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#01

はじめまして。

文才ミジンコ作者による初書き小説となっております。

このフィールドでは意味不明な文章と展開を繰り広げていきます(非意図的)ので閲覧の際はお気を付けください。


挿絵(By みてみん)




(神様、神様。お願いします。目が覚めたら僕をムキムキイケメン剣士にしてくださ…)


ハッと目が覚めた。

すると僕は思った通りの強そうなムキムキイケメン剣士に……なっているわけもなく。

僕は自室のベッドから足を下ろし、鏡の前へと進んだ。

そこに立つと、普段と何も変わらないヒョロヒョロの体と茶色の髪に寝癖をつけた、ちょっと情けない僕の姿があった。


これで何度目だろうか。

この世界に『転生』というものがあるのならば今すぐにしてほしい。


だって僕は…




~ダンジョン/南の洞窟 地下20階~


「セノさん!サポートよろしくです!」

「…セノ。いつもの…。」

「セノは後ろ下がってろ、怪我するぞ。あと、いつもの。」

モンスターとの戦闘中。

僕にパーティーの皆さんからいつものようにお声がかかる。

「はぁ…いきますよ。」

僕は不機嫌になりながらも、さすがに何もしないわけにはいかないので仕方なく。

仕方なぁく武器を構えた。

「…癒しの光。」

僕が武器である杖を掲げると呪文に反応して光出す。

その光が前衛の3人の傷を癒した。

そしてその後、僕の出る幕などあるわけもなく。あっという間に戦闘が終わった。

そのことを示すかのようにモンスターは光に包まれゆっくりと浄化されていった。


*討伐成功

*経験値を獲得した。

*アイテムを獲得した。


今日も順調に討伐成功。

そして僕たちはモンスターが浄化する時に残した素材を確保して、依頼達成だ。

こうして僕達は所属しているギルドに寄せられる依頼(クエスト)を達成し、その報酬で生活をする…という同じような日々を続けている。


…もう、おわかりいただけただろうか。


そう。僕は魔導師なのである。しかも…癒し魔法の白魔導師っ!

おかしくないですか!?なんで、男の、僕が!!白魔導師なんて職業やらされてるんですかぁぁ!!

普通アレでしょ?もっとこう、フワフワ癒し系の可愛い女の子とかでしょ?

心身共に癒してくれるような子の方が向いてるでしょ!!


…まったくもって理不尽な世界であると思う。

この世界での職業は、生まれつき決められてしまうのだ。

以前、街の教会にいる神官に職業変更を相談したところ、それは神から与えられた素晴らしい性質なのだからと変更はできず、あっさり帰されてしまった。


つまり、この世界での職業はランダムに与えられるもので、まるで神様の遊び心…と言えるのかもしれない。

納得いかないけれども。




「…セノ。どうした。」

時刻は夕方。今はダンジョンから街に向かって帰る途中である。

ぼんやりとこの世界の不満を頭の中に浮かべていたら、前を歩く仲間に声を掛けられた。

よほど疲れたような顔をしていたのかもしれない。


彼はノルダ。

僕達の中でも一番年上。職業は剣士。

パーティーのリーダー的存在でいつも的確な指示を出せる人。

見た目は黒髪でそこそこの…イ、イケメンである。

いざ戦闘になると率先して前に出て、彼の武器である大剣のパワーで敵を確実に倒す、エースポジション。


「なんでもないですよ。今日もレベルが上がらなかったなぁとか思っていただけです。」

本当にそのことを考えていたわけではないが、事実なので一応不満を漏らしておく。


「いいじゃないですか!今日もセノさん活躍していたですよ!」

と、ノルダの隣を歩くのは後ろで翠色の髪を二つに束ねる少女、シレルだ。


彼女はダガーと呼ばれる双剣を使い、舞を舞うような素早い動きで戦う超近接型の戦士である。

明るい性格でこのパーティーのムードメーカーともいえるかもしれない。


「…あたし…レベル上がった…。」

ふと僕が隣を見ると、さっきまで誰もいなかったはずなのにいつの間にか並んで歩く人物。

真っ黒なロングコートに身を包み、顔までフードを被っているため表情は仲間の僕でもよくわからない時がある。

たまに、肩まで伸びる銀色の髪を覗かせる。


彼女はセル。こう、普段無口なほうだけどいきなりボソッと話すのが特徴…かな。

あと、気配を消さないでほしい…驚くから。

そんなセルは僕と歳が近い。…けど、少し僕の方が上である。


「…歳はセノの方が上かもしれないけど、レベルはあたしの方が上…だから。」

「知ってるよっ!これは職業のせい!!…っていうか、人の思考読まないでくれるっ!?」

セル曰く特技らしいが本気でやめてほしい。

彼女の職業は黒魔導師。

僕と近いようでとても遠い、そんな存在である。


「ところでセノ、お前レベルいくつだ?」

「…………Lv.15ですけど。」

「…そうか。すまなかった。」

「ちょっとノルダ!?何の謝罪っ!!逆に虚しいからやめてくださいよっ」

これでも白魔導師としては頑張ってレベル上げた方だからっっ!

お願いだからそんな同情した目で僕を見ないでっ!?


「セノさんん…私のレベルを分けて差し上げますぅ…」

「いや、シレル。そんなバグないからっ。あったら強制的にレベル平均化させてるからっ」

本当にそんなことができたら僕のレベルはどれだけ上がるのだろう。


「セノ。頑張れ。」

「うん。ストレートな応援ありがとう。できれば君からは黒魔法を教えてほしいかな。」

本気で僕に戦闘方法を教えてください。


「セル、セノに魔法を教えてみたらどうだ?」

と、Lv.52のノルダさん。


「そうですよ!戦って回復できる魔導師!!憧れちゃいます!」

Lv.48のシレルさん。


「…別にいいけど。」

Lv.45のセル。

皆、何か色々言ってるなぁ。

…ん。ちょっと待って、今…。


「…え。セル、魔法教えてくれるって言った?」

「コツだけなら。…初期の魔法は簡単だろうし。」


いやったあぁぁぁぁ!ありがとう、セル!

仲間に感謝!!これでまともに戦える!

よし、今度ラーメンを奢ろうっ!


「そ、それで!?僕はどうすれば!」

「うん。…こう…」

セルは両手を動かし始める。

そうか、そこに魔力を溜めているんだな!それを頭の上に掲げるようにして…?


「シュッとしてバァーーーーン。」

一気に投げるのね。

うん。効果音共々意味わかんないです。


…結局セルのご教授は何の役にもたたず。

「やっぱり僕は死ぬまで白魔導師の運命なのか……」

ただ目の前の事実に肩を落とすしかなかった。


もう今日が終わる。

街は徐々に近づき、夕陽が沈んでいく。

そんないつもの光景を見て僕はため息を吐いた。




あれから同じような日々が繰り返され…。

~ダンジョン/新緑の森~


*討伐成功

*経験値を獲得した。

*アイテムを獲得した。

*セノはレベルアップした! Lv.20/白魔導師


(やったぁ…。つ、ついに、レベルアップだ…!)

戦闘後、頭の中で情報が流れ、僕のステータスが久しぶりに更新された。

こうして僕は、気づけばLv.20になっていた。

そう、ようやくこの時が来たのだ。


この時を待ち望んだのはいつからだったか。

…確か、僕がLv.10くらいになったときだったから…もう何か月も前になるかな。


そうして僕はギルドへの帰り道、決意する。

いつものような日は今日で終わりだ、と。

そんな僕の目に映る夕陽は、いつもと違って見えた。




~ギルド~

 

そして次の日。時刻は早朝。

僕は身支度を終え、昨日のうちに用意しておいた手紙をベッドサイドのテーブルの上に置く。

「これでよし…。」

僕は一度部屋を見回し、杖を手に持つと外に出た。

僕の部屋はギルドの二階。

結構古くなった木の階段が一歩踏み出す度にギシッと音をたてた。


一階へ降りると2人くらいで座る小さなテーブルが壁際に少し、6人くらいで座れる大きなテーブルは残りの空間にいくつも設置されている。

その壁際の席には1つだけ、2人用のテーブルをくっつけて無理やり4人用にしたものがあった。

―これが、このギルドで常連となっている僕達の定位置である。

あとは、いつも見ている依頼の掲示板と、それを受注するためのカウンター、その隣に料理を注文するためのカウンターがある。

ギルドといっても、普段から多くの人で賑わい、普通に食堂として一般開放されている場所なのである。

そんな一階を見渡すと、昨日いいことがあって飲みすぎたのか、テーブルの上でイビキをかいて寝ている男が数人いた。

いつもガヤガヤしているこのギルドは、今は暗く、イビキだけが静かな空間に響きわたる。


…ここで起きている者は僕だけ、ということ。

僕の仲間も今頃ギルドの二階の部屋やこの街のどこかの家で眠っていることだろう。


僕は、ギルドで眠っている男達を起こさないようにそっと掲示板に近づき、眺めた。

いつもは皆と相談して決める依頼書。

パーティーのバランス、距離、難易度、報酬…。

それらを加味して判断していたっけ。

今日は僕が一人で決める。

だから、一つ一つをちゃんと確認しなければ。


*星8/推奨Lv.40/急増する猛毒肉食花の討伐/8600ベルツ

*星1/推奨Lv.1/近所のお婆さんと山菜採り/料理振る舞います。

*星10/推奨Lv.50/モンスターの棲み処となった湖のエリアを解放し、その湖の浄化を行う。/15000ベルツ/※浄化魔法必須


…などなど。

内容はモンスターの討伐依頼から、まるで子供のお使いレベルのものまで多数存在する。

ちなみに『ベルツ』というのはこの街で利用できる硬貨であり、大体1000ベルツあれば1食食べられると思っていてほしい。

つまり、3000ベルツあれば一日の食べ物に困らない、5000ベルツあればその日泊まるところまで困らない、といった感じだろうか。


今僕が見ていたのは一人から挑戦できる星1~10までの難易度を掲示しているものだ。

この他に、僕達もよく受注するパーティー用の掲示板とか、あとは…。

僕はゆっくりと振り返る。

ちょうど入口と反対側。一番奥に黒く塗りつぶされた掲示板とそこに貼られる2、3枚の赤い紙。

普段から近づく者もいない嫌なオーラを放ち、妙な存在感のある掲示板。

これに挑戦して帰ってきた者を僕は知らない。

いや、でも…。


…まあ、一般民ではまず挑まない依頼であることは明らかであり、()()とでも呼ばれる人が挑むのだろうと思う。

僕は一般的な魔導師で、自分の実力もわきまえているのでこんな依頼を受けるわけもなく。


「…ん、これならいいかな。」

普通の掲示板から紙を一枚取った。


*星4/推奨Lv.20/初心の洞窟に現れたスライム討伐/3000ベルツ


ちょうど推奨レベル。

場所もレベルの低いモンスターが集まる初心の洞窟。

まあ、無理なくクリアできるところだろう。

そうと決まれば…。

「……行ってきます。」


僕は紙をバッグの中にしまい、カウンターの受注票に『セノ』と名前を書く。

これで依頼開始だ。

僕はギルドのドアをくぐり抜け、まだ薄暗い街の中を歩き出した。


…そう、僕がいつかやろうとしていた事。

それは、僕が単独で討伐系依頼をクリアすることだったのである。




~ダンジョン/初心の洞窟~


「ここか…。」

洞窟に到着したのはあれから一時間くらい歩いた時だった。今は朝6時くらいだろうか。

ちょうど辺りが明るくなってきたところである。

しかし、ここは洞窟の中。

はっきり言って時間帯は関係なく、僕が持ってきたランプがないと若干周りが見えない暗さである。


「…こんな時セルがいれば、炎の魔法とかでランプもいらないんだろうけど…。」

…おっといけない。依頼開始早々にホームシック(?)になるところだった。


「モンスターもあんまりいないな…」

(モンスターも寝ているのかな、こんな時間にすみませんね。)

と思いながら洞窟の奥へと足を踏み入れていく。

…そのとき。


*モンスターが現れた!


洞窟の奥からやってきたスライムと遭遇した。

僕は気を引き締め、杖を構える。

スライムは一体。

慎重派の僕はまず、魔導師の初期スキルである相手を分析する能力を使った。


*ポムスライム Lv.1 HP20/20 属性 なし 

戦う気はないようだ。


(これは…討伐依頼のモンスターじゃないな。)

それにさすが初心の洞窟。

相手は凶暴性の低いモンスター。

なので…僕は迷わず『逃げる』ことを選択した。

これは面倒臭くて逃げたとか、怖くて逃げたとかではなく。

僕は無駄な戦闘を好まない(たち)なのであるわけで。

いや、ほんとに。Lv.1相手に怖くなったとかそんなわけじゃなく!




…そんなことを続けているうちに、僕は洞窟最深部の方へ到達した。

この洞窟はそんなに広くもなく、僕が戦闘する必要のないほど弱いモンスターばかりであったのであっという間の出来事だった。


*モンスターが現れた!


「またスライムさんかな?」

すっかり見慣れた戦闘告知と敵の気配。

若干遭遇しすぎてポムスライムと友達気分の僕は見慣れたシルエットが現れるのを待った。


………………ゴゴゴ。


(……………あれ?)

突然の地響き。


(いや、ちょっと待って。僕はこんな展開待ってなかったよ?

いかにもヤバそうな地響きなんて待ってなかったよ!?)

しばらくして現れたモンスター。

それは、見慣れていたスライムの形……の特大版(しかも目がデフォルトで怖い)。


「」

僕は言葉をなくした。

(こんなの聞いてませんけどぉぉっ!!?)


*デビルスライム Lv.30 HP350/350 属性 水 

お腹を空かしているようだ。


(はい、喰われるぅぅぅ!!朝食にされるぅぅ!?

…ってか強すぎじゃあありません!?え、ちょ、推奨の噓つきぃっ!!)

心の中で叫びながら若干涙目の僕である。


「こ、これはもう逃げるしか…!」


この世界では、Lv.1の差が大きく、Lv.5以上離れているモンスターと遭遇したら迷わず逃げるのが普通なのだ。

そう…たとえスライムであっても!

僕は瞬時に判断して全速力で引き返そうとした。

しかしその時―


*逃げられない!


頭の中にそんな警告が出た。

…出てしまった。


「………。」

強制的に僕の体が硬直する。

戦うしかないことを体が告げている。

この警告が出るのは、相手の速さが僕の速さをだいぶ上回っている時。

つまり、逃げても追いつかれるから意味がない、ということ。

むしろ背後を見せると今以上に危険が及ぶことを示す。

だから逃げるよりも戦え、と僕の中にあるわずかな戦闘員としての心が訴える。

こんな時、僕の職業が『盗賊』とかであれば、速さを上乗せするスキルを使って逃げられたのかもしれないが。

…あいにく、僕はこの世界で『戦う非戦闘員』と意味のわからない通り名で呼ばれる白魔導師なので当然、成す術はない。


(………わかったよ。

僕だってLv.20まで上げてきたんだ。力も多少上がったはず。

攻撃魔法が使えなくても、物理攻撃を当てて逃げて、回復。

うん。これを繰り返していけば……勝てる!)

頭の中で勝利への戦略を練り上げた。


(ノルダだったら「そんなチマチマした戦略じゃなくて突っ込んでいけ」

とか言いそうだけど、僕なりに配慮した作戦だ。

シレルだったら「セノさんがそう決めたなら、私はトコトン付き合いますよっ!」とか言ってくれそうだな。

セルはまぁ、無言だろうけど、なんだかんだで協力してくれることはわかってる。…本当、いいパーティーだよね。

あ、別にこれ、死亡フラグとかじゃないですよ。これから戦うんですからね!

…よし、集中…!)


僕は杖を正面に構え、相手との距離を測る。

確かに僕の5倍はありそうな大きな敵だけど、相手はスライム。攻撃は効くはずだ。

少しずつ距離は縮まっていく。


(…大丈夫、Lv.10の差なんて大したことない。

いつもなんて皆のレベルに合わせるからもっと酷い状況じゃないか。

それこそ、一撃で戦闘不能になるんじゃないかレベルで。)


一瞬、スライムの動きが止まった。


(大丈夫、いける!………今だっっ!)

「はあぁぁぁぁっ!」


僕は跳躍し、杖を大きく振り上げ…デビルスライムの真上から叩きつけた。

僕の持てる全ての力を振り絞って。


この一撃で戦闘が終わることを祈りながら。




*デビルスライム LV.30 HP349/350 属性 水 

機嫌が悪そうだ。


「…………。」

(…え。まっったく効いてない。)


「…………。」

(…あ、あれかな、これはジワジワ後から効いてくるタイプのやつかな?)


*デビルスライム:属性効果で10回復。


*デビルスライム LV.30 HP350/350 属性 水


情報が頭の中で更新されていく。


(おっと、まさかのオート回復ですか!僕もそんな特性がほしいです!)

……ではなく。


これは………詰んだ。


*デビルスライム:体当たり


直後、凄い勢いでこちらに突っ込んで来た。

そのまま僕と熱い抱擁を…なんてことはなく。


「うわぁぁぁぁっ!」


僕は何もできないまま、スライムに吹き飛ばされた。

スライムだから、ぶっちゃけそんなに痛くなかったんだけど、何故か洞窟の壁まで飛ばされ、体を打ち付けた。

(あ…さすがにこれは痛いです、スライムさん…。)

僕は痛みに顔を歪めながらも立ち上がり、そこからさあ反撃するぞと思ったら…

ログアウトするかのように僕の視界がぼやけ、暗くなっていく。


(…いやいや、え?ちょっと待って。何これ。

体が動かない感じなんですけど!?

待って、待って!そんなに今の攻撃自体は痛くなかったよ!おーい。)


*…セノは戦闘不能になった。


(えええ!?嫌だあぁぁぁっ!なんか格好悪いじゃないか!

ダメージをペチンッって与えてスライムの反撃で終わるなんてサブキャラ以下じゃないかっ!

もっとこう、ドラゴンと戦って~とか、せめて仲間を守って戦闘不能とかさぁ!)


*…セノは戦闘不能になった。


(………おK。ちょっと落ち着こう。

たまたまぶつかった壁に頭を強く打って、一時的に意識がないだけかもしれない。

意識さえ回復すれば僕の魔法で回復できるし…焦ることはないさ、うん。)


*…セノは戦闘不能になった。


なんだか体が軽くなってきた…ような気がする。

…ダメな方向で。


(待って!待って!いや、ほんとうに。ちょっとこの展開はキツイっす。

ちょ、やり直させてください。

もう一回やり直させてくださーーい!何でもしますからっ!)


*…セノは戦闘不能になった。魂の転送を開始します。


(最期がスライムの体当たりとか嫌だあぁぁぁぁっ!)


…そんな僕の心の叫びを無視して意識共々フェードアウトした。

※まだ未完成です!

マイペースに続きを書いていければいいなぁと思います。


((挿絵を入れてみました。お目汚しすみません!))


こんな小説ではありますが、閲覧してくださりありがとうございました!


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