移動中で
「それでアルナール、僕らは剣を直した後はどうすればいいんだ?」
アルナールの知り合いの鍛冶師の所に向かうため森の中を歩きよる途中で僕は約束通り、アルナールから僕らの作戦内容を聞いた。
「お前には剣が治り次第星華を助けに行ってもらう。もちろん場所も教えるから安心しろ」
「それが僕らのやることか・・・・・・」
「星華を助ける」それだけを聞けば簡単そうに聞こえるが、星華を助けるということは一人でアストロギアと戦わなければいけないということだ。
「後ショウにはもう一つやってほしいことがある」
「もう一つ?」
他に何をするのか全く検討がつかず、アルナールの話に耳をかたむける。
「これに関しては出来るか出来ないかはお前次第なんだが・・・・・・」
歯切れの悪い言い方をするということはかなり大変な事なのだろうか。
「どんな事だろうと僕はやるから言ってくれ」
「・・・・・・それもそうだな。既に三つも使いこなせているんだ。なんとかなるだろう」
「三つ?」
それが一体何の数なのかは分からなかったが、アルナールから話された事によりその数の意味を知ったと同時に僕の中で謎となっていたものが明らかになった。