺だけでこの事態に遭遇していたら、間違いなく耐えられなかっただろう。


ミツキ(超チキン故に、途中で逃げ惑っていた、と。)

ミスT(はぁ・・・心中読みどうも。)

ナツミA(まあまあ。Tさんの気質は重々承知ですし。それでも、心から私達を支えてくれている。本当に感謝に堪えません。)

ミスT(持ちつ持たれつ投げ飛ばす、だしな。)


 一服しながら呟いた。今では彼ら無くして、俺自身は絶対に有り得ない。彼らが傍らにいてくれるからこそ、どんな困難だろうが立ち向かえるのだ。何度となく振り返るものになるが、それでもこの一念は絶対に変わらない。


ミスT(・・・愚者共も、戒めてくれる存在がいたなら、な。)

エリシェ(ですね。まあ、以前にも仰られてましたが、行った愚行の罪は償って頂きますけどね。)

ラフィナ(その愚行により、どれだけの被害を蒙っているか。局地的以前に、世界規模で災厄を振り撒いているようなものですし。)

ミスT(大企業連合と宇宙企業連合の腕の見せ所だな。)


 エリシェ達大企業連合と、ヘシュナ達宇宙企業連合。この2つの超巨大な軍勢があれば、地球上でのイザコザは問題ない。それでも巻き起こるイザコザは、虱潰しに狩るしかない。


 先の南極事変が決め手となり、世上の大規模なイザコザは終焉を迎えた。しかし、各国での細かいイザコザは今も続いている。いや、これらは永遠に終息する事はないだろう。人が人である以上、争いの生命は消えないのだから。


 しかし、ミツキ流生き様を以てすれば、これらイザコザも確実に終息に向かって行くのは間違いない。過大評価的に聞こえるが、実際に生命尊厳を重視した生き様に帰結するそれだ。俺達全員に備わる力を開花するだけである。まあ、言うは簡単・行うは難し、だが。


 それでも、最後まで諦めなかった者の勝ちだろう。今はもう、己が生き様が問われる時代になったとも言える。まだまだ膝は折れないわな。




ミツキ(右舷より魚雷、数12!)

ナツミA(・・・それ、回避できなくない?)

ミツキ(ぬぅーん! ワンコロ砲があれば一撃わぅ!)

ナツミA(はぁ・・・そうですか。)


 休憩がてらに、レプリカ大和の艦橋に上がってみた。ここも一般公開されているが、実際に動かす事はできない。まあ、簡単に動いてしまっては、大変な事になってしまうが。


ミスT(ここ、懐かしいな。ハワイ沖で軍服連中と交戦した時を思い出すわ。)

ナツミYU(懐かしいですね。あれから3年経過しましたし。)

ミスT(あの頃から、これら逸脱した兵装が出始めて、警護者の常識を覆す感じになったんだが。)

ビアリナ(バリアとシールドの概念がなかったら、初撃の攻撃で撃沈されてましたよね。)

ミスT(ああ、本当にそう思う。)


 表向きは黙って見学する雰囲気の俺達だが、念話ではバリバリ雑談を繰り広げている。特にミリタリーモノに興味がある面々が多いため、引っ切り無しにレプリカ大和に関する内容を語ってくれた。


ミツキ(高校生艦隊本編は、武蔵が主役艦の1つわぅね!)

ラフィナ(ですねぇ。“ネズミ病原体”の感染により、武蔵がラスボス化しましたし。)

ティエラ(アレですよ、駆逐艦の晴風が、世界最大の戦艦の1つの武蔵と対峙しただけで、轟沈も間違いなしの様相なのですけどね。)

エシェムL(攻撃力・防御力・耐久力共に雲泥の差ですし。機動力の面で勝っていたとしても、一撃貰うだけで必殺そのものですよ。)

ミスT(あちらの世界では、航空戦力が確立されていないからの。トマホークみたいに射出され、後に魚雷に分離する兵器しか、空中攻撃的なものはない。よって、対戦闘艦同士の砲撃戦が一番理に適った戦い方になるしな。)


 ネタを繰り広げる面々に、俺もミリタリーモノ魂が出始めてくる。ここは追随してみた。


 俺達の世界での戦艦大和などは、航空戦力の前に呆気なく倒された。武蔵はフィリピンで被害担任艦となり沈没。大和は沖縄特攻の前に攻撃を受けて沈没。どちらも戦艦の長所を発揮できずに沈んでいる。


 対して高校生艦隊の世界では、航空戦力は確立されていない。無人飛行船はあるもの、そこに攻撃能力はないようだ。よって、実質的に艦船同士の攻撃になるため、戦艦ほど強大な力を発揮する兵装はない。


 まあ、劇中での描写は手加減的な攻撃だった。本気で沈める事を踏まえれば、リアル側の大和に致命傷を与え続けた、片舷のみに魚雷を集中させる攻撃が有効だろう。武蔵の場合は左舷や右舷からの魚雷の襲来だったようで、沈没までに5時間ぐらい掛かったとの事だ。


    第8話・5へ続く。

 またもやネタの応酬@@; 特にレプリカ大和からの派生で、ハイスクール・フリートは「ネズミ病原体=ラット・ウイルス」「主人公達が搭乗の駆逐艦=晴風」など名前を変えています><; 晴風の原型は、実物の駆逐艦・雪風との事ですし。後は、武蔵と大和の撃沈の場面など(←こちらはリアルの史実側)。


 と言うか、艦船で対峙していた頃の劇中(警護者側)の方が、まだ見栄えが良かったのかも知れません。今現在の終盤は、相手は天の川銀河に匹敵する黒いモヤとなりますし(-∞-) 7大宇宙戦艦に各宇宙船を全て駆使しないと対処不能という感じですし@@;


 まあともあれ、警護者の後は探索者の流れがあるので、警護者本編はしっかり完結させねばなりません><; まだまだ先は長いです(-∞-) 最後に、今回は会話が多いので、キャラ名版での閲覧をお勧め致しますm(_ _)m

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