第7話 企業間抗争8 受け継がれし生き様(通常版)
ブックマーク登録、ありがとうございます><; あと数話(全体的に2~30ぐらい?)で完結となりますが、こちらは最後まで進めるかも知れません><; まだ最終話前と同話が完成していませんが><; 先は長いですわ(>∞<)
「異体同心は万事を制する。個々人の力は弱くとも、それが多く集まれば激変します。」
「ああ、そうだな。」
レジの近くでメカドッグ嬢達と戯れるミツキT。機械兵士の筐体を使っているからか、その連携度は凄まじいものがある。そもそも、機械が意思を持つ事はない。そこにミツキTの意思が重なっているのだ。天下無双とは正にこの事である。
「ミツキTさんは、諸々の流れが終わったらどうするんだ?」
「シルフィア様とスミエ様の身辺護衛をします。ここなどの警護は、Tさん方がいれば万全でしょう。むしろ、今の世上を見て回る事から始めませんと。」
「ああ、分かった。」
実質的に無限大の行動力を得たミツキTからして、今は世上の様相の把握が急務であろう。彼女の存在は、完全に調停者と裁定者を地で行くとも言える。
「ミツキT様は、警護者中の警護者と言えますよね。」
「実際に一度逝去されて、そこから舞い戻ったという。本来なら有り得ないものですが、5大宇宙種族の力を経れば十分有り得ますし。」
「淵源はTさんですが、それでも再度舞い戻った手前、後は警護者の道を貫く以外にないと言えますからね。より一層奮起せねばと思います。」
生命の次元に至り、過去も未来も見えたとも言えるのだろう。故にその境涯からして、警護者の道に進むのは、ある意味理に適ったものとも言える。
「Tさんはどうされるので?」
「俺か? 俺はまあ・・・何時も通りかの。」
俺の事を尋ねられ、改めて思い悩んでしまう。今の今までは、流れるがままに進んできた。その積み重ねが今であり、特に意識する事なく今に至る。改めて己の行動を問われると、窮屈してしまうものだ。
「できれば、私達と一緒に行動して頂きたいのですが、多分他方面からも数多くのオファーが出るとも思えます。それを踏まえれば、何時も通りの喫茶店常駐から、各行動に動いた方が良いと思いますよ。」
「そうだな。」
サラッと語る内容に、彼女の本音が読み取れた。本当は共にいて欲しいというものだ。しかしそれは、他の女性陣も同じ事を思っているのも感じ取れる。だからあえて、喫茶店の常駐で行動する事を挙げたのだろう。
「色々と気苦労させてすまない。」
「それも、何を今更と言った感じに聞こえるのですけどね。」
「ハハッ、確かに。」
「貴方の毎度のボヤきは、通例に近い感じですし。しかし、その恩恵が今の私達の対人話術になります。ミツキ様が縁、持ちつ持たれつ投げ飛ばす、これですよ。」
「本当にそう思うわ。」
一服しながら、ラジオブースを見る。今も生放送を演じるミツキ達。その姿は、正に模範的な感じである。超自然体の生き様こそが、閉塞感を打破する最強の一手なのだ。
「私達の場合、独占ではないのですが、加勢して頂くと助かります。」
「昨今の各事変の後始末が、物凄い事になっていますし。今は仲間達に任せていますが、それでも四苦八苦状態は否めません。」
「ふむ、またヘシュアさん達にご足労して貰うか。逆に彼女達は、諸々の監視を除けば、暇を持て余しているとボヤいていた。お前さん達のオファーとあれば、間違いなく喜んで馳せ参じると思う。」
5大宇宙種族の日頃の活動は、宇宙空間へと向けられている。今は黒いモヤへの監視だが、それを除けば警護者の生き様そのものだ。特に顕著なのが、疲れ知らずで動くデュヴィジェを筆頭に、デュネセア一族の規模が宇宙種族内で最大にまで至っている。
「そこに至った流れの補足ですが、他の4大宇宙種族の方々の補佐に回っていたようで。実際には4大宇宙種族の総人口は、デュネセア一族ありきの様相とも取れるとか。」
「言わば出稼ぎ状態か。種族的強さ以外にも、規模的な強さがあった訳だな。」
「デュヴィジェ様と対話をして分かりましたが、私の逝去後と航空機事変後からは、形振り構わず力を付け出したとの事です。元来から種族的規模は最大ながらも、質素倹約を維持していたため、他の4大宇宙種族より弱く見えていたとか。」
「蓋を開ければ、超大規模な強者達だった訳だ。」
なるほど、これなら各宇宙種族全体の規模が把握できる。
確かにデュネセア一族自体、色々な髪の色や体格を誇る面々が多い。他の4大宇宙種族と見間違うほどである。もしかしたら、シューム達と姿などが似る事から、他の全種族の影響を受けるのかも知れない。そう考えれば辻褄が合う。まあ、特例的な部分もあるだろう。
それに、デュヴィジェ自体が多岐多様の力を習得している事から、元来からそうした能力にも特化しているのだろうな。だからこそ、他の4大宇宙種族への加勢があるとも思われる。質素倹約を貫く故か、相手を立てる事も忘れないようだ。
「凄いですよね。よく考えれば、マスターが淵源だったとも言えます。デュヴィジェ様を覚醒させたのは、ミツキT様と貴方の力があってこそですし。」
「烏滸がましいながらも、本当にそう思います。そして、私の生き様が、小父様や皆様を奮起させるに至った。この生命が役立って良かったですよ。」
「・・・俺もあの時誓ったしな。お前さんの生き様を我が身に体現させ、周りを鼓舞激励する存在に至ると。そして、周りを誰1人として不幸になんかさせないとも。航空機事変での決死の行動、前の俺なら十分有り得るわ。」
ヘシュナの過去読みの影響もあり、時偶過去の様相が思い出す時がある。今語った内容も、当時の俺自身が決意し、そして実行した生き様そのものだ。全部は思い出せないが、前の俺の気質なら十分有り得る。
「膝など折ってなるものか。お前さんが命懸けで託してくれた生き様だ。今度はお前さんが生きたこの世界を、必ず守り通してみせる。」
「ありがとうございます。まあ当然ながら、その時は私も全力を以て加勢します。小父様の生き様は他力本願の域を超越していますから。これを信じねば失礼極まりない。」
「・・・あの女の子さんが、ここまで強くなるとはの。」
近場にいたダークHが、俺の目元をハンカチで拭ってくれた。それに気付くと、俺自身かなり号泣している。これも過去読みから至る、ミツキTの生き様の様相だろう。
「大丈夫ですよ、私達もいます。貴方1人に全部押し付けたりはしません。貴方は貴方の生き様を、宇宙の方を向いて貫いて下さい。私達は帰るべき地球を守り通します。」
「同じく。今まで数多くの事変を、私達の代わりに請け負ってくれていました。このぐらいでしか恩返しができませんが、私達なりの報恩を行っていきます。」
「・・・ありがとうございます。」
とにかく感謝の念しか沸かない。ウインドとダークHは、世上の表向きの部分で矢面立って行動してくれている。俺達が非合法で動く警護者とは対照的に、合法で動く警察官の道を貫き続けている。
「まあ今は、次なる一手の前に休むとしましょう。」
「次の一手が実質的に最後の戦いになりそうですし。」
「悩ましい感じだわな。」
そう言いつつ、それぞれの行動を再開する女性陣。今は目の前の課題を1つずつ攻略していくしかない。その積み重ねが各々の生き様となるのだから。
本当にこれで全てが片付けば良いのだが、実際にはスタートでしかないかも知れないな。警護者の戦いは永遠の闘争、本当にそう思うわ。だからこそ、今後も貫かねばならない訳だ。
黒いモヤとの対決は、それらを改めて思い知らされている感じである。
第8話へ続く。
思いは時として、時間と空間を超越する。大切な思いを、どの様に抱き、どの様に貫くか。これはリアルで大変思い知らされている概念の1つですわ。それに、今の世上ほどこの概念が問われる時はありません。結局帰結する前は、毎度毎度決まっているのが皮肉ですけどね。
ともあれ、物語は佳境に差し掛かっています。相手は天の川銀河に匹敵する黒いモヤ@@; 宇宙戦艦ヤマトの水生生物の比ではありません@@; まあ、相手が生命体であるという部分が、唯一の活路となるのでしょうけどね。大宇宙に存在するものは、全て生命体と例えられますし。
と言うか、探索者の執筆が全く進んでいません><; 明後日には次の話数に突入するというのに><; うーむ・・・非常にマズいですわ(>∞<)




