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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第2部・激闘と死闘
231/544

第11話 最終話・再来する集団1(通常版)

 この話数で第2部は終了です。引き続き、第3部に突入します><;

 南極事変から数ヵ月後に起こった燻り出し作戦。黒服連中と軍服連中が喫茶店に押し寄せて来たという事には驚いたが、むしろこちらから赴かずに出向いてくれたのは好都合だった。3大宇宙種族の総意で連中を捕縛、呆気ないほどに終幕した。


 しかしこれで終わりではない。まだまだ世界には燻っている連中が多くいるだろう。それら全てを駆逐しないと話にならない。今後も戦いは続くだろうな。


 まあそれでも最後の最後まで諦めはしない。警護者になった手前、死ぬまでその生き方を貫いてやるわ。それが俺の絶対的な生き様である。



 粗方終わった現状を踏まえ、シメの流れと言わんばかりに恒例の行動を実行。再びマンガやアニメの聖地とも言える、コミックマーケットに赴いたのだ。当然身内全員コスプレをしての参加である。


 前回の襲撃事変で、俺達の素性はヲタクの方々には知れ渡っている。コスプレに身を包んだ俺達が現れた事で、凄まじい盛り上がりをしだしたのは言うまでもない。それに全力で応える身内もまた凄いとしか言い様がないわ。


 まあ警護者の使命とは、周りを支え抜くという事に帰結する。それは全ての事に当てはまるため、この娯楽への参加も1つの帰結とも言えるだろう。ミツキの采配には本当に脱帽する。



 ちなみに不測の事態を想定し、今回は駐車場にトレーラーを待機させてある。内部には俺達の獲物が置いてある。今は最低限の武装しか施していない。


 まあ仮に今回も襲撃されたとしても、3大宇宙種族の実力が遺憾なく発揮されるのも間違いないわな。今できる事を最大限行う、これに限る。




「見事なレディースパーティーわぅ♪」

「前回は手探り状態だったからね。」


 前回は警護者で着用するスタイルで参加したが、今回はマンガやアニメの本編キャラクターに扮した形で参加している。詳しい作品は分からないが、1つだけ言えるのは俺の出で立ちに関しての苦悩だ。


「はぁ・・・どうにかならんもんか・・・。」

「ウッシッシッ♪ “金髪喪服美女”スタイルが似合っているわぅ。」

「実際の彼女は金髪ですけどね。マスターの場合は黒髪のロンゲですし。」

「何とも・・・。」


 マンガやアニメで有名な“某宇宙鉄道作品”。劇中に登場する謎の金髪喪服美女のコスプレを着用させられた。本家の彼女も背丈は高いため、俺の性転換状態に打って付けな感じだろう。ただ脛の部分まで伸び切っている髪の毛を隠したり染める事はできず、金髪ではなく黒髪での流れにはなるが。ナツミAが言う様に、劇中の彼女は金髪ロングヘアーである。


「で・・・お前達のそれは“奢れる者はドツボにハマる”か。」

「うむぬ、天馬三姉妹わぅ!」

「ミツキが三女嬢なのは分かるが、次女嬢と長女嬢は誰よ。」

「長女嬢は私で、次女嬢はナツミAさんよ。ちなみに上官嬢は師匠になるけど。」

「はぁ・・・ばあさまは上官嬢ね。」


 大規模な娯楽とあって、遠征中のシルフィアとスミエも帰国しての参加となった。彼女が言う通り、今回は三姉妹と上官の設定らしい。4人ともショートヘアーやミドルヘアーなため、カツラでカモフラージュできるのが強みだろう。


「ほほ、金髪喪服美女嬢ですか。というかTちゃんの名前からしてね。」

「む・・・むむっ?! にゃ・にゃ・にゃんとっ! 初めて知ったわぅ!」

「言わんでいい・・・。」


 俺の名前絡みの事を初めて知ったミツキ。興奮気味になっている事から、実際の俺の名前を知らなかったようだ。確かに通例はミスターTで通しているため、それ以外では語った事がない。まあ警護者になった時点で、過去の名前は捨て去ったのだがな。


「へぇ・・・そうだったのですか。まあ以前仰っていたように、警護者になられる時に過去の歴史は捨て去ったと言ってましたし。今はミスターTのままでよろしいかと。」

「そうね。T君はT君でも、ミスターTであり他の誰でもないわ。ただ、本当の名前からしてネタにされるのも覚悟の上よね。」

「本当の名前があってこそのミスターTですから、もっと誇りに思って下さいな。むしろその方が張り合いがあると思いますよ。」

「張り合いねぇ・・・。」


 確かに張り合いは必要だわ。警護者の世界では名前で押し殺す事も可能である。青髪の鬼神たるシルフィアの名が、警護者界最強の異名になっているのが1つの事例だ。この部分では師匠たるスミエよりも知名度は遥かに高い。


「思われた通り、シルフィア様の異名は私を遥かに超えていますから。青髪の鬼神を知らぬ警護者はモグリそのものです。」

「烏滸がましい感じですけどね。」

「名実共に最強の警護者だわな。」


 一服しながら思う。スミエの戦闘力も絶大的なものだが、一部の警護者にしかその名前は知れ渡っていない。対してシルフィアは名実共に最強と謳われる伝説の警護者に至っている。実に不思議なものだろう。


 遠縁のスミエが旧伝説の警護者で、恩師シルフィアが現伝説の警護者か。その2人ともに縁がある俺は本当に光栄極まりない。名に恥じぬ生き様を示し続けなければな。



 しかしまあ、身内のコスプレ度は凄まじいものがあるわ。全員がスタイル抜群の女性陣で、何をしても様になるのだから怖ろしい。ナツミツキ四天王やエリミナ・トーマスM、そして俺が野郎なだけだ。他は全員が女性である。


 特にトラガンの女性陣の成長振りが目覚ましい。数多くの戦闘などを経た事から、今ではそれぞれが一騎当千の女傑へと進化していた。当然大企業連合所属の警護者しかり、躯屡聖堕メンバーの警護者しかり。誰もが以前よりも遥かに強くなっている。


 何度も思うが、敵側は本当に大損をしている。各襲撃を行えば行うほど、俺達はその都度成長を繰り返す。団結力と結束力が高まり、一段と戦闘力が増していくのだ。本当にこちらを潰しに掛かりたいなら、最大戦力で攻めてくるべきだわな。まあそれらも跳ね除けるが。




「この平和がずっと続けば良いのにな・・・。」


 一同の盛り上がる姿を見つめていると、無意識に呟いた。恒久の平和は自然の摂理の概念から訪れる事はない。訪れたとしても、それは一瞬の出来事でしかないのも確かだ。


「・・・だからこそ、戦い続けねばならない・・・か。」

「自然とそこに回帰できるなら上出来ですよ。」

「私達の戦いはまだまだ続きますし。」


 懐から煙草を取り出し、自然と一服しようとした。すると間隔空けずに火を差し出してくれるエリシェ。ラフィナと共に何時の間にか傍らにいたのだ。しかも2人が着用し演じるコスプレも凄い。シュームも実戦で扱うスタイル、ゲームは妖艶美女の4挺拳銃を操る美女嬢とそのライバルであり相棒嬢である。


「へぇ・・・バトルスーツとあまり変わらないわな。」

「今回はかなり冒険しましたよ。」

「劇中のお2人は髪の毛を魔力で衣服に変化されていましたね。まあ実際には無理ですが、仰る通りバトルスーツに手を加えれば問題ありません。」

「何時もはメイド服風な姿が多いからな。後はフォーマルスーツか。」


 実際にエリシェやラフィナが着用するのはスーツである。しかもスカートではなくズボンで、その出で立ちでも十分戦闘ができるようにとの配慮だ。


「あの航空機事変から、フォーマルスーツに銃弾を通さない様に改良をしました。」

「俺が普段から着用しているコートの応用だったな。それにボディスーツもそれに当たる。マグナムの弾すら貫通しないし。今は一番強力なマグナムの弾すら貫通しないようにしたと聞いているが。」

「“生物災害5”でも出ている“S&W M500”ですね。劇中ではロケランを除いて最強の攻撃力を誇っていますし。まあそれすらも貫通させません。」


 ゲーム“生物災害5”または“生物災害5AE”でも登場するマグナム“S&W M500”。現物の反動が凄まじ過ぎて、安易に撃った場合の持ち手の人体への保証はしないと言う添え書きがある程だ。劇中でもその反動から連射はできず、正に一撃必殺の代物と言える。


「むしろ最近は弾薬を電磁加速させて射出するのも貫通させないように試みていますし。」

「物理的なレールガンねぇ・・・。」

「火薬では限界がありますからね。電磁力は火薬を超える速度を叩き出せますし。もし光の速度で射撃できる獲物があるなら、それこそが最大最強の兵器でしょう。」

「地球人の技術力だと無理だわな。」


 怖ろしい事をするものだ。電磁加速された弾丸を止めるというのは、もはや正気の沙汰とは思えない。もし貫通させないにせよ、人体への影響は計り知れない。化け物のような話だわ。


 電磁加速装置ことレールガンは2通りのタイプがある。1つは従来通りの実弾を電磁加速させて射出する手法。これが一般的で実用的とも言える。今の地球の技術力なら、実弾系のレールガンなら辛うじて作れるだろう。


 もう1つがエネルギーを電磁加速させて射出する手法だ。3大宇宙種族が十八番とする実質最強の兵器である。超大出力レールガンだと月はおろか、地球以上の岩石惑星すら一撃で破壊するというから怖ろしい。過去にミュティナが出したくなかったと言う理由が痛感できる。


 ファンタジー要素で例えるなら、物理的攻撃か魔法的攻撃かになるか。前者の実用的な感じのレールガンですら、核兵器を凌駕する超絶的な火力を誇っている。それでいて放射能を出さないとあるため、一部の国家は血眼になって技術獲得に暗躍している。


 もしそういった愚物が後者の空想的なレールガンを手にした場合、地球全国家を支配できる力を持つに至るだろう。核兵器を超越する獲物だ、抑止力としては申し分ないレベルだしな。


 まあ間違っても愚物への技術提供はないわな。悪役を演じていたヘシュナですら、その力の意味合いを心得て動いていた。自然的に善悪判断を行う要因を施したため、愚物には絶対に扱えない力となる。バリア・シールド・反重力機構などがそれだ。


    第11話・2へ続く。

 ついに・・・主人公の名前が・・・(-∞-) 詳細はお察し下さい@@;

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