転生成功…?
目が覚める。
そこに広がっている風景は2年前まで見ていた地球の、そして日本のものだった。
転生もしたことだし、改めて自己紹介をしよう。
俺は南河 結翔。
家系で代々大手薬品会社を運営しており、父は、その大手企業の3代目社長、世間でもよく知られている金持ちの家庭の中の1つだ。
転生後、記憶を取り戻すのに、結構時間がかかってしまったため、今は13歳。
中学2年生だ。
ここは、間違いなく日本だ。
しかし、1つだけ違うことがある。
それは、魔力が存在することだ。
この世界には、魔力が満ち溢れている。
もちろん、人間も魔力をもっている。
なのに、だれ1人として、そのことに気づいていないのだ。
まさか…。
《詳細開示》
悪い予想があたり、目の前にステータスが表示される。
~南河 結翔~
体力 4300 魔力5700
〈技能〉
体術 Lv58
剣術 Lv73
弓術 Lv31
魔力制御 Lv86
火属性魔法 Lv42
水属性魔法 Lv36
風属性魔法 Lv39
雷属性魔法 Lv32
土属性魔法 Lv47
聖属性魔法 Lv51
無属性魔法 Lv75
〈スキル〉
完全言語理解
完全言語使用
身体能力上昇
取得経験値2倍
記憶力上昇
〈称号〉
異世界転移
勇者召喚
聖剣に撰ばれし者
魔法創造
異世界転生
そこに書いてあったのは、ほとんど俺が前世で手に入れた、スキルや技能だった。
予想外すぎる!
あって困るものでもないが、こんなの他人に言ったら、厨二病扱いだよ!
しかも、地味にチートなんだよな…。
まあ、上手い飯が食べられれば、それでいいか。