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覆面の警護者 ~大切な存在を護る者~  作者: バガボンド
第2部・激闘と死闘
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第9話 究極の姉妹喧嘩4(キャラ名版)

黒服1「ぐぐ・・・何故この様な事に・・・。」

エリシェ「ハッキリ言いましょうか。貴方達がバカな事をしなければ、こうならなかったという事ですよ。」


 今回は今後に火種を残さないよう、連中を完全に縛り上げた。レプリカ大和時での軍服連中とは異なり、完全悪そのものの連中だ。このぐらいしないと周りの面々が納まらないわな。


ヘシュア「ミュセナ様、全球サーチはどうです?」

ミュセナ「彼らの気質やその悪度をベースに探索中です。時間は掛かりますが、確実に燻り出してみますよ。」

ルビナ「さて、屈強な精鋭揃いがそれ相応の戒めをしてくれますよ。覚悟はよろしいですね?」


 後から駆け付けで2大宇宙種族の精鋭中の精鋭が現れる。半分以上が男性陣だが、聞く所によるとルビナやミュセナに大変お世話になった面々らしい。その忠誠度は語れないぐらいの堅固さとの事だ。つまり絶対的に信頼できるという事になる。


ミスT「ルビナとミュセナ、虐待的戒めはあまり看過できんが。」

ミュセナ「大丈夫です、そこまで腐ってはいません。ただ二度と悪さができないぐらいの戒めは必要になりますが。これも私達のテクノロジーの1つで、記憶操作も可能です。悪心部分を絶対に抱かせないように、その部分を抑制はさせますよ。」


 屈強な面々に連行される黒服連中と軍服連中。叩き上げの戦烈の戦士的な風格を出しているからか、怖ろしいまでに震え上がっている。地球人が宇宙人を恐怖する部分は、精神的な揺さ振りを掛けるからだろうな。


ミスT「マインドコントロールねぇ・・・。まあ連中が行おうとしていた事を阻止するなら、その程度の戒めは黙認か。連中が更生して良い方に進むなら問題ないわな。」

ルビナ「マスターが思われている概念は地球人的解釈ですからね。私達の場合はその悪心で宇宙大にまで火種が飛ぶのを目の当たりにしてきました。全ては総意のため、その為ならどんな悪役でも担う覚悟です。」


 出会った頃のルビナとは大違いの風格を醸し出している。彼女自身は調停者や裁定者という概念を大変嫌っていたが、今ではその役割を最大限担っていた。彼女達には絶対不動の一念が据わっている。故にその大役は適任と言えるだろう。またこれはミュセナも同じである。



ヘシュア「さて・・・次の本題に参りますか。」


 そう言いつつ、呆然と眺めていたヘシュナ達に歩み寄るヘシュア。既に毒気を抜かれた感じの彼女達には、ヘシュアの怒りの形相は強烈過ぎたようだ。顔を青褪めて震えている。


ヘシュア「バカ姉の真の意図を察知できなかったのは素直に謝る。だが、アンタがした事は紛れもない迷惑行為。それなりの覚悟はできているんだろうな?」

ヘシュナ「・・・そうだな、行き過ぎた行動だった事は詫びる。何も言い返す事はない。」

ヘシュア「ヘッ、それを聞いて安心したわ。目を瞑れ、一発殴らせて貰う。」


 大丈夫かと周りの女性陣が不安の表情を浮かべるが、その彼女達を押し留めた。多分この展開だと本当の殴りじゃない。


 静かに目を瞑るヘシュナに近付き、その額に強烈なデコピンを喰らわせるヘシュア。それに周りの面々は呆気に取られているが、ミツキだけはニヤケ顔で頷いていた。どうやらこの粛清は彼女の受け売りだろう。


 意外な制裁に驚きながら目を開けるヘシュナ。そこには先程までの怒りの様相ではなく、慈愛に満ちた表情のヘシュアがいた。これが彼女の姉への本当の姿だろう。


ヘシュア「本当は強烈なシャイニングウィザードを放とうと思ったが、ミツキ様がデコピンだけにしろと言ってくれたんでな。これで全てチャラだ。」

ヘシュナ「そ・・そうか・・・。」

ミツキ「むふっ♪ ヘシュナちゃんが矢面立って全てを担ってくれた事への感謝もあるわぅね!」


 呆気に取られるヘシュナの背中をバンバン叩くミツキ。彼女より3分の2ぐらいしかない背丈のミツキのその行動は、シュームがしてくれる慈愛の一撃とも言える。見事なものだわ。


ヘシュナ「・・・全て見抜かれていた訳か。」

スミエ「何も分かっていないと思われていたのなら、それは私達の作戦勝ちでしょうね。Tちゃんは貴方を利用する事はしたくないと言っていました。しかし、望んで挑まれている貴方の一念を心から汲まれた。その彼の一念を私達も汲んだのですよ。」

シルフィア「正直な所、師匠にまで暴言を言った時は張り倒そうかと思ったけどね。そこはT君や師匠に免じて黙認するわ。2人に感謝しなさいな。」


 スミエとシルフィアの言葉でハッと気が付いた様子のヘシュナ。かなり怒り気味に俺を見つめてくる。まあその一念は十分理解できる。


ヘシュナ「・・・灯台下暗しだったとはね。あれだけ毛嫌いしていた貴方が、まさか私の傍らで全て支えてくれていたとは。」

ミスT「へぇ・・・お前や貴様とは言わないのか。何時もの悪態を付く姿に慣れたんだがの。」

ミツキ「ウッシッシッ♪」


 態とらしく悪態を付いてみた。出会った時の暴言の流れなどを踏まえて、その部分を指摘してみる。すると不貞腐れた表情を浮かべ、むくれだしたのだ。この姿は硬派な彼女には考えられないものである。もしかしたら硬派な姿は作っていたのかも知れない。


ミスT「まあ何にせよ、並々ならぬ決意がなければ生き様は貫けない。ヘシュナがどれだけの一念で動いていたのかは分からないが、結果が良ければ全て良しだ。むしろお前さんを騙す事になったり、利用する事になって本当に申し訳ない。」


 その場で彼女に深く頭を下げ謝罪した。結果が良ければと語ったが、それでも彼女を騙して利用した事には変わりない。その部分の謝罪はしっかりせねば。


ヘシュナ「・・・律儀な方です。」

ミュティナ「小娘には丁度良い気付けですよ。もっとドギツイ制裁をすべきですけどね。」

ミツキ「ぬぅーん! 悪態を付くなと言ったろぎゃー!」

ミュティナ「う・・うぇ?!」


 ミュティナの発言に逆制裁を加えるミツキ。その頭を掴まえてヘッドロックを放っている。即座に降参のタップをするミュティナだが、構わずに猛攻するミツキだった。それに周りは爆笑していた。ヘシュナ達も釣られて笑っている。もしかしたら、ミュティナが場の雰囲気を崩してくれたのかも知れない。それを察知したミツキも追随し、ネタという形で締め括ったのだろう。


シューム「はぁ、ミツキちゃんの采配には脱帽だわ。」

ナツミYU「ですねぇ。」

デュリシラ「ともあれ、これで一応は片付いた訳ですね。ただ不測の事態は付き物。今後も世界情勢を注視していきますよ。」

ナツミA「3大宇宙種族の力を総結集すれば、地球人の邪な一念なんか直ぐに見抜けますよ。」


 今もヘッドロックを放つミツキを見ながら呆れるナツミA。しかし彼女が言う通り、見通しはある程度改善したと言っていい。問題は諸々の流れを構築したヘシュナ達だろう。


    第9話・5へ続く。

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